京都を午前中に出て、144軒が焼けた新潟県糸魚川市へ。火災の現場を藤野衆院議員、武田参院議員、西沢衆院比例候補と共に、新保市議の案内で視察。
新潟で一番古い350年続く酒蔵も全焼していました。まさに焼野原です。衝撃的な光景でした。
その後、市役所で織田副市長から被害実態と被災者支援、国への要望などお聞きしました。火災とはいえ強風で拡大した自然災害といえるもの。しっかりとした公的支援が必要です。
制度に被害を合わせるのではなく、被害に合わせて制度を柔軟に活用するべきであり、制度が不十分であれば改善することか求められます。
北陸信越各県で緊急に集められた救援募金をお渡しし、被災者の皆さんへのお見舞いの意を表しました。その後、東京へ。
朝の国対の後、11時から党静岡県委員会の政府要請行動に島津議員と共に同席。8省にわたる要請でしたが、東富士オスプレイ、米軍事故問題での防衛省要請への同席となりました。静岡からは平賀県議会議員をはじめとする地方議員の皆さんや市民団体の方が来られました。
オスプレイによる夜間や市街地上空の訓練で様々な被害がでている一方で、まともに情報提供がなく、米軍の「環境レビュー」にも反する訓練が行われている実態を具体的に示し、飛来の中止を強く求めました。
午後からTPP特の応援傍聴、辰巳、山添両議院が鋭く追及。辰巳議員の質問では答弁不能になり断続的に20分位質疑が止まりました。
16時から私も副会長を務める「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連名」の総会に武田良介議員と共に出席しました。女優の浅田美代子さんなど、この問題に取り組んむ各界の皆さんも参加していただき、動物愛護管理法の改正に向けての課題党について議論。改正案検討のプロジェクトチーム立ち上げを決めました。
その後、明日の質問通告。さらに議員団会議でした。
「公共事業チェック議員の会」によるリニア新幹線調査で山梨県。共産、民進、維新の議員が参加し、わが党からは穀田、畑野、本村、島津、山添各議員と私が参加しました。東京を朝出て、終日、山梨県内で充実した調査ができました。
まずは「山梨県立リニア見学センター」でリニアの仕組みや計画の概要の展示を見学し、ミニリニアに乗って磁気浮揚走行を体感。見学中にすぐ横の実験線の試験運転の車両が走行し、その騒音も体験
できました。
続いて、笛吹市内の農家を訪問。実験線の高架橋により、11月半ばから1月末まで日陰になったがわずかな補償しかないこと、蒲萄や桃にも影響がでたことなどお聞きしました。さらに工事により水が枯れた沢ができた一方で、毎分30tもの水が湧くようになった沢も視察。JRは環境への影響がでても適切に対応するとしていますが、実験線の短い期間でもこれだけの問題点が生じていることがわかりました。
その後、山梨中央市、南アルプス市、富士川町、早川町を回り、駅舎予定地と水害の恐れ、住宅の真上を高架橋が通りことによる立ち退き、環境悪化、町の分断などについて住民の皆さんからお話を聞きました。
早川町では糸魚川静岡構造線断層帯が露出している場所を見学した後、すぐそばのトンネル坑口の工事現場にも行きました。このような断層や南アルプスをつらぬく大工事となり安全性や環境破壊も強く懸念されます。全体としてJR東海の不誠実な姿勢も浮き彫りになりました。
政府は「経済対策」の柱として、これまでの前提を転換して財政投融資を投入することを打ち出し、臨時国会でも大議論になります。この調査を大いに生かします。ご協力いただいた市民団体、住民の皆さん、ありがとうございました。
熊本震災対策の補正予算を審議する予算委員会が終日開かれ、日本共産党の仁比議員の質問を応援傍聴。避難者の皆さんに展望を示す上での住居の確保の問題が中心。応急仮設住宅の確保への支援、木造仮設住宅の活用、住宅の応急修理への支援や現場で専門家チームによる相談活動の提案など。
この間、何度も現地に入ってきた仁比さんならではの内容。住宅建設の問題だけに「建設的」質問でした。いいぞ!
18時前から本会議採決。わが党も賛成し全会一致で成立しました。終了後、恒例の安倍総理の各会派挨拶回り。今回の会話は、総理「賛成いただきありがとうございます」。小池書記局長「何でも反対ではありませんから」。爆笑でした。
今日は、明日の倫理選挙特での衆院選挙制度の法案の質問準備。さらに明後日の外防委での質問に向け、防衛省からのレクも受けました。
静岡県と京都府の難病団体連絡協議会の皆さんが「難病、長期慢性疾患、小児慢性疾患の総合対策を求める」国会請願署名の要請でそれぞれ来訪されました。難病法施行後の課題や大災害時の難病患者支援などについて懇談し、署名を受け取りました。
衆院では熊本震災対策の補正予算案審議の予算委員会が開かれ、日本共産党から藤野保史政策委員長が初のテレビ質問。現地調査に基づく実態と東日本大震災の教訓を踏まえ、被害実態の把握や住宅再建支援等について総理をただしました。いいぞ!
16:30からは倫理選挙特別委の理事懇が開かれました。衆院選挙制度の法案の審議日程を確認するとともに参院選挙区の政見放送に手話・字幕を付与するための公選法改正について議論。選挙運動に関する法改正は全会一致による委員長提案で行うのがルールですが、議が整わず、改正は見送りとなりました。
この間の議論を受けて自民党から提案があったのは、衆院小選挙区制の政見放送と同様にビデオの持ち込み込みをできるようにし、その際、品位保持の観点から一定の政党の公認・推薦に限る、推薦をうけない無所属候補は従来同様のスタジオ録画のみだが、手話・字幕を付けるようにするというもの。
私は、手話・字幕の付与は必要であり、ビデオ持ち込みを可能にするのは賛成と表明。同時に、政党の公認・推薦候補と無所属候補との間でビデオの持ち込みの可否で差異を作ることは、候補者活動を平等に認めている公選法の大原則に反すると強調しました。
さらに、〇手話通訳士を確保できる都道府県から順次、手話付与を実施する〇ビデオもちこみを政党要件なしに全候補に認めたうえでパネル等の使用を許さない、話すのは候補者本人のみなど実施要領で定めて「品位保持」を確保するなどの提案をしましたが、自民党は政党要件が必要との立場を変えず、結局、今回の改訂は見送りになりました。残念。
本会議が2ラウンドありました。午前中の本会議では、ヘイトスピーチのなくすための法案が賛成多数で可決。この間、法務委員会でより良いものにするために与野党協議が重ねられてきたもの。日本共産党は自公案に対し修正案を提起、不十分点等は質疑で立法趣旨などを確認たうえで、一歩前進となる自公案に賛成しました。
終了後、倫理選挙特別委の理事懇。この間、参院選挙区選挙の政見放送に手話・字幕を盛り込めるようにするための議論を続けています。与党、民進からは衆院小選挙区のようにビデオ持ち込み方式を認め、その際、一定の政党の公認・推薦候補に限定し、推薦も受けない無所属候補は従来通りのスタジオ録画にとどめるという案が示されてきました。
私は、手話・字幕の付与は必要であり、ビデオ持ち込みの選択を可能にすることは賛成たが、無所属候補との間に差異を設けることは選挙運動の公平から行うべきでないと主張。今日の議論で結論は出ず、引き続き協議となりました。
今度の参院選から実施するには、のこされた期間はわずかです。改正する場合は全会一致に限ることを確認しています。
午後の本会議では震災対策のための補正予算の財政演説と質疑。日本共産党から仁比議員が質問に立ち、この間、繰り返し現地に入り、被災者や関係自治体などから寄せられた要望、意見を紹介しながら政府に迫りました。
8:50から衆院では野党5党で被災者生活再建支援法のの改正案を共同提案し、住宅再建の支援金の上限を300万円から500万円に引き上げ、半壊にも適用をひろげることも求めています。仁比さんは、質問の中でのこの改正の実現も強く求めました。
昨日投開票の北海道五区補欠選挙は野党統一候補の池田まきさんが大健闘されました。勝利はできなかったものの、支持なし層の七割を獲得するなど野党と市民の共同の力をはっきりと示し、全国に勇気を与えました。
夜の議員団会議では、京都三区補選も併せ、参院選挙で自公を少数派に追い込む展望を切り開く結果だったことや選挙戦の教訓について、小池書記局長や北海道の紙さん、畠山さんの報告を聞いて議論しました。また、土日に熊本大震災の現地に入った議員の報告を聞いて、対応の強化方向など議論しました。
国土交通労組近畿建設支部の中家潤執行委員長らが来訪され、「事業の整備拡大」「震災復興、国民の安全、安心の実現へ建設業の再生」「海洋の環境と国民生活を守る事業の体制拡充」を求める三つの請願署名の依頼を受け懇談。
16時過ぎからは病気療養で先々週、国会に復帰した大門さんの復帰後初質問となる決算委員会を傍聴。大門さんが一貫して追及してきたタックスヘイブン問題、パナマ文書に関して質問。日本企業の課税逃れの実態を示して麻生大臣に一層の対策強化を要求。大臣が何度もうなずき、自民党席から「わかりやすい」の声。大門節復活!いいぞ!
8:15から党国会議員団九州震災対策本部の会議。現地入りしてきた田村、真島、仁比議員からの報告などを聞き、今後の強化方向を議論しました。その途中にスマホが鳴り、今日の本会議で与党が強行しようとしていた参院でのTPP特別委の設置について、取りやめになったとの連絡。
そもそも撤回すべきであり、特別委の設置は反対の立場ですが、今日の党首討論も中止になり、与党からも今国会でのTPP承認先送りの流れがいっそう強まる中、与党も提案できなくなりました。
本会議終了後、決算委員会。午後に、九州震災と原発問題で質問に立ちました。今回の九州の地震の震源域が異例の広がりをみせ、専門家から川内原発のある南西方向での地震への警戒が指摘されていることや益城町では未知の断層が被害を生んだこと等を強調。
「川内原発再稼働の際の、活断層から離れており影響が少ないという前提は崩れた」として稼働中止を求めました。
さらに、稼働を40年を超える高浜原発の再稼働の前提となる審査書が今日決定されたが、政府の「長期エネルギー需給見通し」では老朽原発の運転延長が「例外」ではなく「常態化」すると指摘。中性子によってもろくなった原子炉の運転を続ける危険性を強調し、運転延長の中止を迫りました。
富山と福井から戦争法廃止の2000万署名を国会に提出するため、たけだ良介参院比例予定候補先頭に富山の高橋わたるさん、福井の山田かずおさんが来訪。藤野やすふみ議員とともに受け取りました。
明日の決算委員会への質問準備。午前中に、気象庁と地震から九州地震の特徴などについてレクを受けました。夕方には通告。今回の地震を通じて、日本がいつどこで大地震が起きても不思議でない「地震列島」であることが改めて浮き彫りになりました。それにふさわしい原発対策を求めます。
震災対策が最優先されるべき時に、テレビの前で党首が激しく議論を行うことはふさわしくないと野党は明日の党首討論の延期を求めていましたが、与党もそれを受け入れ、明日は行われないことになりました。TPPについてもわが党は撤回を求めていますが、野党としても今国会での見送りをさらに求めていくことになります。
13時から外交防衛委員会が短時間行われ、冒頭、九州での震災犠牲者の皆さんに黙とうを捧げたのち、フィリピンとの社会保障協定の趣旨説明を聴取。質疑は明後日となります。
九州の地震被害がいっそう広がっており心配です。朝の国対で、現地から戻ってきた仁比、田村両議員からの報告も聞きながら、対応を協議。今日のTV中継入りのTPP特は、震災救援に全力を挙げるべき時にふさわしくないして野党から中止を求めましたが、総理の強い意向だとして与党は応じず、開かれました。
しかし、質疑の多くは震災問題となりました。日本共産党からは笠井、畠山両議員が質問に立ち、TPP問題とともに被災者支援や原発停止問題などを取り上げました。
午後から参院野党四党の国対委員長会談があり、与党が求めている参院でのTPP特の設置問題について議論。私は、情報も開示もしないままに公約・決議違反のTPPを強行するためのの特別委の設置に反対するとともに、衆院で一巡も終わらない時点で、政府・与党からも先送り論が出ている状況のもとで設置の議論をすることは「参院に早く送ってこい」というメッセージを示すことになり、とんでもないことだと強調しました。
社民、生活からも同様の意見があり、民進党の加藤国対委員長はこれらの意見を踏まえつつ、自民党と協議することになりました。
その後、院内で開かれた自衛隊の国民監視活動差し止め訴訟の原告・弁護団の集会に参加。二審判決で勝訴が確定した部分を生かしつつ、最高裁での勝利をめざすもの。私は、3/17の外交防衛委員会で取り上げた内容を紹介し、挨拶しました。
明後日の決算委員会で、川内原発や老朽原発の稼働延長問題を取り上げます。今日は、原子力規制委員会からレクを受けました。