活動日誌

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「災害・環境・地方自治」の記事

 京都を朝出て国会へ。19日以来なので、書類の整理やうちあわせなどなど。午後には京都教育大学の細川友秀学長が議員会館に「国立教員養成・学部、大学院、付属学校の教員研究体制の維持・確保について」の要請に来られ、懇談しました。

 政府内で議論されている国立教員養成大学の統廃合や付属学校の縮小等は教育や地域に重大な影響と混乱を招くものです。京都の教育にとり京都教育大学の存続は不可欠との要請に同感

 夕方の新幹線で京都に戻り、夜は、年末警戒中の地元、吉田学区の消防分団を光永府議と共に激励。区長や消防団長による激励に合わせ、自治連など各種団体の役員や地方議員の皆さんとご一緒です。感謝、感謝です。

 DSC_0618[1].JPG地域の役員とお話しすると、学区内でも民泊が増えており騒音や事故時の対応の困難など様々な懸念が生じています。党京都市議団は提言を出しアンケートに取り組み中です 。取り組み強める必要があると改めて痛感。

杉本.jpg 今日は午前中は「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」の総会に武田議員と共に参加。総選挙後の新しい役員体制を決め、引き続き副会長に選ばれました。環境省から動物愛護に関する来年度予算概算要求等の説明を受け質疑応答。

 議連として取り組んでいる動物愛護法改正の中間報告もあり、来年の国会提出へ検討を進めることを確認しました。公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長である女優の杉本彩さんも参加して、あいさつをされました。

IMG_7696.jpg 前後して、長野県保険医協会、愛知県保険医協会、京都府市町村職員年金者連盟、全国B型肝炎訴訟大阪原告団・弁護団の要請、懇談が続きました。

 間をぬって論戦打ち合わせなどなど。明日は開会17日目にしてやっと総理の所信表明演説があります。

 今日は共謀罪の施行日。議員会館前では総がかり行動と実行委員会による抗議行動が行われ市民とともに野党四党の代表が参加して訴えました。強行した安倍政権の支持率は急落し、都議選でも厳しい審判が下りました。共謀罪廃止へ市民と野党の共同を!

   午後から九州大水害対策本部の会合。現地では仁比、田村、真島議員が奮闘しています。緊急に戻ってきた真島衆院議員から深刻な被害の実態と支援状況の報告を受け、当面の対応を協議。被害者の救済、支援のためにあらゆる力を尽くすことが必要です。

 その後、議員団会議。笠井さんと私から国連会議の報告、赤嶺さんからは那覇市議選の報告が行われました。

パリ条約.jpg 午前中の外交防衛委員会で、地球温暖化対策のパリ協定に背を向けるトランプ政権に対する政府の対応を追及。選挙中からパリ条約からの離脱を主張していたトランプ氏は、地球温暖化対策・環境予算を大幅削減する予算案を発表し、オバマ前政権の地球温暖化対策の全面的見直しをする大統領令に署名しました。

 を安倍総理はTPPではトランプ政権に残留を説得したのにパリ条約に反する動きについて様子見。「地球温暖化対策を後退させるなと、サミットでも正面からモノ言うべき」と岸田外相に迫りました。

 午後には自衛隊による米艦防護について防衛省からレク。16時過ぎからは予算委員会手中審議の応援傍聴。小池書記局長が安倍総理の九条改憲発言を厳しく追及。総理は、まともに答えず、日本共産党の綱領や野党共闘方針を捻じ曲げて答弁しましたが、小池さんが見事に反論。

 総理は「自衛隊が意見という疑いが生じないように書き込むだけ」とする一方で、国防軍を設置する自民党改憲草案の撤回は拒否。九条改憲の狙いが浮き彫りになりました。

 DSC00359.JPG昨夜の今村復興大臣のあまりにもひどい発言。許せません。怒、怒、怒。8時過ぎから国対を開き、他の野党と連絡を取りながら対応を協議。

 今村大臣は辞任し、9時すぎに自民党竹下国対委員長が党控室に謝罪にきましたが、それで済む問題ではありません。議員辞職が求められており、安倍政権自体が問われています。

 10時からの参院本会議は取りやめ。今日予定されていた衆参の委員会や調査会は、外部の参考人を招いて質疑を行う国際調査会以外は、共謀罪の審議が予定されていた衆院法務委員会も含め、すべて取りやめとなりました。

11時から野党国対委員長会談、15時から野党書記局長幹事長会談を開き、衆参で予算委員の集中審議の開催を要求し、その日程が示されなければ審議に応じられないことで一致。

 夕方に与党からGW明けの8日に衆院で、9日に参院でそれぞれ5時間ずつの予算委を開くとの回答がありました。これを受け明日、衆参で復興特別委を開いて吉野・新復興大臣から所信を聴取し、それ以降、各委員会の日程協議・審議を行うことになりました。

 よって明日開会を決めていた参院の各委員会は、参考人質疑を行う農水、経産委員会以外は開かれず、金曜日から正常に参院本会議や各委員会が開かれます。

 13時から憲政記念館で両院議長主催の憲法施行70周年記念式典。3.11以降、止まっていた議事堂前の噴水が今日から復活しました。15時には全国肝炎訴訟の支援者や弁護団が来訪され懇談しました。

 

18034179_1280327862081931_6782558214679418116_n.jpg 午前中の本会議で岩渕友議員が本会議での初質問に立ちました。議題は、福島復興再生特措法。六年前の震災と原発事故の時の自らの思いや被災者の現状と声、地方自治体や中小企業の生の声をぶっつけた質問。被災者に対する暴言を繰り返す今村復興担当大臣の辞任も求めました。

  「涙が出た」と同僚議員たちからも声がかかりました。岩渕さんにしかできない、素晴らしい質問でした。

 衆院法務委員会では共謀罪の実質審議入り。委員会の冒頭に、法務省刑事局長の政府参考人としての出席を与党が多数決で議決しました。とんでもないことです。

 99年の国会法改正の際に、答弁は大臣、副大臣、政務官の政治家が行い、官僚の答弁は例外としました。そして、官僚の出席は質問者が求めた場合に、その都度委員会で決めることとされ、質問者が求めてもいないのに多数決で決めるというのは過去に例のない暴挙です。

 法務大臣が答弁できないことを宣言にしたに等しいもの。そんな法案は廃案にすべきなのに、国会のルールをじゅうりんしてまで強行する政府・与党の姿勢は許しがたいものです。

 午後は明日の質問準備。夕方には通告しました。

 金沢市議団.jpg日本共産党金沢市議団の森尾嘉昭、広田美代、大桑初枝の三議員がそろって国会の部屋に来られ、LRTに関する国の財政支援や課題などについて国土交通省からレクチャーを受けました。まちづくりや、公共交通網のあり方全体の中で、住民本位で考えていくことが必要です。

 その後、新幹線の誘致駅問題についてレクを受けに武田事務所に来られた、長野県の千曲市議団の中村了治、前田きみ子、斎藤正徳議員にご挨拶。

千曲市議団.jpg 午前中は党議員団の外務部会として今国会への提出法案、条約について外務省から説明を受けました。法案は一本ですが、条約は20本‼。継続審議となっている日米ACSAに加え、日英、日豪のACSAも。いずれも戦争法で他国軍隊支援を拡大したのに伴うもの。徹底審議が必要です。

 夜は議員団会議。

 

 5日は新年初の国会対策委員会。8日ぶりに国会にきて、まずは議員会館で年末年始の新聞や資料、年賀状などに目を通しました。安倍総理が20日の通常国会召集の方針を明らかにしたところで、国会冒頭の日程について与党の意向も踏まえつつ、対応について協議しました。

 15日から18日まで党大会で、20日には国会召集ですから、大会の成功に貢献しつつ論戦準備や国会対応も行わなければなりません。午後は、8日からの議長一行による海外渡航の準備など。

 リンゴ被害.jpg6日は長野県安曇野市などでの深刻なリンゴの被害について、武田良介参院議員と共に実態や支援制度等について農水省から聞き取り。藤野議員の秘書も同席しました。

 春の遅霜、夏の台風、11月末の凍害と続き、収穫が計画の55%で、等級も下落する事態。リンゴ農家の息子である武田議員が現地調査も踏まえて実態把握と支援を求めました。

 午後の新幹線で京都へ。

 糸魚川市の大火災について被災者再建支援法が適用されることになりました! 藤野、武田両議員とともに現地に入り、26日、強風により広い範囲に延焼した自然災害であり、同法を適用するよう政府に要請ていたところです。

 松本防災担当大臣は、今日の自民党の会合で、自然災害の『風害』としてとらえ、同法を適用することを明らかにしました。自然災害を対象とする同法を火災に適用したのは初めてのこと。制度に被害を合わせるのでなく、被害の実態にあわせ制度を柔軟に適用せよと求めてきたことが実りました。

 被災者を大きく励まします!

 さて、今年もあと2日。1年間を振り返った、恒例の「私の10大ニュース」です。

1.市民と野党の共同の大きな広がり――参議院選挙での11の1人区と引き続く新潟知事での野党統一候補の勝利は、安倍政権を倒し、憲法に基づく政治を取り戻す、希望の道を示しました。私も国政選挙で初めて他党の候補と並んで応援演説しました。

2.核兵器禁止の国際条約の交渉開始へ国連決議が実現――被爆者の声と世界の運動が国際政治を動かしました。被爆二世として、外交防衛委員会で、岸田外相に被爆国である日本も決議に賛成するよう求めました。にもかかわらず日本が反対したことは許せません。

3.糸魚川大火災で被災者生活再建支援法適用に――12/22に発生し、144軒が焼けた糸魚川市の大火災。ただちに藤野衆院議員、武田参院議員とともに現地調査とお見舞いに入り、政府に対し、特別な強風で延焼した事実上の自然災害であり、被災者生活再建支援法の適用などの支援を要請。30日に松本防災担当大臣が自然災害の「風害」として同法を適用することを明らかにしました。火災での適用は初めてのことです。

4.日本共産党参議院議員団14人に前進――参院選挙で改選3から6議席へと倍加。引き続き参院での野党第二党。予算委員会や憲法審査会の委員は2人から3人となり、質問時間も大幅にふえました。参院議員団長は山下よしき議員に。私は引き続き参院幹事長・国対委員長で、外交防衛員会、倫理・選挙特別委の委員。新たにODA特の委員になりました。

5.国会質問・討論は36回――今年は1月4日から通常国会が始まり、7日に総理に本会議で質問。APECの帰国報告の質疑と合わせて本会議質問は2回。委員会での質問・討論は34回でした。戦争法と軍拡、核兵器廃絶、TPP、地球温暖化、大企業の税逃れ、原発問題など取り上げました。

6.戦争法発動許さず、廃止を――南スーダンPKOでの駆けつけ警護等の新任務付与の中止と撤退を求めて繰り返し質問。自衛隊が南スーダン情勢について、「反政府勢力の支配地域」あると、事実上、派遣五原則が崩れていることを認める説明を派遣隊員家族にしていたことを追及した質問は、東京新聞の一面で報道されました。

7. 軍拡路線を様々な角度で追及――予算委員会で宇宙軍拡や無人攻撃機の研究の中止を安倍総理に迫ったことをはじめ、武器輸出、オスプレイ、沖縄基地問題、軍事研究予算、北朝鮮問題などで質問しました。

8.政務活動費不正で富山県で訴え――政務活動費の不正による大量の辞職者に伴う富山県議補選、富山市議補選で繰り返し応援に入り、白紙領収書の悪用が国政でも自民党の中で常態化していることも示して訴え。富山市議補選では市民の怒りの声の中で二議席を獲得し、市議団は倍加しました。

9.訪問したのは年間で20都府県、105市区町村――調査、懇談、シンポジウム、集会、演説会、選挙応援などで訪問。超党派の「公共事業チェック議員の会」による山梨県でのリニア調査にも参加しました。

10.広島カープが25年ぶりのリーグ優勝――11月の広島国泰寺高校の東京同窓会も、京都の平和・広島県人会も大いに盛り上がりました。来年は日本一じゃぁ!

糸魚川レク.JPG 今日は年内最後の国対会議、団会議。第三次補正予算案、来年度予算案のレクや新潟県糸魚川大火災での被災者支援についてのレクも受けました。

 糸魚川市大火災の被災者支援については、藤野衆院議員、武田参院議員と共に政府から聞き取りを行い、近年例のない被害の実態に即した支援を強く求めました。

 各省庁からは、がれき処理、応急住宅の確保、住宅・店舗の再建、被災中小企業への事業支援、今後のまちづくりの問題などについて説明を聞きました。改めて浮かび上がったのが144軒が焼けた今回の大火災が近年例のない重大な被害だということ。

 新潟県は即日、「継続的な生命、身体への危害」が生じているとして災害救助法を適用しましたが、同法は、地震や豪雨などの大規模自然災害について適用される場合がほとんどで、火災に適用されるのは異例のこと。説明でも、これだけの大規模火災は1976年の山形県酒田市での大火災までさかのぼるとのことでした。

 異例の大規模火災であるならば、それにふさわしい特別な対応が必要です。

 被災者生活再建支援法による住宅再建や自治体のがれき処理への国の財政支援は自然災害による被害を対象しています。今回は原因はラーメン店の失火とされていますが、これほどまでの大規模被害になったのはフェーン現象により24mもの強風にあおられ、離れた場所に飛び火て延焼したからであり、自然災害も加わった複合的なものと言えます。

 そうした点も考慮し、制度に被害をあわせるのではなく、被害実態に即して制度を柔軟に適用し、必要であれば新たな制度を作ることも行うべきです。「被災者の生活・生業の再建を全力で応援する立場で、従来の制度の枠組みや省庁の縦割り行政を超えて対応してほしい」と強く要請しました。

 午前中に全労連の井上事務局長が突然の訃報が入りました。まだ53歳。この間の戦争法等のたたかいも市民と野党との共同も井上さんの果たした役割は語りつくせないほど。まだ信じられません。残念無念です。合掌。

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