午後から本会議が開かれ、ハンセン病家族補償法が全会一致で可決・成立しました。ハンセン病の元患者の家族に対する差別被害を救済するため、最大で180万円を補償するなどとした法律です。
ハンセン病患者の家族への差別被害を認めた集団訴訟の判決を受け、超党派の「国会議員懇談会」などがまとめたもの。元患者家族への差別被害をこれまで放置してきたことを深く反省し、前文に、「国会および政府は、深くおわびする」などと記しています。傍聴席には原告の皆さんの姿がありました。
今朝の赤旗に、志位委員長が昨日発表した談話「香港での弾圧の即時中止を求める」が掲載されました。同じ昨日、参院外交防衛委員会で自民党の佐藤正久議員が香港問題を取り上げました。
「日本政府はなぜ香港情勢について発信しないんだ。習近平国家主席の国賓があるから口をつぐんでいるのか」という巷の声をがあると指摘。志位委員長のツイッターを資料配布し、読み上げたうえで「日本共産党も中国政府に抗議のメッセージを出している」と述べると自民党席から「立派なもんだ」との声が。
茂木外相の答弁は「抗議デモ、香港政府、中国政府のいずれかに偏った発信はプラスにならない」とし、中国政府に「憂慮を伝えた」に留まりました。これでは、人権侵害に抗議しないことになります。きちんとものをいうべきです。
政府にこそ、昨日発表した志位委員長の談話を読んでほしい。
参院外防委員会で、国連総会第一委員会で一日に採択された日本提出の核兵器に関する決議案について茂木外相に質問しました。
同決議は米国など核保有国のねらいにそって核兵器廃絶についての国際的到達点を骨抜きにするものだと批判。従来の決議にあった「核兵器使用の非人道的結末」への「深い懸念」を「認識」に変更した理由をただしました。
「各国からの意見などを踏まえ、文言調整を行った」との答弁に、「核保有国の賛成をえるために譲っていいことではない」と批判。
2010年のNPT再検討会議での、長崎の被爆者、故・谷口すみてるさんの演説を紹介しながら「この言葉には、思い出したくない地獄の体験を語って、核兵器の非人道性を世界に語ってきた被爆者の思いが込められている。後退させることは、唯一の戦争被爆国である日本の存在が問われる」と強調。 核兵器禁止条約に参加し、核兵器の非人道性を世界に広げる先頭に立つべきだと迫りました。
今日は、日本医労連の皆さんの国会行動。石川県の医労連、全国労災病院労組の皆さんから要請を受け懇談。「最新法改正をめざす市民の会」の皆さんの来訪も受けました。
米軍の臨時訓練空域の問題で防衛省、国交省からレク受け、明後日の質問の準備。
総理主催の「桜を見る会」の私物化問題。今日の朝刊やテレビでいっせいに報道しました。ネット上で大拡散されて市民の声が広がったことと、野党が合同「対策チーム」を作り、徹底追及を確認したことがマスコミを動かし始めています。市民と野党の共同が力を発揮しています。
日本共産党は昨日、この間の情報をすべて野党に提供。今日の国会では、赤旗日曜版のコピーを読んでいる他の野党議員の姿も。午後には「野党合同ヒアリング」が行われました。徹底追及します!
田村智子議員の総理主催「桜を見る会」の質問がネット上で大きな話題になり、他の野党の皆さんもどんどん拡散してくれています。午後には野党国対が開かれ、田村議員も参加して説明。政府の公的行事を個人の後援会活動に利用した税金の私物化であり、許しがたいとの認識を共有し野党合同の追及チームを作ることが確認されました。
わが党からは田村さんと、この問題を最初に国会で取り上げた宮本徹議員がチームに参加。早速、明日、野党合同ヒアリングが行われます。野党が共同で追及する動きが広がる中で、マスコミからの取材も田村議員に相次いでいます。
明日の外交防衛委員会に向け質問準備。16時に通告しました。日本が国連に提案している核兵器廃絶に向けた決議の内容が、昨年よりさらに後退している問題を取り上げます。夜は議員団会議。高知知事選や福島県議選支援に入った議員からの生の報告も聞けました。
予算委で田村智子議員の質問を応援傍聴。委員会室は何度もどよめきました。毎年、新宿御苑で開かれれ、「各界を代表する功労功績があった方を招待する」とされている「桜を見る会」に首相が地元の山口県の後援会員などを大量に招待し、後援会行事にしていたことが、数々の動かぬ証拠によって明らかにされました。
参加者には墫酒やオードブル、お土産がふるまわれ、すべて税金で賄われます。政治家が自らふるまえば公選法違反になることを税金でやる。まさに行政の私物化極まれりです。自民の国会議員や地方議員のブログで、その事実が明らかにされると自民党席は凍り付き,ヤジも飛ばせません。
閣僚の辞任など安倍政権のモラルハザードが大問題になっていますが、「総理自身がモラルハザードを起こしている」と田村議員が言い放つと委員会室は大きな拍手に包まれました。
それにしても、税金を使って後援会行事を行っていることを嬉しそうにSNSで発信している国会議員や地方議員の多いこと。税金の私物化に対するモラルハザードは自民党に蔓延しているとつくづく思いました。徹底解明が必要です。
午前中は開会中の国連総会に日本が提案した核兵器廃絶決議について外務省からレクを受けました。核使用による壊滅的な人道上の結末について、昨年まで記載されていた「深い懸念」が「認識する」との表現に弱められるなど、重要な後退をした内容になっています。今後、委員会でも追及していきます。
田村議員の質問後、銀座で行われている穀田衆院議員のお連れ合いの「ろうけつ染め こくたせいこ展 一本の線から」を鑑賞。そのあと、京都へ。
朝起きてニュースを見ると首里城が燃えている映像に衝撃をうけました。心からお見舞いし、再建を願います。続いて河井法相辞意のニュース。すぐに関係者と電話連絡して対応を協議しました。
今日は参院法務委での質疑と衆院本会議での会社法の質疑を与野党合意していました。法相辞任でその日程を政府が壊したことになります。他の衆参の議事もすべて取りやめ。参院外交防衛委員会は午後から自衛隊朝霞駐屯地の視察となっていましたが中止となりました。
12時から野党書記局長・幹事長会談が開かれ、6日間で2人の大臣が辞任という異常事態のもと、予算委を開き、安倍総理が自らの任命責任、説明責任を果たすことが必要不可欠であり、そのうえで日程協議に応じる準備があることなど確認。その後、断続的に与野党間協議が続けられました。
16時から野党の共同で「英語民間試験延期を求める会」。予備校の先生や高校生六人も参加してスピーチ。住んでいる場所や経済力による不公平さ、高校で十分おしえられていない「聞く力」「話す力」民間試験で問われる理不尽さ、一年目が事実上実験台にされることへの憤りなど語られました。
文科大臣の不誠実な態度や言葉と比べてなんとしっかりしていることか。「自分たちには選挙権がない、政治家の皆さんにお願いするしかない」という言葉をしっかり受け止め、野党の力をあわせて延期に追い込みたい。
日本共産党岐阜県委員会の皆さんが終日、政府要請行動。10時からのリニア問題での国交省要請に同席しました。中川県議をはじめ県内の地方議員の皆さんが多数参加されました。
リニア問題では、先日の国会議員団の現地調査活動を踏まえた要請書を手交。JRが住民に対して「丁寧な説明」を行わず、工事の中で事故が発生していることなど様々な問題を上げ、公共事業並みに「再評価」を行い計画を見直すことになど求めました。
朝、菅原経産相が辞表提出とのニュース。先日の予算委で、原発マネーの自民党政治家への還流疑惑の調査を求めたら、菅原経産相は「それぞれの政治家が、国民からの信頼を得られるように、政治活動については説明をするものと思っております」と答弁しました。
その菅原氏が自身の公選法違反疑惑について一言も説明せず大臣を辞任。疑惑内容は議員辞職ものであり、大臣辞任ですむものではありません。野党は、菅原氏の経産委員会理事会出席の下での真相解明、総理の任命責任を果たすことなど求め、今日予定されていた衆院での各委員会はすべて流会となりました。
15時から始まる予定だった衆院本会議の代表質問はに、国民投票法案について大島衆院議長が、「臨時国会で合意を見つけてほしい」と述べて今国会での成立を促したことで開会が大幅に遅れました。
野党は、明らかに与党の立場からの発言で、公正中立であるべき議長として許され発言の撤回と謝罪を求めました。こうした発言に毅然と、共同して対応できたことは重要です。
午前中は予算委論戦に向けての打ち合わせなど。午後には国民救援会の皆さんが、衆院に野党で共同提案している共謀罪廃止法案を参院にも提出してほしいと来訪。続いて、JALの不当解雇撤回原告団の皆さんが、解雇争議を争議解決するための支援要請に来られました。
衆院本会議が遅れたため、議員団会議も二時間遅れで開かれました。
今日から臨時国会が開会されました。朝から2ラウンドの本会議、委員長選出のための特別委員会、開会式などが続きました。
11:30からの議員団総会では志位委員長が、野党連合政権への道を開く国会活動に取り組もうと強調し、消費税、年金など暮らし応援の政治を求める闘い、原発マネー、あいちトリエンナーレ問題など安倍政権の腐敗と強権の徹底追及、改憲許さぬたたかいを呼びかけました。
12:00からは総がかり行動の国会前行動に参加。他の野党の議員とともに参加し、小池書記局長が挨拶しました。
本会議第二ラウンドでの安倍総理の所信表明演説は突っ込みどころ満載。思わず声を上げた部分をいくつか紹介します。
「『みんなちがって,みんないい』新しい時代の日本に求められるのは多様性」→「あなたが言うか!」。
「65歳を超えて働きたい。8割の方がそう願っています」→「年金を削るからだ!」。
「新しい国創りの道しるべは憲法」「議論し、国民への責任果たそう」→「あなたを縛ってるのが憲法!」、「憲法守るのが国会議員の責任!」
来週月曜から代表質問が始まります。
午前中に「日本共産党 関電原発利権追及チーム」の初会合を開催。笠井政策委員長が責任者、藤野衆院議員が事務局長となります。笠井議員は、「原発マネー問題を長年追及してきた日本共産党が役割を発揮し、全容究明に全力にあげよう」と呼びかけました。
午後には「関電疑惑野党合同ヒアリング」に参加。関電は出席要請にもかかわらず拒否。菅原経産大臣は「言語道断」「徹底してウミをだす」と言いながら、調査は関電まかせで、他の電力会社には調査を求めないという経産省の姿勢にも厳しい意見が続きました。
原発マネーが自民党政治にも還流している報道もあいついでいます。原発マネーの原資は国民の電気料金です。徹底究明が必要です。
臨時国会の論戦準備へ。日米貿易協定について、内閣府、外務省、農水省、経産省からレク。農民連の間嶋副会長からもお話をお聞きしました。
様々な戦いの課題で、国民の声が押し寄せ来ます。午前中は全国から集まった業者婦人の皆さんとの懇談会。議員会館の広い講堂に集まった皆さんから、消費税増税やめてんか、所得税法56条は廃止してと熱い訴え。日本共産党国会議員団から多数参加し、国民民主党、社民との議員の参加も。共闘の広がりを感じます。
その後、新宿駅西口へ。今日は国連の核兵器廃絶国際デー。東京の被爆者団体+東友会と東京原水協が新宿西口で取り組んだ宣伝署名活動に参加。青いタスキをつけた26人の被爆者をはじめ70人が参加。核兵器の廃絶へ被爆者国際署名を呼びかけました。
宣伝カーからは被爆者と共に国会議員も訴え。立憲民主党から初鹿衆院議員、塩村参院議員、日本共産党から山添参院議員と私がお話しました。この課題でも共同の進化を感じました。
私はまず、エクアドルが核兵器禁止条約の27番目の批准国になったといううれしいニュースを紹介1953年に作られ、今新たな注目を受けている映画「ひろしま」が、核兵器が人類と共存できないことを迫力をもって描ているとのべ、核兵器の悲惨さを一番知っているはずの日本政府が核禁条約に背を向けていることを批判。
また、先日参加したカザフスタン大使館主催の国際会議で、旧ソ連時代にセミパラチンスク実験場で456回もの核実験が行われて被害を受けた同国が、「最も深刻な脅威」として核実験場を廃止し、核兵器も廃棄したことを強調していたことを紹介。
同国が核兵器禁止条約の26番目批准国になってことも紹介して「本来、唯一の戦争被爆国である日本はこういう役割を果たすべき」と日本政府も条約に参加するよう改めて求めました。
国会に戻り、静岡県民医連の皆さんの「介護ウェーブ国会要請行動」に応対。介護現場の実情と要望をお聞きしました。続いて、参院の立憲民主党、国民民主党、社民党の新しい共同会派の役員の皆さんの挨拶を山下議員団長、田村国対副委員長とともに受けました。議員会長は長浜さん、幹事長に大塚さん、国対委員長に芝さん。いっそうの共同の強化を確認しました。
続いて国会対策委員会。17:30からは、愛知トリエンナーレへの補助金を文化庁が全額不交付にすると発表した問題で、本村、吉良議員と共に文化庁の担当者を呼んで抗議し、説明をうけました。「展示内容ではなく手続が不適切だった」と説明しますが、まったく説得力なし。犯罪行為である脅迫によって展示を困難にした側に文化庁が加担したといわれても仕方がありません。
夜は国会近くのホテルで中国建国70周年祝賀会に参加。