衆参で災害対策特別委の理事懇談会が開かれ、能登半島地震で政府から説明を聞き質疑応答が行われました。私は拠点には物資は届き始めているが避難所では不足し、パンなどの提供にとどまっていること、自主避難所や自宅に避難中の住民が指定避難所に食料などを受け取りに行ったら断られた例があるとして、配送のための人的配置も含め善処を求めました。
政府担当者は「指定避難所以外の避難者も物資支援の対象であることを現場に徹底した」と説明。これまで保存が利くパンなどが中心だったが、コンビニ等の協力を得ておにぎりや温かい食事も順次届けたいと応じました
。
また、宿泊施設や住宅の借り上げによる二次避難所について、全体で2万6000人もの避難者が存在するもとで、必要十分な二次避難所を設けるよう要求。困難な状況にある被災者ほど必要な情報が届かず、二次避難所への移動も困難だとして、情報提供や移動手段の提供などを求めました。政府担当者は、いずれも対処する姿勢を示しました。
さらに、被災地の医療施設や福祉施設には物資を届けるだけでは維持できない限界状態の施設もあり、石川県内外の他の施設への入所者全体の移送が必要だとの指摘がDMAT(災害派遣医療チーム)の責任者から寄せられているとして、移送先の確保などを要請。厚生労働省担当者は「検討している」と説明しました。
終了後、京都へ。2/4投票の京都市長選挙勝利を目指して昨夜開かれた「京都に福をよぶつどい」に倉林、穀田両議員と参加。
日本共産党、れいわ、社民党、新社会党、無所属の代表や議員が挨拶に立ち、日本共産党から倉林議員が全力でたたかう決意を表明しました。
教育や保育、医療などの各分野や11の行政区から切実な要求と市政を変える願いが熱く語られ、それにこたえる福山和人さんの人柄と政策、熱い訴えで「よし勝つぞ!」と2500人の参加者が一つになりました。
京都総評の新春旗開きに参加。冒頭、梶川議長は能登半島震災で救命活動にあたる消防署員や避難民対策にあたる自治体職員に触れ、「あらためて『公共』の重要性が浮き彫りになった」と強調し住民の命と暮らしをまもる市政への転換を呼びかけ。あいさつに立った福山和人京都市長選予定候補も決意を述べました。
国会では、能登半島地震の対応をめぐり、与野党6党の党首会談が行われました。席上、志位和夫委員長は「現瞬間は被災した方々の救命・救援に全力をあげるべき瞬間だ」「政治が被災者の苦しみに寄り添った、血の通った対応に全力をあげるべきだ」と強調。
岸田文雄首相(自民党総裁)に、非常に深刻な状況にある避難所の緊急の改善、安心して休める住まいの確保、孤立地区の一刻も早い物資輸送、医療機関と介護施設に対する緊急支援、通信手段の確保のための、移動式の携帯基地局や電源の確保、原発トラブルに関する詳細な情報を公開――などを求めました。することを求める」としました。
刻一刻と状況と要求が変化するもとで午前中は、党首会談に向けて佐藤県議や秋元県委員長と連絡を取り合いました。
金沢から六時間かけて藤野前衆院議員、佐藤県議と共に輪島市に到着。道路のひび割れや、土砂崩れなどで道路が寸断されています。途中、震度7を測定した志賀町を通り、車内から家屋の倒壊状況など視察。志賀原発の前で、改めて地震多発地帯に建てられていること怖さを実感しました。
輪島市内では鐙市議の案内で、市役所、大火災の現場、避難所を回りました。市役所は避難所になっており、疲れはてた様子の市民で一杯。坂口市長に面会しお見舞いを申し上げました。市長からは「道路が寸断され一万人の避難者に対し二千しか食料が届いていない」とのお話。
避難所でも「まったく食事が配られない」「最初に行った小学校の避難所は寒くて困った」「まったく情報がない」との切実な声。断水や停電も続いており、「トイレで流せず困っている」などの声が寄せられました。
食料不足の件は電話で小池書記局長に報告。穀田国対委員長から自民党の浜田国対委員長に連絡してもらい、「すぐ対応する」とのことでした。
輪島の名物である朝市が並ぶ通りで約200棟が消失した火災現場はまさに焼け野原。言葉を失いました。まだくすぶっていてところどころ煙があがる状態。五階建てのビルが横倒しになった現場にも。倒壊した建物に取り残されている人も多く残されています。
全国各地から救急車や消防車、警察車両が集まってきており、金沢にもどる途中で京都や愛知、岐阜、大阪、静岡、埼玉などの車や自衛隊の輸送車などとすれ違いました。
帰りは土砂崩れによる片側通行などがあり大渋滞で金沢着は23時を回りそうです。
能登地震災害対策本部の会議が党本部で開かれ、石川、富山、新潟の各県委員会と共にZOOM参加しました。被災の状況の報告を受け、党として被災者のニーズをお聞きし応える活動、救援募金、原発の情報公開要求などに取り組むことを確認。
明日、被災地入りするために京都から金沢へ。党石川県委員会で藤野前衆院議員、佐藤県議、秋元県委員長と合流し、被害の状況や通行可能な道路の状況など、明日の被災地入りの打ち合わせを行いました。
金沢駅周辺は夜だったこともあり、目立った被害はありませんが、コンビニにはお弁当やパンなどの食料の棚は空っぽ。ホテルに入ると「大浴場は自身による配管の損傷のため休止」とのこと。地震の大きさを実感します。
能登地域は明日は雨。地震で地盤が緩んでいるので、がけ崩れなど心配です。
午前中の本会議で討論に立ちました。午後は、拉致問題特別委員会、指定都市行財政問題懇談会に出席しました。
討論では物価高騰に国民が苦しむ中、総理や閣僚などの給与を上げる特別職給与法案に反対。政府は「賃上げの流れを止めないため」といいますが、コストカット型経済で賃金が上がらない国にしてきたことに反省なし。やるべきことは自分の賃上げではなく、経済政策を抜本的に転換し、政治の責任で賃上げと待遇改善を進めることです。
その点で一般職給与法案は、賃上げは行うものの極めて不十分。物価高に追いつかず、高卒の初任給は都市部の8府県で最賃以下。常勤職員が担うべき職務を行いながら低賃金と雇止めの不安にさらされている非常勤職員の待遇の抜本改善は急務です。
拉致問題特別委員会では、外相と松野拉致問題担当大臣から報告を受けました。報告に対する質疑を行うよう求めています。
続いて指定都市行財政問題懇談会。全国の政令市の党議員団の代表の皆さんと国会議員団で毎年開いているもの。来年度予算編成に向けた指定都市市長会、同議長会としての要望について説明を聞いた後、各政令市の議員の皆さんからのご要望等をお聞きし意見交換。きました。保育士の配置基準の改善に関する要望もあり、先日の質疑の中身などをお伝えしました。
東京を朝出て、浜松市へ。航空自衛隊浜松基地周辺の河川や地下水から暫定指針値を超えるPFASが検出されている問題での党浜松市議団の同基地内での要請に本村衆院議員、すやま比例予定候補とともに同席。基地内での汚染の原因や周辺に汚染が広がった過程等の明確化、隊員の血液検査など求めました。
終了後、明日の宮城県議選応援のために仙台市まで移動。