質疑の中で、安全保障上の日米の役割分担の下で「思いやり予算」が適切な内容、水準となるよう対応するとの答弁が繰り返されました。
しかし、そもそも条約上日本に負担義務がないものであり、適切な内容、水準などありません。しかも在日米軍基地は安保条約の範囲をはるかに超えて世界的規模で米軍が自由に展開する基地となっています。このような負担をさらに続けることは容認できません。
「提供施設整備ではなく米軍再編経費なので別制度」という屁理屈で負担するのもですが、国民の税金を米軍の娯楽施設に使うことは同じ。国民の理解は到底得られないと中止を求めました。
都心上空の米軍ヘリによる低空飛行問題も取り上げました。いまだに「毎日」が動画も公開して報道した航空法の最低安全高度以下の飛行について、「米軍に事実関係を確認中」とする外務、防衛両大臣を野党各党が批判。「最低安全高度以下は論外だが、そもそも一国の首都の中心部の上空を他国の軍が訓練飛行するなど許されない」と強調し、日米地位協定の抜本改定とともに緊急に都心上空での訓練の中止を米側に求めるよう迫りました。
官邸前では辺野古基地建設の埋立に遺骨の残る土砂を使うことに反対して宜野湾市出身の金武美加代さんハンストを継続中。先日の質問で中止を迫ったことをお話しし、激励しました。