活動日誌

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国土交通委で能登半島被害実態視察

 国交視察1.jpg昨夜、金沢入りし、今日は参院国土交通委員会の能登半島地震被災状況視察です。まず内灘町、かほく市の液状化被害の視察。四月に来た時より片付いてはいますが、住宅復旧支援は今月開始予定。面的な液状化対策は、地盤調査終了後の年内に計画策定し、来年以降に事業化の予定。
 続いて珠洲市へ。途中、のと里山海道の横田IC付近の崩落箇所の工事現場の視察。ここを含め応急復旧が進み、昨日から、能登大橋付近を除き、片側交互運行から対面通行になりました。さらに本格復旧を進めるためにも作業員の宿舎の確保など必要です。
 珠洲市懇談.jpgまだ片側交互通行の能登大橋付近の工事現場も視察。古い基準で盛り土が行われたままの箇所で崩壊が起きています。土の水分を抜くなど新しい基準での補強が今後進められます。前回の地震後に総点検が行われていれば、と思いました。
 市役所に到着し、泉谷珠洲市長と意見交換。本管から住宅までの水道復旧や仮説住宅建設への業者派遣等の支援や生業復興への柔軟な支援など要望がだされました。続いて下水道の仮復旧の現場や津波により軒並み一階部分が損壊している地域を視察。がれきの処理の強化も求められています。
 輪島市懇談.jpg輪島市に移動し、坂口輪島市長から要望書を頂き、意見交換。公費解体、撤去に苦戦してると率直なお話もありました。所有者全員の同意なしでも可能とされましたが、作業にあたっての関係者の意向確認や業者の力量など、様々な課題があります。
 市役所に向かう途中、海岸線の国道の復旧状況や海底の隆起の状況も視察。輪島港では隆起した改定の掘削工事の現場を視察し、状況の説明を受けました。さらに、焼け野原になった朝市通り周辺の視察。焼け跡のがれき撤去は少し進んでましたが、まだこれから。
 改めて様々な課題が浮き彫りになった視察でした。終了後、明日の北陸信越ブロック一斉宣伝のために福井市に移動。

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