今日は、衆参の議院運営委員会で安倍前総理を参考人として出席を求めて、桜を見る会前夜祭を巡る数々の虚偽答弁について質疑。
冒頭、安倍氏から検察の捜査の結果を踏まえて政治資金収支報告書の訂正を行ったとの報告があり、昨年秋以来の国会答弁に事実に反するものがあったので答弁をただす機会をいただいた旨の説明がありました。
しかし、どの答弁のどこが事実と異なっているのかが具体的でなく、なぜ、そのような答弁をしたのかという理由も述べられませんでした。
質疑ではそのことが焦点となりましたが、野党の質問に対、する安倍氏の答弁は、秘書のせいで、自分は知らなかったという弁明のみ。関係のないことを長々と答弁して質問時間を奪うやり方も現職時代と同じで、まったく反省は感じられません。
日本共産党からは宮本徹衆院議員、田村智子参院議員が質問。会費では足りない費用を補てんすることは法律違反であることを認識していたからこそ、収支報告書に記載していなかったのではないか、補填の費用を安倍氏の口座から立て替えたというが本来は誰が払うべきものであり、その原資はなどただしましたが、まともな答弁はなし。
衆参とも一時間ずつで、わが党はそれぞれ7分。安倍氏からも納得のいく答弁はなく、問題はいっそう深まりました。やはり、偽証罪のある証人喚問が必要。午前中に行われた衆参の予算委理事懇でも野党側が強く求めました。
今日は吉川元農水大臣の事務所に捜査が入ったニュースが午前中から飛び交い、昨日、検察審査会が黒川元検事長について「起訴相当」の議決を行ったことも加わり、安倍政権の負の遺産が噴出している感じがします。