衆院予算委は集中審議が行われ、日本共産党から宮本徹議員が質問に立ち、政府が進めている学術会議法の改正案が学術会議の独立性を奪うものになっていることをノーベル賞学者の皆さんの共同声明など示しながら厳しくただし、学術会議の合意ないままの国会提出をしないよう総理をただしました。
審議の理事会で、明日の締めくくり総括と採決が提案され、わが党は政府がまともに説明責任を果たしておらず審議は極めて不十分だとして採決に反対しましたが、明日の予算委採決と本会議での緊急上程が決まりました。
並行して参院で四党の国対会談も行い、参院での予算審議について協議。また、ガーシー議院から先日議決された陳謝の懲罰について受け入れる旨の返事があつたことをうけ、本会議日程等について意見交換しました。
夕方から議員団会議でした。
寒波襲来。国会周辺も朝は雪がちらつき、夕方には大雪との予報もありましたが、午後からは冷たい雨になりました。10時から、国会に登院しないガーシー議員について懲罰委員会が開かれ、尾辻議長から懲罰委に付したことについて報告を聴取。
散会後、理事会再開し、21日に委員会を開いて希望があればガーシー議員または代理議員から弁明を聞くことなどを決めました。その後、鈴木委員長、牧野理事とともにガーシー議員側に、希望の有無を16日までに連絡するよう文書で手渡し。その後、代理としてN党浜田氏が弁明する旨の連絡がありました。
何しろ、当選しながら半年も国会に来ない議員は例がない異常な事態です。代理議員が弁明できると規則にはありますが、実際に行うのは初めてのこと。国会の歴史上、想定外で初めてのことばかりですから、丁寧に手順をおいながら国民の納得のいく結論を速やかに出せるよう、相談しながら進めています。
午後は、議員の班会議で活動交流をしたあと、来週出演するネット番組の打ち合わせ。さらに国の財政問題などについてグループで学習・調査している京都の花園高校の生徒からZOOMで一時間のインタビューをうけました。夕方の新幹線で京都へ。
午前中は参院代表質問。自民と立憲の質問でした。午後の衆院代表質問二日目では、日本共産党から志位委員長が質問に立ち、会館の議員室でテレビ傍聴。志位さんはコロナ、物価高騰、子育て支援、原発、大軍拡について岸田総理に迫りました。それまで余裕で答弁していた総理がたどたどしくなり、降壇後に追加答弁までする始末。志位さんは予算委でさらに追及します。
本会議後に内閣委理事会・委員会に出席。その後、参院議員の党の会議で7中総論議。続いて、ガーシー問題にかかわって懲罰委員会の基本的運営について事務方から国会法や規則について説明を受けました。当選しながら、無許可で海外に渡航したまま国会の召集に応じないという前代未聞の事態。これまで議運で、丁寧に登院を求めてきましたが、いよいよけじめをつけることが必要になってきています。
その後、1/22赤旗日曜版の一面で報じた、各地の自衛隊司令部の地下化について防衛省からレク。これまでも、戦争に備えた自衛隊基地の「抗たん化」は進められてきましたが安保三文書でさらに強められています。舞鶴地方総監部の地下化についてはすでに調査は終わり、来年度予算で設計費を計上し、再来年以降に工事を始める計画とのことでした。