「安全保障文書」の改定について、議員団で政府の説明を受けました。肝心な部分はごまかしてひたすら軍拡を進める内容だということが浮き彫りになりました。
「軍事大国にならない」としていますが、とま世界3位の軍事費を投じようというのに、「軍事大国でない」と議員団が質すと、「他国に脅威を与えるような軍事大国にならないという意味だ」との返答。意味不明です。
「日米の基本的な役割分担は変わらない」としていますが、これまで日本は盾、米軍は矛としていた関係は変わらないのかと質すと、「それは作戦事の役割分担であり変わる。基本的な役割分担は変わらない」との回答。まさに詭弁です。
さらに、敵基地攻撃能力について「日本が攻められたとき、武力行使三原則に基づいて行使」としていますが、「武力行使三原則では、日本が攻められてなくても、存立危機事態と認定すれば行使す場合があるのではないか」と質すと、「全体で理解してほしい」との回答。日本が攻められていなくても行使がありうるという肝心なことは一読しただけではわからなくしています。
矛盾だらけなのに、ひたすら敵基地攻撃能力の保有のために大軍拡にに突き進むというもの。トマホークの購入について「日米で認識が一致し、合意した」というので、いつから交渉し、いつ合意したのかとの質問には、慌てて「個別のことは明かせない」とのべ、単価も明かせないとの回答。
肝心なことはすべて隠して、ひたすら軍事国家作りへまい進しようとするもの。三文書は撤回以外ありません。む