ノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟の控訴審第2回弁論があり議員会館で報告集会が行われました。新潟、熊本、東京の原告団や支援の皆さんも参加され、弁護団、原告からの報告を受けました。不合理な線引きや期間の制限により、多くの被害者が救済されていません。高齢化も進む中、一刻も早い解決が必要です。早期解決を求める請願署名を受け取りました。
衆院予算委員会は中央公聴会。午前中は日本被団協の田中代表委員、午後は全労連の秋山議長が公述人でした。田中氏は、本村議員の本村氏の質問に対し、海外で日本政府が同条約に進んで参加し、核兵器の実態を世界に伝えるべきだと言われるとして「一番悔しいし、恥ずかしい」とのべ、核廃絶という「私たちの願いをちゃんと聞いてくれる政府をつくれていないところが一番の根源ではないか」と指摘。核廃絶を進める政府の実現に「努力しなければいけない」と強調しました。
宣伝局の皆さんが来られ、本部に寄せられた要求アンケートの質問に答える動画の撮影。愛知県に住む甥が、いきなり議員室に訪ねてきてくれてびっくり。組合の会合で初めて議員会館に来たので寄ってみたとのこと。
半島振興法改正法案についての与野党WTに堀川さんとともに参加。WTとして法案を了承、各党の手続きに入ります。続いて、超党派人道外交議連に参加。トランプ政権によるUSAIDへの90日間の資金停止について、外務省、JICA、国会図書館から説明を受け、各地の人道支援の現場で深刻な影響を及ぼしていることをNGOの皆さんから報告を受けました。
NGOの皆さんからは、外務省が「注視する」という対応にとどめていることについて、資金の再開のために積極的活動をするよう強く要望がありました。
午前中は学術会議法案について、マスコミからの取材。
学費の公私間格差・自治体格差是正を求める院内集会が開かれ、参加された京都の皆さんが来訪。午後には、日本共産党の「八潮市下水道事故等 老朽インフラ対策チーム」としての国交省レクを行いました。
京都の皆さんからは私学助成の署名を受け取り懇談しました。この間の運動の積み上げで、高校無償化の議論が進んでいることに期待の声が寄せられ、経常費助成の拡充の要請もありました。ご一緒にがんばります。

国土交通省レクでは事故を踏まえた緊急点検の結果や今後の対応について聞き取りました。チームの本部長は伊藤岳、事務局長は堀川あき子各議員。大型開発優先から、老朽インフラの総点検や維持対策優先へと転換すべきです。
午前中は参院の四党の国対会談。参院先議案件をはじめ今後の国会対応につて意見交換をしました。
今日は衆院予算委で集中審議が開かれることになっていましたが、安倍派の松本元事務局長の参考人質疑を巡り、自民党と松本氏側がわが党などを排除したことに加え、質問内容にまでクレームをつけてきたことで、終日空転し流会となりました。明日の参考人質疑の日時も再協議となりました。
「議会と自治体」誌の二月号の「能登半島地震一年」の特集に「能登の被害実態に即した支援を国の責任」と題する拙稿が掲載されています。お読みいただければ幸いです。
午後に参院の四党国対委員長会談で24日に召集される通常国会への対応等について協議。与党半数割れという国会を作り出した総選挙での民意を踏まえ、従来の枠にとらわれない十分な予算審議と、裏金問題の徹底解明を求めることなど確認しました。
東京から能登空港へ。小池晃書記局長、堀川あき子衆院議員、藤野保史元衆院議員、佐藤まさゆき石川県議と珠洲、輪島をまわり、被災者の皆さんからお声を聞きました。
まずは、珠洲市内の仮設住宅。入居者の大半が高齢者です。皆さん悩んでおられるのが住宅の再建。子どもたちが泊りに来られるような家を建てるには1200万円くらいかかり被災者生活再建支援金では少なすぎます。国の支援金を現行の倍の600万円以上にし、自治体の支援も併せて希望をもって住み続けられるように頑張りたいとお話ししました。
珠洲市から輪島市へは海岸線を通って移動。原発予定地だった高屋の周辺の海岸は大きく隆起しています。当時の監視小屋の跡地も見ながら、住民の力で建設計画を止めてよかったと改めて実感しました。
輪島では、輪島漆器商工業協同組合の日南尚之理事長らと懇談。地震の直後、豪雨災害の直後にも訪問して義援金をお届けし、輪島塗の再建に向けた公費による仮設工房の建設などの要望を伺ってきました。
豪雨最後の時にも、やっと開いたところなのに浸水して泥だらけになった仮設工房を訪ねてお話を聞きました。「仮設工房には85件が入り仕事をしていますが、売り上げは減少していた被災前の水準にも戻っていない」「生産力は被災前の半分を超えたぐらい」などと説明。▽職人を増やす取り組みへの支援▽海外を含めた販路の開拓▽材料や道具の購入を支援する伝統支援補助金の継続―などの要望がだされました。
輪島診療所の健康友の会の会議にも参加し、一言ご挨拶。金沢市に戻りました。
以下、赤旗の記事です。
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日本共産党の小池晃書記局長、井上さとし参院議員、堀川あきこ衆院議員ら党国会議員団は16日、能登半島地震・豪雨被災地の珠洲、輪島両市を訪れ、現地の状況を調査するとともに、被災者の要望を聞き取りました。藤野保史元衆院議員(能登半島地震被災者共同支援センター責任者)、佐藤正幸県議、鐙(あぶみ)史朗輪島市議らが参加しました。
小池氏らは、珠洲市内の仮設住宅を訪問。自宅が全壊した元消防署長の稲垣鍵一さん(86)は「家を再建するにも1200万円ほどかかり、国などの支援ではとてもおいつかない。若い人でないと再建はできない。その若い人はみんな珠洲から出ていっている」と話しました。
真宗大谷派・往還寺の住職、松下文映さん(78)は「寺は全壊した。小規模な寺でも再建に3000万から5000万ほどお金がかかる。建て直すにも、いまだ多くの檀家(だんか)が金沢などで生活している。ほとんどの住民は自宅の再建もままならない中、寺だけ先に再建というわけにはいかない」と実情を話し、「一軒一軒の自宅の再建が難しいなら、集合的な復興住宅の建設を」と要望しました。
小池氏は、被災者が住宅を再建させる国の制度があまりにも貧しいと指摘し、「制度の抜本改善のために尽力したい」と応じました。
昨年9月の豪雨被害を受けた珠洲市内で小池氏らは、コメを中心に生産者12人で活動する農業法人「すえひろ」の末政博司・代表取締役を訪問。末政氏は「市内を流れる若山川が氾濫し、田んぼがすべてやられた。今年、作付できるのは全体の6割ぐらい。コメにたいする被害の補填(ほてん)はない」と状況を説明。小池氏らは「生業(なりわい)を支える産業として国が支えるべきだ」と述べました。
輪島市では、輪島漆器商工業協同組合の日南尚之理事長らと懇談しました。日南氏は党の支援募金に感謝を表明し、「100ある事業所のうち17件が焼失、30件が全壊、30件が半壊、その他が準半壊などだ。9月の豪雨災害では19件が浸水被害を受けた」「仮設工房には85件が入り仕事をしている。被災前も売り上げは減少していたが、その水準にも戻っていない」と説明。隅堅正事務局長は、生業再建の支援が工房部分の3分の1ないし4分の1にしか使えず、小規模事業者では再建は厳しいと語りました。
両氏は、▽職人を増やす取り組みへの支援▽海外を含めた販路の開拓▽材料や道具の購入を支援する伝統支援補助金の継続―などを要望しました。
小池氏は「輪島塗は国の重要無形文化財にも指定されており、国として責任を持って支援しなければならない」「国会でできることは何でもやりたい」とこたえました。
来年度予算案について議員団とて政府からレクを受けました。与党過半数割れという国民の審判への反省が感じられない予算。軍事費の拡大と大企業奉仕は相変わらずです。
「能登半島地震・豪雨における一年間の取組と今後の対応方針について」という文書も出されましたが、復旧・復興が大きく進んでいるかのような書きぶりで実態と乖離しています。私は例えば、「能登北部・中部の13病院が既に診療再開済み」と書いてあるが、多くの病院が看護師の確保の困難などから、休診や診療時間の短縮など部分的な再開にとどまっていると指摘し、正確な実態を示すべきだと求めました。
終了後、京都に帰り京建労の元書記長で京都革新懇事務局長の越智薫治さんのお通夜に参列しました。越智さんは平和を願う広島県人会を一緒に立ち上げ、以来大変お世話になり、選挙のたびに激励会もやっていただきました。急逝の言葉もありません。安らかにお眠りください。合掌
京都に帰り、京都府委員会の事務所からオンライン国会報告会。今回は事務所でのリアル参加もありになりました。倉林、堀川両議院と共に自公過半数われの新しい国会の変化や、様々な課題での願い実現の可能性の広がりと課題などお話しました。堀川さんは初めての国会の様子やNHK日曜討論出演の感想なども語ってくれました。
国会では、来週の論戦に向けた準備などいろいろ。学童保育指導員の処遇改善について子ども家庭庁からレクを受けました。今後、委員会でただしていきます。
年末が期限となっていた能登半島の被災者の医療介護の費用免除を6月まで延長することを福岡厚労大臣が明らかにしました。能登の被災者の皆さんの切実な願いにこたえるもの。9日の本会議で、被災者が安心して新年を迎えられるように、年末ぎりぎりではなく早期に延長を決めるよう求め、石破総理から「検討中であり速やかにお示ししたい」との答弁を得ていました。