まずは朝。同条約が採択された2017年の国連会議に参加した際にも締めた、高校の先輩で被爆者である三宅一生さんのブランドのネクタイを締め、胸には東京の被爆者団体協議会の折り鶴バッチを付けて気合いをいれました。
三宅さんは被爆体験を封印されていましたが2007年、オバマ演説に心を動かされ、7歳の時に被爆したことを明らかにし、ニューヨークタイムスで核なき世界を呼びかけられました。こうした被爆者の声が世界を動かしたのです。
冒頭、児玉三智子被団協事務局次長が、「亡くなった多くの被爆者に、あなたの命を奪った原爆は国際法で違法になったと報告したい」と挨拶。その思いを込めて黙とうが行われ、私もパソコンの前で黙とうを捧げました。
各党代表の挨拶では笠井衆院議員が「わが党には被爆二世の国会議員として本村、井上、私と三人いるが、代表して私が挨拶します」として条約発効の意義と決意を述べられました。
午後の代表質問では小池書記局長が、「核無き世界」に向けた新しい世界の始まりを心から歓迎するとのべ、いまこそ被爆国にふさわしく世界への発信と行動をと、条約への署名・批准を菅総理に迫りました。
菅総理は相変わらず、署名する気はないとのべ、核保有国と非保有国の「橋渡し」をすると強調しましたが、政府がやっているのは核保有国の「お先棒担ぎ」。この政治を変えねばとつくづく思いました。
亡くなった多くの被爆者に、「あなたの命を奪った原爆を違法とする条約を日本も批准しましたよ」と報告できるように。