臨時国会の開会日。今朝の「日経」の世論調査では内閣支持率は内閣改造直後から7ポイント低い53%、不支持率は5ポイント上昇し31%。改造で国民の批判をそらそうとしましたが、暴走政治と国民との矛盾が広がるなでの開会となりました。
いつもながらあわただしい開会日。ドキュメント風に
9:15 国会対策委員会
40 参院議員団会議
10:00 本会議第一ラウンド
10 倫理選挙特別委員会
20 原子力問題特別委員会
40 参院与野党国対委員長会談
11:30 国会議員団総会
13:00 長野県議団の雪害対策、米価問題でのレクに同席
13:30 国民大運動実行委などの院内集会であいさつ
14:00 本会議第二ラウンド(総理の所信表明演説)
――来客対応
16:00 御嶽山噴火被害の状況と対応について内閣府からレク
――という一日でした。安倍総理の所信表明は集団的自衛権行使容認、消費税増税、原発再稼働など肝心な問題は何も語らず、「地方創生」と言いながら、気概さえあればうまくいくと強調するだけで、まともな具体策もない空疎なものでした。
夜はプールでリフレッシュ。明日は急遽、御嶽山噴火被害で長野県に調査とお見舞いに訪問します。
今日は静岡県裾野市と石川県金沢市で告示された選挙の応援。明日から臨時国会が始まり、投票日は本会議代表質問、予算委質疑の真っただ中。その結果は安倍内閣の暴走に待ったをかける大きな力になります。
まずは三島駅前のホテルを朝出て、裾野市議選の岡本かずえ(現)、岩井よしえ(新)両候補の第一声で挨拶しました。文字通り富士山の裾野にある市です。今日は富士山もきれいに見えました。
二候補とも大学で福祉を学び、地域や議会で「福祉は人権」と奮闘してこられました。福祉・くらし第一に市政の税金の使い方を転換する二議席を何としてもと訴えました。
終了後、三島駅に戻り、二度乗り換えし三時間半かけて金沢市に到着し、トリプル選挙の大街宣。場外車券売り場をめぐる利権疑惑が大争点です。疑惑解明・利権一掃の一票は、市長選はますきよみさん、県議補選はおおくわ初枝さん、市議補選は奥野秀成さんへと訴えました。
その後、おおくわさん、奥野さんと一カ所ずつ街頭演説会で訴え、小松空港から羽田へと戻りました。
御嶽山の噴火での犠牲者が拡大しています。心より哀悼の意を捧げます。行方不明者の捜索と杞救助、被害の拡大防止に万全の体制をとらなくてはなりません。
御嶽山の突然の噴火のニュースには驚きました。ネットでも、登山者の方が噴火直後に噴煙に巻き込まれる生々しい画像もアップされています。被害にあわれた方々にお見舞い申し上げるとともに、取り残されている皆さんの一刻も早い救済を祈るばかりです。
今回の事態は、 改めて噴火予知の難しさを示しました。通常国会で鹿児島の川内原発の再稼働について質問し、火山学者の皆さんが「予兆なしに突然噴火する場合もあり得、現在の知見では予知は困難」と指摘しているのにもかかわらず、田中規制委員長は、「観測網を整備し噴火の前兆を把握して対策をとるのはは可能」などと繰り返しました。
原発を巨大噴火の被害から守るために核燃料を取り外し安全な場所に移動させる必要がありますが、一年以上前から原発を停止して核燃料を冷却しなければなりません。そんなことが不可能であることを御嶽山の事態は明白にしました。川内原発を再稼働することがいかに無謀か。直ちに中止するしかありません。
明日は静岡県裾野市議選の第一声と金沢市長、石川県議、金沢市議のトリプル選挙の応援。三島駅前のホテルに前泊しています。
閉会中は、団会議が行われる火曜日は国会日程が詰め込みになります。今日も午前中から、愛知県の新日鉄住金の連続事故について経産省からの説明、臨時国会に向けての論戦会議、土砂災害についてのレク、国会対策委員会、議員団会議、リニア問題の国交省申し入れ、モロッコ参院議長一行の参院議長主催の歓迎夕食会と続きました。
日本共産党国会議員団・リニア中央新幹線問題プロジェクトチームの国土交通大臣宛て申し入れは、この間の調査活動を踏まえ 、「リニア中央新幹線による大規模で深刻な環境破壊は許されないーー環境問題を置き去りにしたJR東海の工事実施計画を認可しないことを求めるーー」と題するもの。
穀田、佐々木、宮本各衆院議員、田村、倉林、吉良各参院議員と私が参加し、西村明弘国土交通副大臣が対応しました。
夜のモロッコ参院議長歓迎夕食会には仁比議員と共に出席。隣の席のモハメッド・ダイダ議員に被爆二世だと自己紹介すると「広島・長崎のことはみんな知っている。人類に対しての米国の大きな過ちだ」とスバリ。話が弾みました。
そこで、前から疑問だったことを聞いてみました。あの名作映画カサブランカについて、ナチスドイツにレジスタンス活動をするフランスを被抑圧者として描いているが、そのフランスはモロッコを植民地にしていたとしてモロッコでは人気がないという話は本当か?
答えは「映画は知っているが見たことがない」。う~ん。私と同い年の議員ですから、理由はともかく、モロッコではあまり人気がないのは事実のようです。
夏らしくない8月も過ぎ、今日から9月。秋のような涼しい朝でした。今日は「防災の日」。議員会館でデスクワークをしていると、地震を想定した防災訓練の館内放送がありました。土砂災害が相次ぐ中での防災の日。改めて安心して暮らせる、災害に強い街づくりの大切さをかみしめました。
8月はそれぞれ夏休みだった事務所メンバーが久しぶりに全員そろったので、事務所の打ち合わせ会議。臨時国会に向けて、原発やリニア問題での調査や外交防衛などでの論戦準備、沖縄をはじめとした中間地方選挙の応援などなど、課題は山盛りです。がんばろう!
名古屋からJRで2時間余。先日の豪雨で床上浸水や土砂崩れで大きな災害となった岐阜県高山市へ、佐々木憲昭衆院議員や大須賀岐阜県議とともに調査に入りました。若山市議、牛丸前市議らの案内を受けながら被災現場を視察し、被災者からお話を伺いました。
まずは県土木事務所で概況を聞いた後、川があふれて住宅や店舗が浸水した現場へ。城下町時代からの伝統的な街並みが続く場所で浸水被害の状況や要望をお聞きしました。さらに護岸がえぐられ、車が三台流された場所へ。すでに土嚢で応急処置がされていました。かつても大規模水害のあったこの地域。河川改修が進められてきましたが、改修が終了した場所との境目付近での災害となりました。
続いて土砂災害の場所を3か所訪ねました。土砂崩れ現場の上から見下ろすと、赤い屋根の牛舎が砂に埋もれといます。8頭の牛が生き埋めになり妊娠中だった4頭が死んだとのこと。間一髪で逃れたご主人からお話を聞きました。
近くのもう一つの土砂崩れ現場へ。再度の被害防止のために大型土嚢がたくさん積まれていました。土砂が直撃したアパートの大家さんや、ガレージと車が土砂にうもれたという住民の方にお話を聞きました。コンクリートの電柱がぽっきり折れるなど土砂の凄まじさがわかります。
きちんとした災害防止策をとってもらわないと安心して住めないと強調されていました。 この二ヶ所については、土砂崩れ現場の上に作られた県の文化センターの影響を指摘するお話を聞きました。
最後に土砂崩れで全壊した住宅を訪ねました。土砂に埋もれて個人では対応できない状態でも、市は「民地内のことなので自分で除去を」との対応。重機も含むボランティアの支援でやっと除去できたところでしたが、疲れ果て、途方に暮れたご様子。「補助や生活の相談など行政はもっと支援を」と強い声が出されました。
被災者の生活や営業再建のための支援の強化が急がれます。同時に、広島でも浮き彫りになったように、危険な場所での災害防止対策や開発等で山の保水力が減少している問題、避難勧告の在り方など総合的な対策が必要と実感しました。
今日は大事な会議が相次ぎました。午後一番は、日本共産党京都市会議員団の政府レクに同席。14人の議員団全員が勢ぞろいです。私が同席したのは厚労省レクで介護保険の問題。さすが、現場で様々な相談に直面しているみなさん。鋭い質問が続きました。
14時から国会対策委員会プロジェクトチーム」と「広島等豪雨災害対策本部」の会合に相次いで参加しました。リニア問題の会合では、この間の現地調査で浮き彫りになった内容の報告が辰巳事務局長からあり、今後の調査について確認。
豪雨対策では、広島の土石流の現地に入った仁比議員や福知山の水害について穀田、倉林議員の報告等を受けて議論し、この間の災害対策のあらゆる経験を生かして支援を強化することなど確認しました。
明日の岐阜県高山市の豪雨災害調査のために名古屋に泊まり。
わがふるさと広島の豪雨による土石流災害の惨状に胸が痛みます。関係者の懸命の努力が続いていますが、日本共産党中央委員会は、ただちに山下芳生書記局長を本部長とし、国会議員らによる災害対策本部を設置し、私も一員となりました。
広島県委員会の災害対策本部(本部長・村上昭二県委員長)と一体となって、現地調査、被災情報の収集、被災者の安否確認とお見舞い、要望の聞き取り、行政への申し入れなどの緊急対応にとりくんでいます。被災地周辺の日本共産党組織も、さっそくボランティアの派遣、救援募金のよびかけなどの支援活動を開始しています。
今日は急きょ、愛知県東郷町議選の応援に入りました。亡くなった我が党の中川町議の一議席を含め定数三を四人で争う選挙。日本共産党の前田さおり候補は、三人の子育ての真っ最中で、介護の職場で働く専門家。子育て、介護の声を町政へ届けるとともに安倍暴走に待った駆けるために日本共産党の前田候補をと街頭四か所から訴えました。
自宅から京都府北部の福知山市へ。先日の豪雨で市内の2500軒以上が浸水するという大水害になっています。浸水被害をうけた日本共産党中丹地区委員会に立ち寄ると平日昼間にも関わらず緊急の支部長会議の開催中でした。党員の自宅も多く被災していますが、党として災害支援、復旧活動をどう進めるかの議論のためです。同時に、同地区内で闘われている綾部市議選に勝利もしなくてはなりません。
「自宅が被災された方も少なくないのに、直ちに立ち上がられていることに敬意を表します。住民の苦難解決を立党の精神とする党の真価を発揮しましょう」と激励しました。近隣の党組織等からボランティアの皆さんもたくさん来られています。
続いて、24日投票の綾部市議選の応援。定数18で現有4議席の確保と得票の大幅増をめざします。現職の堀口達也、つきがしら久美子、吉崎ひさし、井田かよ子さんの勝利を街頭や演説会で訴えました。街宣では島田敬子府議もご一緒でした。
豪雨は丁度、告示日で綾部市内でも被害がありました。議員団では東日本大震災のボランティア活動や昨年の台風被害の教訓を踏まえ、この間、学校の耐震補強、避難所になる学校への簡易たたみ、トイレの配備、内水被害防止のたのポンプの予算化など提案、実現してきました。さらに前進をと強調しました。
また、集団的自衛権行使容認の閣議決定以来、京都では最初の選挙。世論が劇的に変化する中、日本共産党の躍進で安倍政権の暴走にノーの声をはっきり示そうと訴えました。
吉崎ひさし候補の事務所で学童保育向けのビラをもらいました。学童保育の自主運営に関わり公的学童保育解説の先駆けとなった吉崎候補に対し、「いつも同じ目線、同じ立場で行動するおっちゃん」と学童OBの20代女性のコメントも。とてもいいビラです。
ネットではこうして吉崎候補のビラと紹介できるのに、ビラでは名前が出せません。こんなおかしな公選法は早く改正しなければなりません。
自宅を6:30に出て岐阜県名張市へ。今日告示の市議選で、三原じゅん子(現)、たきた利治(新)両候補の応援です。たきたさんの第一声と地元街宣、三原さんの地元街宣で訴えました。
市制の問題と共に集団的自衛権行使用容認も争点に。保守系からは元自衛官を売りにする新人の女性が立候補。わが党が予定していた同じ場所と時間で公明党が街頭演説会を行い、参院議員が「平和の党」「公明党が集団的自衛権行使に歯止めをかけた」などと演説しました。
私は、国会での論戦や名張市議会でも解釈改憲反対の請願を日本共産党以外の各党が継続審議・廃案にしてしまったことを紹介しながら「国会も市議会も自共対決。平和の一票は日本共産党へ」と訴えました。
終了後東京へ。朝早く、ニュースも見ないまま家を出たので、東京に向かう車内で京都の福知山市で早朝に記録的豪雨が降り、由良川が増水しで同市や舞鶴市に避難指示が出ていることを知りました。内閣府の防災担当から京都の被害状況の資料も送られてきました。被害が心配です。