午前、午後と「非核の政府を求める会」のZOOMに参加しました。午前は事務局会議。毎年開催する一月のシンポジウムの内容等について議論しました。被爆80年の年にふさわしい企画にしたいと思います。
午後は核問題調査専門委員会。五月に「ガザ、ウクライナ・・・ 戦争の論理と平和の条件」を出版された日本共産党の元国際員会副責任者森原公敏さんから「ウクライナ戦争と欧州安全保障体制の行方」」と題した報告を受け、一時間にわたる質疑応答。歴史的経緯を踏まえた現状と課題を深めることができました。
二つのZOOMの間に、法務省矯正局から京都市左京区にある京都少年鑑別所の移転計画についてレクを受けました。来年度予算の概算要求に計上されたもの。伏見区にある京都拘置所を一時京都刑務所に移転して建替えるのと一体で、同地に少年鑑別所を整備する計画です。
現在、鑑別所は老朽化しており、食事提供などで機能不備もあり建替えが必要。入所者は定員77に対して10人を切る状況ですが、教育相談センターへの相談は10年間で170件から500件へと増加しており、重要な役割を果たしています。そうした機能を維持しながら、移動させるとのことでした。
二つの施設はいずれも国有地にあります。伏見区の現在の拘置所敷地に一体整備をした場合に建物のスリム化で余剰の敷地がでる見込みですが、京都市は民間活用を希望しているようです。少年鑑別所は一等地にあり、敷地は7800㎡です。移転後には財務省に所有は戻されますが、その後は公共活用が優先されます。住民の声をよく聞いて活用を考えることが必要です。