衆院予算委は基本的質疑3日目。日本共産党から穀田衆院議員が質問に立ち、敵基地攻撃能力と日米共同作戦訓練について岸田首相をただました。今日は「思いやり予算」とODA予算案についてそれぞれレクを受けました。
いずれもオンラインでのレク。まずは日米両政府が7日に署名した「思いやり予算」(米軍駐留経費の日本側負担)に関する特別協定について。
日本側は今回から「同盟強靭化予算」と通称を変更しましたが、本質は変わらず対米「貢献」を一層高めるもの。新たに「訓資機材調達費」を盛り込み、米軍機のアラスカへの訓練移転費にも負担対象を広げています。
続いて来年度のODA予算案について。今年度補正予算でコロナワクチン支援の国際機関への支出に701億円を計上されましたが、全体では経済インフラに偏重しており、教育、保健、上下水道など社会セクターへの支援の強化が必要です。
ジェンダー平等を推進に関するODAの強化については政府の説明資料の項目にも無いという実態。これに関する数値や案件の例など追加の資料を求めました。
予算委では、穀田さんが安倍総理の発言や岸田総理の過去の答弁や報道など具体的に示してただしたのにたいし、総理は根拠も示さず否定したり、答弁を控えるなど逃げの姿勢に終始しました。