冒頭私は、手紙にある「外部勢力の圧力」について、「まったく当たらない」「日本共産党は綱領でもいかなる覇権主義的な企てにも反対する」と明記していると強調。さらにロシアの軍事攻撃が国連憲章違反の侵略であり、国際人道法にも違反していこと、核による威嚇は被爆国の党として許すことが出来ないと述べ、侵略の即時中止を求めました。
私は、「様々な議論は承知しているが、脅威があるからと攻撃する権利など国連憲章は与えていない」「ウクライナに武力で降伏を迫り、政権をかえようてすることはまさに侵略行為だ」と批判しました。
大使が「軍事施設しか攻撃していない。攻撃をうけた病院はウクライナ軍が軍事拠点にしていた施設だ」とのべたのに対しても 「ジャーナリストの現地取材やSNSでも市民への無差別攻撃は明らかだ」と指摘しました。
さらに大使が二度にわたる国連決議について「アメリカからの直接的圧力が各国にかけられた結果」だと述べたのに対し「国際社会は、核大国の妨害に屈せずに核兵器禁止条約を発効させた。国際社会の揺るがぬ意思をしっかり受け止めるべきだ」と迫りました。
大使は「日本共産党の意見は本国に伝える」と約束、私は、即時の攻撃の中止と撤退を重ねて求めました。
それにしても討論番組を見て駐日大使が「不公平で遺憾」などと手紙を送るなど極めて異例です。日本国内の世論をいかに気にしているかを示しています。さらに日本全国津々浦々から声を上げよう。
夕方には小池書記局長の定例記者会見に同席し、ガルージン大使との会談について報告。夜は福島・宮城地震の対策本部会議と議員団会議でした。