京都の「みやこめっせ」で開かれた避難所・避難生活学会の学術集会に参加しました。災害医学会との共催。全国から医療、福祉、保健、行政、支援活動の関係者や研究者の皆さんが集まりました。
朝から、五つのテーマでのシンポジウムやパネルディスカッションが連続して開かれました。
「タイムライン防災――事前防災への行政の取り組み」
「新たな国土強靭化基本計画
――避難生活における災害関連死の最大限予防」
「英知の結集――避難所運営 避難所環境へのさまざまな取り組み」
「行政職の災害対応――避難所生活者と在宅避難者の安全確保」
「命を救い・繋ぐ法整備――避難生活と災害復興法学のすすめ」
能登地震での実態や問題点、イタリアの避難者支援との違い、地域の住民参加の避難所運営の経験、法と制度の運用が地方自治体の担当者に十分に周知され理解されていない場合があることなどなど様々な報告があり、「被災者の生命と共に人間の尊厳を守る」ために現場での取り組みや法改正を含め何をどう強化し変えるべきか熱心な議論が行われました。大変勉強になりました。今後にしっかり生かします。