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学術会議会員任命拒否で質問/非核の会で外務省申入れ。

 IMG_3374.JPG内閣委員会で、日本学術会議の2020年の会員任命拒否問題で質問しました。個人情報開示請求で明らかになった「R2.6.12」付けの文書には任命拒否された6人の名前の上に大きなⅩ印があります。
 この日付は安倍政権時代で、学術会議幹事会が会員候補者を決める前。安倍政権による選考過程への法令違反の介入は明らかです。
 林官房長官に任命拒否理由と経緯の開示を強く要求。法令違反の任命拒否をしたままの政府に学術会議法案の提出の資格はないとして撤回を求めました。
 25.4.8.jpg午前中には海洋風力発電に関する法案の質問準備で内閣府、環境省、経産省からレク。夕方には「非核の政府を求める会」役員の皆さんと、第11回NPT再検討会議第3回準備委員会に向けての申入れ。英利アルフィヤ政務官に申し入れ書を渡し要請しました。
 
 以下、申入れ全文です。
 

内閣総理大臣 石破  茂 殿

外務大臣  岩屋  毅 殿                           

              2025年4月8日         非核の政府を求める会常任世話人会 

第11回NPT再検討会議第3回準備委員会に向けての申し入れ 

第11回核不拡散条約(NPT)再検討会議(2026年)に向けた第3回準備委員会(4月28日~5月9日、ニューヨーク)が、核兵器の近代化や核軍拡競争が強まっているもとで開催されます。当会は、日本政府が、唯一の戦争被爆国、憲法9条を持つ国にふさわしいイニシアチブを発揮するよう求めます。

2022年の第10回NPT再検討会議では、ロシア1国の反対で採択こそされなかったものの、最終文書案には「すべての締約国がNPT第6条の下で約束している核軍備撤廃につながる核兵器の全廃棄を達成するという核兵器国による明確な約束の再確認に留意する」ことが明記され、昨年の第2回準備委員会の議長サマリーでも「締約国は、条約第6条の完全かつ効果的な実施」を再確認したことが明記されており、核保有国の姿勢が問われています。

3月の核兵器禁止条約(TPNW)第3回締約国会議は、「核抑止力」を非難し、核兵器の廃絶が「世界の安全保障と人類の生存にとって必須である」と強調した政治宣言を全会一致で採択しました。また、「核軍備の完全廃絶を達成するという火保有国の明確な約束」を含む「NPTの下での拘束力のある義務、特に第6条、および関連する義務の履行」を求めました。

こうしたもとで米国やロシア、中国などによる核兵器の近代化と核戦力の強化、仏マクロン大統領による「核の傘」の欧州への拡大発言など、これまでのNPT再検討会議で幾度も確認されてきた核軍備縮小・撤廃の合意に反する事態が相次いでおり、核保有国の責任がかつてなく厳しく問われています。今回の第3回準備委員会で日本政府に求められることは、核保有国に対してこの間のNPTの「合意」の誠実な履行を促すことです。

核兵器の非人道性と核廃絶を訴え続けてきた日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞し、TPNWが「核兵器のない世界」へとすすむ大きな〝希望の光〟となり、規範力を高めているもとで開かれることも踏まえ、日本政府として核兵器使用がもたらす惨劇を防止する唯一の確実な方法は核兵器の禁止・廃絶しかないという立場で、唯一の戦争被爆国ならではの役割を果たすよう強く求めます。 

(1)第3回準備委員会が、核保有国に対して核不拡散条約(NPT)第6条、および2000年、2010年NPT再検討会議で確認された核兵器全廃に向けた「合意」の誠実な履行を促す場となるよう、積極的な役割を果たすこと。

(2)核兵器使用の威嚇や核兵器の近代化など、核保有国による「核兵器のない世界」に逆行する行動に厳しく抗議すること。

(3)第3回準備委員会に向けて、日本政府が核兵器禁止条約(TPNW)に参加することを国際社会に明言すること。その立場で、TPNW未参加の全てのNPT締約国に署名・批准を促すこと。

(4)核保有国による核兵器の保有と使用を是認する「核抑止力」依存政策から脱却すること。

(5)「非核3原則」を厳守し、「日米核密約」を破棄すること。

              以 上

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