参考人の一人は、罰則規定に反対する医学界連合の声明のとりまとめをされた東大の橋本秀樹教授。罰則を盛り込む感染症法改定について、医療機関や保健所にとって「住民に納得に基づく協力をえるのが職務でありプライド」と述べられました。
そのうえで、罰則で禁じても「それ以外はいい」と人々は考えてしまうとのべ、「なぜ、やってはならないのか」を理解してもらうことが大切と強調されました。
また、刑事罰でも行政罰でも適用する場合の保健所の負担は同じで、通告義務や証拠の提出などに膨大な時間を取られることになり、これ以上の負荷を現場に与えるべきでないと述べられました。いずれも重要な指摘です。
月曜日に内閣委員会で対政府質疑が行われます。