昨年7月に発刊された『「黒い雨」訴訟ーなぜ、被爆者たちは切り捨てられたのか』の発刊記念講演会が開かれました。主催は京都被爆二世三世の会です。筆者は毎日新聞者の小山美砂さん。27歳です。
「黒い雨」問題での初めての通史であり今の課題を明らかにした本を若い小山さんが出してくれたことは驚きであり、感謝です。一時間あまりの講演の後、京都の「会」や共催である神奈川県の二世三世のメンバーからお祝いと感謝の言葉や感想が述べられました。
私も最後に時間をいただき、この問題で厚生労働省要請をしたことについて発言しました。一つは国の責任で周知・広報すること。国は新たな原爆手帳の対象者は13000人程度してきましたが、申請はまだ3500程度です。知らされていません。
もう一つは審査の遅れ。まだ申請者のうち認定された人は1200人強。昨年11月に申請しながらいまだに認定されず、亡くなられた申請者は33人に及びます。広島県・市などが申請のために増員する場合に全額国が負担することを検討すると厚労省はいい、実際、広島県は9月1日から担当者を3人増やしました。さらに、強化することが必要です。
党京都府委員会で府委員会三役の皆さんらと、穀田、倉林両議員と私で会議。統一地方選、次の国政選挙勝利へ意見交換をしました。