10時から開かれた本会議は三法案の採決のみで10分で終了。コロナ対策で先週から、入り口での消毒とマスク着用に努めることになっていますが、今日からは「三密」を避けるために間をあけて着席することになりました。
本会議場の大きさは衆参で同じですが、参議院議員は定数が約半分のため、前後左右の議席は通常は使用していません。そこを使用することにより、議員同士の間を作ることができるのです。ただし、普段使用していない席には、出席した場合に立てる名札や押しボタン投票の設備がありません。
そこで、簡易の名札を机の上に置き各自が裏返すことにし、採決は起立投票で行うことにしました。押しボタン投票のように一人ひとりの投票行動が明らかにすることはできませんが、当面はこの方法になります。
外務省の水嶋光一領事局長が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。これに先立ち、茂木外相の記者会見は急きょ中止。同省は「外相が濃厚接触者と判断される可能性は低いが、念には念を入れた」と理由を説明しています。局長の感染確認は全省庁でも初めて。
家族の感染が判明し、同氏の感染も確認されたとのこと。三月末の外交防衛委員会に答弁に来られていました。外務省は「省内での濃厚接触者はいない」と発表していますが、じわじわと永田町周辺での感染者が増えています。しっかり対策をとって細心の注意払います。
予算委員会で来年度予算案の締めくくり総括質疑が午前中に行われ、午後からの本会議で与党の多数により可決・成立しました。
昨年末に閣議決定され、コロナ対策は一円も含まれず、コロナ問題を通じて浮き彫りになった従来の政治の在り方の転換の必要性にも全く対応していない予算。野党の指摘に耳を傾けずにそのまま成立させられたことは残念でなりません。
しめくくり総括では田村智子議員が質問。コロナ問題で重要性が明らかになつた公立・公的病院について再編統合の押し付けをやめるよう求めましたが従来の態度を変えません。総理に至っては、森友問題で自死された財務省職員の遺書と、その夫人の言葉を突き付けて安部夫妻の責任をただしても「党派的目的で質問をされている」と居直る始末。応援傍聴をしていて怒りがこみ上げてきました。
本会議で予算案に山添、国税て大門、地方税で武田議員がそれぞれ反対討論。いずれも光る討論でした。
今日の予算委で岩渕議員が関電幹部の金品受領問題での第三者委員会の報告書について冒頭で質問しました。
昨年の臨時国会の予算委での「原発マネーの還流だ」という私の質問に、経産大臣は「原資は明らかでない」「第三者委員会で徹底究明し、厳正に対処」と答弁していました。これに対し、第三者委員会の報告書は原発工事などの代金が役員らに還流していたとし、「原発マネー」の還流を認定しました。
さらに昨年の質問では、福島原発事故以降の再稼働のための安全対策工事が膨れ上がる中、金品の受領も急増したと指摘しましたが、第三者委報告も同様の事実を認定しています。まさに私たちの指摘通りです。
これは一企業の問題ではありません。原発推進、再稼働という国策の中で、電気料金など国民の税金が還流しているのです。国の責任で全国の調査を行い、国会での原発利権の徹底解明が必要です。
朝から、明日の外交防衛委員会の質問準備。お昼には理事懇が開かれ、明日のタイムテーブルなど確認し、15:30に通告。日本のジェンダーギャップ指数が世界で121位にまで低下している中、女性差別撤廃条約と同選択議定書の問題で質問します。 12:10から15分間。参議院のHPからネット中継でご覧あれ。
午後から国会に衝撃が走りました。明日発売される『週刊文春』に森友事件で自殺した財務省職員が残していた「手記」が掲載されます。「すべて佐川局長の指示です」として長文の手記のコピーが国会内に出回り、怒りの声が広がっています。亡くなった職員の妻が明日、国を提訴するとのこと。国会でも徹底追及が必要です。
静岡四区補選の野党統一候補で合意。国会で15時から5党・会派、市民連合と田中候補の政策調印が行われました。立候補を表明していた日本共産党の島津前衆院議員は立候補を取りやめ、統一候補勝利に全力を挙げます。
今日は予算委員会の集中審議。日本共産党から山添議員が、森法相発言と検察官定年延長問題で、倉林議員がコロナウィルス対策で質問しました。
山添議員が、検察庁法改正による検事長の定年延長について「内閣の定める事由があると認めるときには、再延長や再々延長も可能だとされている。検事長などの人事は官邸が握ると公言しているようなものだ」と批判。野党席はざわめき、国家公務員の定年延長の法案と切り離すべきとの声が上がりました。
倉林議員は、感染症対策で大きな役割を果たしている公立公設病院を再編統合の対象としていることの矛盾をただし、白紙に戻して検討するよう迫りました。
応援傍聴以外は、質問準備などなど。
森法務大臣の「東日本大震災の時にいわき市の検察官が真っ先に逃げ出し、理由もなく被疑者を釈放した」という予算委答弁をめぐり、昨日から「事実誤認であり、法務相の資格が問われる」として紛糾。9:15から参院野党国対で断続的に対応を協議する一日となりました。
森法相は昨日、「個人的見解を述べたのは不適切だった」として撤回しましたが、野党は、「事実誤認であることを政府として認め、責任をとらせるべき」として朝からの審議は全面ストップしました。断続的に与野党協議が行われ、14時過ぎに総理が森大臣を呼び厳重注意。その後、森大臣が、発言の内容が間違っていたことを認め、総理も会見。
この中で、16:30頃にコロナ特措法採決の衆院本会議で開かれました。参院では今日予定されてい各委員会は開かれず、明日は内閣委と本会議でのコロナ特措法の質疑、採決だけ行われます。週明けの予算委で森大臣の発言について厳しくただしたうえで、各委員会が開催されることになります。
そんな中、論戦準備のため、女性差別撤廃条約とJICA社会環境配慮ガイドラインの改定作業についてそれぞれレクを受けました。
8:15からの国対会議の後、午前中は予算審議に向けての参院議員団の論戦会議。その後、議員会館が開かれた「公立公的病院統合阻止意思統一集会」に出席し一言挨拶しました。
先日政府要請に同席した新潟は、農村地域と中山間地が広がり、医療効率や採算面から民間医療が参入しにくく、公立・公的病院の比率が全国平均より図るかに多い現状。
しかも豪雪地域の交通事情などの困難もある中、公立・公的病院は「最後の砦」となって地域医療に重要な役割を果たしてがいます。必要なのは国の支援の拡充です。 にもかかわらず、こうした役割など検証せずに、一方的に発表された病院リスト。新潟では公立・公的病院41 のうち22病院、55.7%が含まれ全国一割合が高くなっています。
懸命の努力を続ける自治体や関係者にどれだけのショックを与え、妨害となっているか。こんなリストは撤回させ地域医療を守ろう!――と訴えました。
午後からは衆院予算委の集中審議をテレビ視聴しながら、論戦準備など。野党は、後手後手の新型コロナ対策や検察人事介入問題など追及。日本共産党からは藤野やすふみ議員が質問にたち、鋭く追及しました。
16時からは全労連会館で開かれた憲法共同センターの運営委員会で国会報告をしました。
立憲の辻元議員へのヤジへの総理の謝罪から始まった昨日からの予算委。「桜を見る会」前夜祭について総理が三か月間にわたりウソの答弁をしてきた疑惑が一段と深まりました。辻元議員の問い合わせにたいし、ANAインターコンチネンタルホテルが、明細者を出さない場合も、宛名のない領収書を出すことも政治家に特別扱いをすることも「ない」とメールで回答したのです。
これまでの総理答弁がウソだったことになります。総理は、午後の答弁で「事務所から問い合わせたら、辻元議員には一般論で回答したのであり、営業上の秘密から個々の取り組みは含まれていないとのことだつた」と言い訳をしました。
ところがその日のうちのマスコミの取材に、ホテル側は「そのような回答はしていない」と返答しました。いよいよ総理答弁がウソという疑惑が深まりました。野党側は事実関係について、総理に文書による回答を求め、それなしに審議はできないと主張。遅れて与党と維新だけで開会しましたが、その後休憩となり与野党協議。
午後、再開ととなりましたが、菅官房長官はこの問題での質問にまともに答えず、たびたび中断しました。
日本共産党は昨日は高橋議員がコスモウィルス対策と公立病院の統廃合問題で、今日は宮本徹議員がコロナウィルス問題、田村貴昭議員が真毛島への軍事基地建設問題でそれぞれ質問しました。
今日は午前中、置施設視察委員会について倉林議員とともに警察庁からレク。警察の留置施設の運営の透明性確保のために第三者で作られた委員会で、都道府県を基本に全国51カ所に設置されています。
今年度、京都府では初めて弁護士会推薦の弁護士が定数6の委員に選ばれなかったことが地元紙でも大きく報道されています。決めるのは公安委員会ですが、京都府警は弁護士会に推薦を依頼しな柄、弁護士を外した名簿を提案しました。全国的に委員の21%は弁護士で、弁護士を選んでいないのは全国で京都だけとの説明。
留置施設の人権問題の対応のために、弁護士を選任するよう国連からも勧告されています。京都府警の対応は制度の趣旨にも世界の流れにも反しています。
午後には、「武器輸出反対ネットワーク」の皆さんの来訪を受け懇談しました。
都内で開かれた東京「しんぶん赤旗」輸送協力会の第42回定期総会で、「第28回党大会と『しんぶん赤旗』」と題して一時間の講演をしました。
「赤旗」の輸送をになっていただいていることに心からの感謝を申し上げ、党大会決定が通常国会の野党共闘と論戦や京都市長選挙の中で力を発揮していることをお話ししました。
私の前にはイラストレーターのワタナベ・コウさんがお話し。『月刊学習』の連載の「ワタナベ・コウの日本共産党発見!」の中で、赤旗の編集から印刷、輸送、配達まで取材した回のイラストにもとづき、「人間の力が信頼、発揮される現場」と語ってくださいました。
今日の衆院予算委は7時間の一般質疑でしたが、桜を見る会についての野党の質問に対して公文書担当の北村大臣がまともに答弁ず立ち往生する中で野党が退席。与野党合意のもとで今日の残りの時間は月曜午前中に行うことになりました。
穀田衆院議員が、コロナウィルス問題と自衛隊自衛隊派兵問題で質問する予定でしたが、月曜日となります。