岸防衛大臣が「専守防衛は堅持」と答弁しているのにこんな人物からヒアリングすることは矛盾しているとただすと、「幅広く意見を聞いている」との答弁。憲法学者からもヒアリングしておらず、幅広いどころか狭いと批判しました。
さらに敵基地攻撃の対象について、安倍元総理が先日、「基地に限定する必要はなく、相手の中枢を攻撃することも含むべきだ」と講演したことを指摘。これを受け、自民党の安全保障調査会の昨日の会合でも「日本への攻撃を指揮する中枢」を対象に含む考えが追加されたと報道されています。
「政府のいう専守防衛をも超える『中枢への攻撃』も検討対象とするのか」とただすと岸防衛相は「『中枢』とは基地の意味だと解釈される」と答弁。「中枢への攻撃」を否定しませんでした。
私は、折木しが「相手の基地に限らず指揮統制施設や通信施設への反撃も含む」と述べ、安倍元総理も「基地に限定する必要はない」と述べていることを示し「まさに本格的打撃力ではないか」と批判。軍拡の悪循環に陥ると指摘して「敵基地攻撃能力の保有の検討を自体をやめるべきだ」と迫りました。
午後は、ODA問題について雑誌の取材、石炭火力発電輸出問題で外務省レク、文通費与野党協議会と続きました。