豪雨対策よりカジノ法案の審議優先は許せない――今日の内閣委員会で与党がカジノ法案の採決を狙う中、午前中の本会議で野党四党・会派で提出した石井国交相(カジノ担当相)の問責決議案の討論・採決。日本共産党からは辰巳コータロー議員が賛成討論に立ちました。
与党が決議案を否決し、内閣委員会を開いてカジノ法案の採決をしようとしたので、さらに柘植内閣委員長解任決議案を提出。日本共産党から田村智子議員が賛成討論に立ちました。その採決が四時前までかかり、結局、今日の内閣委員会の開催は見送られ、明日となりました。
野党の提案理由説明や討論を最初は野次っていた与党も、被災地の深刻な実態を示しながら、それを後回しにしたカジノ法案を進めてきた与党と委員長の責任を具体的に指摘すると、沈黙。やはりカジノ審議は中止するしかありません。
今朝は8:15からの国対会議に続いて、西日本豪雨災害対策本部の会議。この間、それぞれの議員が被災地に入ってつかんだ状況や要望とともに、それに基づき各省庁に要請する中で、進んでいる点や、さらに求めていくべき課題など議論しました。命の危険を及ぼすような猛暑が続いており、被災者の生活支援は待ったなしです。
今日も朝から参院内閣委員会でカジノ法案の審議。午前中は安倍総理出席です。総理も石井国交大臣も、連休中に西日本豪雨災害の視察に行きながら、週明けにまずやることはカジノ審議でいいのかと野党は中止を求めましたが与党が強行したもの。
しかも、朝の理事会で与党は、今日予定された質疑が終われば採決をしたいとの提案。飛んでもありません。午後には参院野党国対委員長会談を行い、改めて与党に審議は中止し、カジノ法案は臨時国会での継続審議にするよう求め、応じないならば石井大臣問責決議案を出すことを確認。
委員会が休憩となった17時すぎに国民民主、立憲民主、希望の会(自由・社民)ともに問責決議案を提出。委員会は散会となり、明日午前中の本会議で石井大臣問責決議案の採決後にも開会し、採決することを内閣委員長が再び職権で決めました。
カジノ法案の質疑を野党の合意もないまま、すべて職権で決めてきた内閣委員長の責任も厳しく問われなければなりません。明日も、カジノ法案採決をゆるさず、政府は災害対策に全力をあげよと訴えぬきます。
参院選挙制度に関する自民党の公選法改定案が夜の参院本会議で可決しました。抜本改革に程遠く、比例「特定枠」により合区で立候補できない自民党議員・候補を救済する党利党略の内容です。
11時から開かれた倫理選挙特別委で質問。七割の国民が自民党案に反対しており、国民の支持のない選挙制度を多数党が数の力で強行するならば、政治に対する信頼が失われると強調し、各党協議に差し戻すよう求めました。
予定された質疑が終わったところで、自民党が自党案のみ質疑を打ち切り、討論を省略して採決する動議を提出。同時に野党共同で石井委員長不信任動議を提出しました。
不信任動議が取り扱われ、直前に用意した賛成討論を行いましたが、与党が多数で否決。その後、自民党の動議を可決し、法案の採決にはいったため各党が準備していた討論は省略され、「討論をさせろ」など怒号が飛び交う中、自民党が多数で可決しました。
法案への討論も封じた自民党のやり方で、議運理事会も紛糾。本会議の開会は予定より1時間半遅れました。本会議の冒頭で西日本豪雨災害で亡くなった皆さんに黙とうを捧げ、災害対策に関する決議を全会一致で上げました。
続いて公選法改正案の討論・採決。日本共産党からは私が討論に立ちました。最初に、野党がカジノ法案の審議の先送りを求めたにもかかわらず委員長職権で内閣委員会が開かれ、土砂災害対策に責任をもつ石井国交大臣がカジノ法案担当大臣として終日出席していることを批判。与党に「被災者より賭博の議論が大切か」と問いかけました。
そして、「全会一致の決議で、人命救助に全力を傾注し、国の総力を挙げた支援を求めた以上、国会としての責任を果たそうではないか」と呼びかけました。
結局、一日で三回の質問・討論に立ちました。本会議の討論全文はこちら。https://www.inoue-satoshi.com/parliament/2018/07/post-335.html
本会議終了は20時。残念ながら党創立記念講演会に参加できませんでした。
8:45から日本共産党西日本豪雨災害対策本部の会合。広島、岡山、愛媛に入った仁比議員や京都北部に入った倉林議員らから現地の深刻な実態と緊急課題の報告。今日も、被害は拡大しており、多くの不明者も。人命救助第一にしながら、避難所の改善など地方議員の皆さんと連携しにただちに取り組むことなど確認しました。
参院選挙制度に関する公選法改正案を質疑する倫理選挙特別委員会は17時から開会し、質疑をおこなうことを石井ひろお委員長が職権で決めていました。
しかし、昨日、「議論の整理」と称して各党の五つの法案のうち、公明党と維新の会の二つの法案のみ採決すると自民党が提案し、委員長がそのまま進めようとしたことに維新の会が反発。委員会開会前に石井委員長に対する問責決議案を提出しました。
委員会は開会と同時に休憩し、議院運営委員会で決議の取り扱いが決まるのを待ちましたが、議運委の結論がでず、結局そのまま散会となりました。自民党は質疑後の採決を狙っていましたが、それを許しませんでした。
内閣委員会は今日、カジノ法案の質疑を六時間行いました。カジノ担当の石井大臣は、土砂災害に責任をもつ国交大臣。野党は、石井大臣豪雨災害対策に全力を挙げる必要があり、カジノ法案の質疑は中止するべきだと繰り返し求めましたが、与党は強行。
被災者より賭博の議論が大切なのか! 与党に厳しく問いたい。
。
午後から開かれた倫理選挙特別委員会で、参院選挙比例代表に拘束名簿による「特定枠」を設けるなどの自民党の法案について質問。
同党が三年前にも同様の制度を検討し、「(合区により)選挙区で立候補できなくなる人を比例名簿の上位にする」とその狙いを述べていたことを示し、「自民党の議員・候補の救済のための身勝手なもの」と指摘しました。
開会前の理事会では、立民とともに豪雨災害対策に政府も国会も集中すべきであり、審議は延期すべきと主張。審議の中では山下よしき議員が、選挙制度は各党・会派の合意で改革すべきであり、審議を中断して議長の下での各派協議に戻すべきと主張。
自民党はこの声に耳を貸さず、明日の委員会も一方的にセットし、質疑・採決をする構えです。許されません。
午後には各野党の党首で官邸を訪れ、総理に対し豪雨災害について緊急の申し入れ。最大級の災害の下で、行政府・立法府が一体となって取り組む体制が必要であり、立法府は災害対策特別委員会など災害対策に専念するよう求めました。
参院では立憲、希望の会(自由・社民)、沖縄の風の各国対委員長らとともに伊達議長に同様の申し入れを行いました。
特にカジノ担当の石井大臣は、災害対策の陣頭指揮をとるべき国交大臣。野党は明日の内閣委員会での審議の見送りを求めましたが、与党は耳を貸さず審議をセット。被災者救援よりカジノが大切だというのでしょうか。
午前中は本会議でカジノ法案の質疑。日本共産党から辰巳コータロー議員が質問に立ちました。観光振興、経済成長、世界一の規制......などなど、何を聞かれてもすでに破たんした答弁を繰り返す安倍総理と石井国交大臣。廃案しかありません。
午後から倫理選挙特別委員会が開かれ、参院選挙制度改悪の自民、国民民主、公明、維新の四法案の審議入り。野党の反対を押し切っての審議入りで、今日は自民、公明、国民の声の三会派のみの質疑。日本共産党は月曜日の質疑で、午後四時前に通告しました。
西日本中心の大雨の被害を心配しながら、京都に帰る新幹線に乗車。新大阪以西が運休になつたことで、名古屋~新大阪間に車両が多数立ち往生したため、京都到着は3時間遅れ。自宅には23時になりました。
参院選挙制度改革について、一昨日に続き、昨日、今日も倫選特理事会で断続的協議を行ってきました。今日は、山下参院議員団長と共に記者会見をし、参院選挙制度改革に関する提案を発表。1票の格差を是正する「抜本改革」へ①投票価値の平等②多様な民意の正確な議席への反映③民意を削る定数削減は行わないとの基本的考えの下、全国10ブロックの比例代表制とし個人の候補者の立候補を認める内容です。
理事懇の断続的協議のなかで、選挙制度については各会派の合意で進めるべきであり、選挙制度専門委員会で提案されなかった自民案は各派協議の場に差し戻すべきだとて審議入りに反対しましたが、結局、明日6日午後と9日に委員会を開き、参院選改革の自民案、公明案、国民民主案を各会派一巡の審議を行うことになりました。日本共産党の質問は9日です。
昨日の午前中の本会議は受動喫煙防止法案の趣旨説明質疑、日本共産党から武田良介議員が質問に立ちました。
今日の午後には、京建労の皆さんが「建設国保の育成・強化を求める要請書」を持って、議員会館に要請に来てくださいました。日比谷野音で開かれた全建総連の予算要求総決起集会に参加された代表の皆さんです。建設労働者の命綱の建設国保を守り、強めるためにがんばります!
午後から開かれた外防委員会で質問。米朝首脳会談について河野外相は、「金委員長が署名し非核化を約束した意義は極めて大きい」。菅官房長官が13日の会見で述べた「極めて厳しい安全保障状況がかつてより緩和された」「日本にいつミサイルが向かってくるかわからない状況は明らかになくなった」と「同じ認識」と答弁。
六ヵ国協議共同声明の「行動対行動」 原則で、相互の信頼醸成を図り、対話により平和のプロセスを前にすすめるために日本も努力せよと求めました。
朝の7時52分に関西で昨日の余震があったとニュース。雨も予想されます。地盤が緩んでいるので心配です。党対策本部の山下よしき、宮本たけし議員らが直ちに現地入りし、辰巳コータロー議員も決算のTV質問後、駆けつけています。18時からは党の対策本部会議開かれました。
11時から突如、加計学園の加計理事長の記者会見。東京から記者がこれないよう直前に連絡し、肝心なことは「記憶も記録もない」「部下が勝手にやった」「処分は給与の一割カット」。どこかで聞いた話ばかり。さすが総理の腹心の友。類は友を呼ぶ。
18:30からは安保法制が強行された「月命日」の19日。総がかり行動実行委の議員会館前行動に立憲民主、社民の議員とともに参加しました。日本共産党から衆参8人が参加し、小池書記局長が挨拶。明日は会期末。働かせ方改悪やカジノ推進法を強行するための会期延長はやめ、安倍政権は総辞職を!
参院各派代表者懇談会が昨日に続いて朝9時から開かれ山下議員団長と共に参加。自民党が、昨日の懇談会で出された同党の参院選挙制度改革案に対する各党からの疑問について回答しました。
各党からは「自民党から説明があり、議論の出発点だ」など、引き続く議論を求める声が相次ぎました。
ところが伊達議長は、「改革案がある党は法律案として出してもらい、本会議・委員会で議論を」との述べて協議
を打ち切り、各党の合意形成の努力を放棄しました。その後、山下さんと一緒に抗議の会見。
午後に、愛知保険医協会の皆さんが、医療への消費税のゼロ税率適用を求める要請に来られ、しばし懇談。
午前中の本会議でTPP11の反対討論に立ちました。冒頭、昨日の米朝首脳会談の歴史的意義について触れ、非核化と平和構築の開始であり、米朝間の対話とともに各国の努力、国際世論の重要性を強調し、日本も役割を果たすよう求めました。
野党時代には「TPP断固反対」とポスターを張っていた自民党が政権復帰後、TPP推進に転じたことを上げ、TPP問題は今日の安倍暴走政治、隠ぺい改ざん政治の出発点だと指摘。委員会質疑で明らかになって問題点をあげて断固反対を表明しました。
13時から倫理選挙特別委員会。参院選挙区選挙の政見放送にビデオ持ち込み方式を認め、手話や字幕も可能にするもの。より有権者に分かりやす政見を訴えられるようにすることは必要です。しかし法案は、政党等の公認・推薦候補にのみ持ち込みを認めるもの。
個人の行う選挙運動は平等という公選法の原則に反し、これまで多くの無所属議員が活躍してきた参議院で、市民と政党が共同して候補者を擁立することを妨げることになると指摘。反対討論も行いました。
13時から伊達衆院議長のもとでの各派代表者会議に出席。参院選挙制度改革について、自民党案が議論になりましたが、自民党から説明もないままに議長が議論を打ち切り、改革案がある党は明後日までに法案として提出をとのべて散会しようとしたため紛糾。明日朝、再度協議することになりました。