大聖院は千二百年の歴史を持つ寺院。吉田正裕座主は本山の宗務総長として京都の仁和寺におられ不在ですが、艦載機の岩国基地移設前に志位委員長が懇談した際、「宮島が世界文化遺産になったのは、厳島神社だけでなく、山々、原始林、海が一体となった調和があればこそなんです」と、移転反対の立場をのべられました。
船で戻り、廿日市市内で「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」の坂本千尋事務局長らと懇談。「終の棲家として移住してきたのに孫が騒音を怖がって来ない」「騒音でノイローゼになり引っ越した」などの住民の声をお聞きししました。
その後、岩国基地、宮島、廿日市市、広島市内を一望できる山頂へ案内してもらいました。この狭い空域を米軍機が低空飛行することのひどさを実感しました。
続いて広島県庁に行き、辻県議と一緒に県国際課から米軍機の低空飛行や騒音被害の実態、国に対して訓練中止や騒音対策を求めていることについて説明を受けました。
二日間、充実した調査ができました。ご協力いただいたみなさんに感謝です。