今日投開票の衆院の三つの補選で野党候補が完勝し、自民党の裏金政治に明確な審判が下りました。東京15区では市民と野党の共同候補の酒井なつみ氏(37)が勝利し、島根1区では亀井亜紀子氏(58)、長崎3区では山田勝彦氏(44)の両立憲民主党公認候補を日本共産党が自主支援し、勝利しました。
自民党の金権腐敗に対する無反省への厳しい審判とともに、日米首脳会談で日米軍事同盟の歴史的変質を誓約し大軍拡路線へ暴走する岸田政権への厳しい審判となりました。同時に補完勢力である日本維新の会への厳しい審判となったことも重要です。
朝8:15から小池書記局長も参加して国会対策委員会。予算成立後の後半国会の情勢や課題、対応等について議論しました。裏金問題の徹底解明、総理訪米と大軍拡、一連の重要法案の論戦と運動の強化方向、自民党政治を終わりにする国民的運動の強化と連携などなど。
明日の内閣委員会の質問を仕上げて。昼過ぎに文書で通告しました。
朝から開かれた予算委員会締めくくり総括質疑で質問に立ちました。午後からの本会議で討論・採決が行われ、与党等の賛成多数で予算案が可決・成立しました。
朝の予算委の理事懇で、与党理事から「2月の自民党の調査の中で、22年3月にも安倍派幹部の会合があった可能性が浮かび上がり、再聴取を行った」旨の発言がありました。野党側は、これまでそのような説明はなく、政倫審でも世耕氏が否定したとして議論になり開会が大幅に遅れました。始まった審議の中での総理の答弁と朝の自民党の発言との食い違いが明らかになり、審議はストップ。
結局、「再調査の中」ではなく「再調査以降」であり、不正確な発言だったと自民党理事が認めましたが、真相徹底解明に責任を果たさない自民党の姿勢がにじみ出たことになりました。私も、その点を指摘し、改めて森氏や安倍派幹部の証人喚問を求めるとともに、「子育て給付金」が低所得者ほど負担が重く、軍事費を優先するものだとして撤回を求めました。
予算委が遅れたことにより、本会議も大幅に遅れて開会。山添議員が反対討論に立ちました。18時から急逝された山村糸子党静岡県委員長のお通夜がありましたが、参列できませんでした。20日に御前崎市議選の応援に行ったとき、「昨夜急逝された。直前までお元気で地区委員会にも激励の電話があった」とお聞きし、本当に驚きました。心より哀悼の意を捧げます。
予算委集中質疑で山下よしき副委員長の質問を応援傍聴。裏金問題の幕引きを図る岸田総理に「キーパーソン中のキーパーソン」として森元総理の聴取と証人喚問を求めました。
その後、経済秘密保護法案(重要経済安保情報保護法案)に反対する/日弁連主催の院内集会に参加。講師は京大の高山佳奈子教授と立命大の松宮孝明教授の京都のお2人。高山教授は「研究機関を防衛産業の道具にしようとするもの」だと指摘。日本学術会議の任命拒否の当事者の一人でもある立命館大学の松宮孝明教授は、適性評価のための調査が首相名で行われることに触れ「学術会議法を守らなかったのが当時の内閣総理大臣だ。法を守らない政権に本法を与えてはならない」と訴えました。私も一言挨拶しました。
明日、予算案の締めくくり総括質疑を行うことが決まり、その質問準備の仕上げと通告。その後、超党派の人間の安全保障を考える勉強会に参加し、空からの映像を使ったガザの深刻な被害状況について報告を受けました。まさに、ジェノサイドです。
続いて、「超党派・災害時医療等船舶利活用推進議員連盟」の総会に参加しました。
午前中は先週金曜日の政府の能登半島地震復旧・復興支援本部で決められた液状化被害と医療・高齢者施設への支援強化について政府から聞き取り。自治体が宅地や隣接する道路などを一体として液状化対策をする場合の国の補助率を4分の1から2分の1に引き上げます。
被災者が液状化で傾斜した住宅の修復を行う費用は、最大120万円補助するこれまでの住宅耐震支援の制度を活用できることを明確にしました。面的な液状化対策は地域での合意に一定の時間がかかることもあり、傾いた住宅のジャッキアップなどの対策を個別に進められる支援策を予算委で求め来ました。それに沿うものではありますが、120万円をおおきくうわまわるケースも聞いており、さらに拡充が必要です。
午後には韓国の元徴用工訴訟の原告・遺族、弁護団の皆さんと小池書記局長とともに懇談。16時過ぎから予算委集中質疑の紙智子議員の質問を応援傍聴。その後、参院の四党の国対委員長会談。予算委最終盤の対応や政倫審について協議しました。続いて議員団会議でした。