「混乱の今は食事など生きるのに必死ですが、そのうち今後の生活に不安をもって絶望することは目に見えています。その結果、輪島を離れるまたは離職する事業者・職人が増え、輪島で培った漆芸技術も消えてしまいます」と述べたうえで、どんなに厳しくても注文にこたえようとする塗師屋魂、職人魂が失われないうちに再建につなぎたいとされています。
この思いにこたえた、再建への希望を示す支援が必要だと強調し、120以上の工程があり、頻繁な漆塗りの状況管理などのために多くの職人が自宅の一部を工房として使っているという特性に合わせた支援を求めました。
上月経産副大臣は「被災者に耳を傾け、きめ細かく対応していく」と答弁。重ねて、制度に被害をあわせるのではなく、被害実態に制度を柔軟に適用し、拡充することを求めました。