私は意見表明で、この間、意見をお聞きしてきた六人の参考人の一人で定数訴訟に関わってこられた千葉元最高裁判事の「国民の価値観が多様化し、立法活動の正統性がより強く求められている中で、一票の価値の平等が厳しく問われている」という指摘を示し、「こうした中で参院の在り方が問われている」と強調。
さらに安定的・中長期的な視野から議論を行うことができる参院の特性を生かすことが重要だと強調。「国政調査権を行使して資料・情報を提出させるなど政府行政を監視監督する機能の強化が必要だ」訴えました。
自由討議では、参院を「地方の府」として位置づけて一票の格差を容認することの是非など議論を交わしました。次回は、国会議員の活動を保障する諸制度について参考人から意見を聞きます。