子ども家庭庁が一日に発足。早速、今日の内閣委員会の冒頭で同庁を担当する小倉大臣から発言を受け、一般質疑を行いました。私はは、愛知県の「子どもたちにもう一人保育士を!」実行委員会による保育士・保護者アンケートの生の声と東京自治労連の「東京の株式会社保育事業」調査での低賃金の実態を示し、保育士の配置基準の抜本改定と処遇改善を強く求めました。
子ども政策のたたき台とされる「子ども・子育て政策の強化について」(試案)では、「(保育所)職員の配置基準について1歳児では6対1から5対1へ、4・5歳児は30対1から25対1へと改善する」としています。「配置基準そのものを改定するというでよいか」と質すと、大臣は「基準を直ちにかえると保育士が足りない園も出て混乱が起きる。公定価格の改善などで対応」と答弁。
その原因として、政府がこの間、保育所への「委託費」について他の目的に流用できるよう「弾力運用」を進めてきたことがあると指摘。人件費にきちんと回るように仕組みの見直しを求めました。
小倉大臣は、委託費の支出について「見える化」を進める旨と答弁。私は改めて、「保育士に希望、子どもに輝き、保護者に安心」が見えるような配置基準の改訂と処遇改善を求めました。
質問終了後、明後日の内閣委員会でのDV防止法の質問のために内閣府からレク。その翌日の本会議質疑の準備も並行して行っています。