岐阜民報新年号用に東海ブロックの本村衆院議員、武田良介参院議員と共に写真どり。衆院魏委会館の10階から議事堂をバックに取りました。
う~ん。三人並ぶとおじさんの顔のでかさが目立つ。
午前中は参院改革協議会の選挙制度専門委員会が開かれました。今回は、「合区」についての基本的考え、現行の比例と選挙区の二本立てを維持したうえで、都道府県から必ず一人選ぶようにすることや連記制、分区、また奇数定数や比例区と選挙区の選挙を三年ごとに行うことなどについて各会派から意見を述べました。
現行の全国区・全国比例と都道府県選挙区による選挙は一定の役割を果たしてきたが、投票価値の平等という憲法上の要請に優先させ都道府県から必ず一人選ぶことは憲法に反する。一方、特定の県だけが「合区」は不公平であり、ブロック制にすべきことなど発言しました。
午後は議員団会議。来年の通常国会に焦点や課題を各部会から報告を受けました。安倍政権は今年、衆院選を優先させて様々ねらっていたことを先送りしました。来年は全国的な選挙がない見通しの中で、内政、外交ともに一気にそれらを押し通そうとしており、重要課題が目白押しです。これからしっかり論戦のとたたかいの準備を強めます。
特別国会の会期は明日までですが、金曜日の今日が事実上の閉会日。朝から、慌ただしい一日になりました。10時過ぎから、ODA特、倫理選挙特でそれぞれ会期末処理の委員会。10:40から国対会議、11:10から参院議員団会議と続き、11:30から約30分の本会議。
人事の承認案件や法案採決など押し釦の採決がたくさんあり、間違えないように緊張
午後は13:30から参院改革協議会が開かれ、参議院の行政監察、行政監視機能の強化についてこれまでの参考人質疑などを踏まえて各会派から意見表明。これを受け、年明けの改革協で行う中間とりまとめの案が示されました。
14:30からは選挙制度専門委員会が開かれ、選挙制度の枠組みと議員定数のあり方について各会派から意見表明。私は投票価値の平等実現を前提に、国民の多様な意見が議席に正確に反映される比例代表選挙中心の制度とし、定数減は行わないこと、西岡元議長が示した、全国9ブロックによる比例代表選挙制度をたたき台として論議すべきと改めて表明しました。
夕方の新幹線で京都へ。
参院選挙制度改革委員会が10時から開かれ、一票の格差について各会派が意見表明しました。私は、投票価値の平等は、日本国憲法の一番の核心をなす「個人の尊重」と一体のものであること、国会の民主的正統性の基盤であるということを強調し、選挙制度の抜本改革による格差の是正が必要だと述べました。大要は以下の通りです。
終了後、来週の質問準備や参院議員団の会議など。午後からは党本部で幹部会。明日、明後日の第三回中央委員会総会に提案部会報告の案について議論し、出された意見に基づいて補強することを了承しました。
〇選挙制度専門委員会での発言(大要)
投票価値の平等は、日本国憲法の一番の核心をなす「個人の尊重」と一体のものだ。
憲法第 13 条は、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」としている。
つまり、全ての人が個人として尊重される。年齢、性別、職業、そして住んでいる場所等に関わらず、「この世にたった 1 人しかいないからこそ最高の価値を持っている」ということを憲法は保障している。
この13条に続いて14条で「法の下の平等」を規定し、投票価値の平等を要請している。このように投票価値の平等は、個人の尊重――すなわち一人ひとりがかけがえのない最高の価値を持っているというという日本国憲法の核心の規定と一体のものとして一人ひとりの政治参加を等しく保障するものだ。
だからこそ、最高裁判決も、選挙制度の仕組みを決定することを国会の裁量としつつ、憲法の「投票価値の平等の要請と調和が保たれる限りにおいて」と限定している。投票価値の平等が選挙制度を考えるうえで最も重要な基準だということだ。
さらに、一連の最高裁判決が「60年余にわたる制度及び社会状況の変化を考慮することが必要」とのべ、参考人質疑の中でもこの間の日本社会の変化が投票価値の平等の要請をより強くしていることが最高裁判決の背後にあると強調された。
その変化とは、人々の価値観が多様化し、個人が様々な社会関係の中に身を置くようになっており、あの人はこういう集団の一人なのでこういう選択をすると単純に割り切れない。さらに、ある個人にとって地域がすべてでなく、インターネットなどを通じてつながり、個人が地域を飛び越えた存在にもなっている。地域などの一つの物差しではなく、一人ひとりが会社の利益、地域の住民、家族の一員などたくさんの選択肢の中で悩みながら投票をするようになっている――などだ。
その一人ひとりの決断である投票が議員の選出における影響力の平等――投票価値の平等ということが国民の中でより強く求められるようになっていることは重要だ。
もう一点、投票価値の平等は、最高裁判決が「国民の意思を適正に反映する選挙制度が民主制度の基盤」としているように、国会の民主的正統性の基盤であるということ。
憲法43条は、「両議院は全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」とし、参議院は衆議院と共に国権の最高機関であり、衆院の優越規定以外は同様の権限が定められている。参議院を地方の代表などとして投票価値の格差を許容するならば、民主的正統性の基盤が崩れ、衆参の権限の配分を見直し、参議院の持つ憲法上の権限を縮小する議論とつながることになる。
我々は、2院制の下で「再考の府」である参院の特性をさらに発揮することが必要と考えおり、参院の権限縮小には反対である。
民主的正統性の基盤である投票価値の平等を追求することこそが必要である
参院予算委員会二日目。午後に、日本共産党から辰巳コーターロー議員、小池晃書記局長が質問に立ち、参院議員団全員で応援傍聴をしました。
辰巳議員は、森友問題で、存在しないゴミを補償することで国有地をタダ同然で売り渡す、森友側と国側の「口裏合わせ」について、先日の音声データを裏付ける新たな資料も示して追及。
政府はあれこれ言い訳をしますが、いずれも会計検査院が否定した内容。証人喚問を含めた徹底追及がいよいよ必要です。
小池議員は加計問題と働き方改革、社会保障削減で質問。総理のかつての発言、数字データ、現場の実態を次々に繰り出して追及は痛快でした。
昼休みに外交防衛委員会が開かれ、外務、防衛両大臣から所信的挨拶を聴取。これに対する質疑は来週5日の火曜日に行うことになりました。
その他、今後の参院改革協議会や選挙制度専門委員会運営についての相談や、来週の質問の準備の打ち合わせ、来週月曜日に上げることになった北朝鮮問題の抗議決議の内容の協議などなど。
衆院予算委員会二日目。日本共産党から宮本岳志議員が質問に立ち、沖縄の米軍機墜落事故と日米地位協定、森友問題で追及しました。財務局と森友側が「ストーリー」を作って国有地代金の値引きを口裏合わせをしたことを示して追及。総理は答弁に立てなくなる状況でした。
明日から参院予算委に舞台を移し、日本共産党からあさって、辰巳、小池両議院が質問に立ちます。
参院代表質問二日目。午前中に日本共産党の山下副委員長が登壇。まず、森友、加計問題でただすと他党からも拍手。
北朝鮮、社会保障、原発、憲法などの追及に総理はまともに答えられず。議席で、「この答弁はひどいな~」とみんな渋い顔。
本会議終了後の予算委理事会に、院として会計検査院に求めていた森友問題の特別検査の報告書が提出されました。合理的な説明が出来ないとして政府の大幅値引きを断罪。
検査院の試算でも9.9mまでゴミがあったことは不採用となり、「架空のゴミ」で値引きしたことは明らかです。真相の徹底解明が必要。昭恵夫人の証人喚問は不可欠です。
夕方の新幹線で京都へ。今日11月22日は「いい(11)、夫婦(22)の日」ということなので、ケーキを買って帰りましたが、妻は、「いい夫婦の日」の存在を知らず、ガックリ。でも、2人で食べました。
午前中は参院、午後は衆院で代表質問が行われました。参院では民進党、自民党が質問。衆院では日本共産党の志位委員長が質問に立ち、森友、加計問題、北朝鮮、沖縄、社会保障、憲法など安倍政権の姿勢を厳しくただしました。明日の参院では山下副委員長が登壇します。
森友、加計問題での今後の論戦についての打ち合わせ。明日には、通常国会での参院予算委員会での議決に基づく会計検査院の特別検査報告が予算委理事会で行われることになりました。徹底追及が必要です。
午前中、連続して開かれた参院改革協議会と選挙制度専門委員会に出席。衆院選挙を前後してできた新しい会派、「希望の党」と「国民の声」の代表も協議に加わることを確認し、専門委員会は来週金曜日にも開き、この間の参考人質疑を受けて、各会派からの自由討議を行うことをきめました。
その後、事務所の打ち合わせや資料整理、今後の森友・加計問題の徹底質疑を求めることについての打ち合わせや他会派との意見交換など。
特別国会開会日。当選した日本共産党の衆院議員がそろって初登院。参院議員全員で党控室で迎えました。慌ただしい中に、決意に満ちた一日になりました。
朝から、8:30国対会議 9:20 衆院議員初登院 9:40 参院議員団会議 10:00本会議 10:10 ODA特別委、倫理選挙特別委 11:30議員団総会 12;00総がかり行動国会前集会 14:40本会議 15:30 総理あいさつ回りと続き、間で打ち合わせなどなど。
安倍政権は特別国会を8日で閉じ、来年の通常国会まで審議を逃げようとしましたが、「とんでもない」「どこが謙虚か」との国民世論の広がりの中、11:00から開かれた衆院の各派代表者会議に、会期を12/9までとして代表質問や予算委、所信質疑を行うことが提案され、合意しました。重要な成果です。
会館前の集会でも紹介され、自公3分の2は強さの表れではなく、国民の声で包囲すれば動かせる。世論調査でも国民多数の声である「安倍退陣」の声で包囲しようと声をあげました。
京都を朝出て国会へ。参院本会議場で11時から開かれた「参議院70周年記念子ども国会」を傍聴しました。全国から小5、6生の子ども国会議員150人が参加。昨日は6つのこども会で議論し、今日の本会議では各委員会の報告と「子ども国会宣言」の採決が行われました。
6つの委員会は、「家族やふるさとを大切にするために」、「ことばや暮らしが違う人と仲よくしていくために」、「みんなが安心して生活できる社会にするために」、「オリンピック・パラリンピックを成功させるために」、「いのちや環境の大切さを知ってもらうために」及び「便利な社会にするための発明、発見を行うために」。
本会議では、各子ども委員長からそれぞれの委員会の経過報告を聴取した後、子ども委員会での議論を基にまとめあげた「子ども国会宣言」が採択されました。全会一致になる予定でしたが、押しボタン投票の結果は、賛成145、反対5。議場が少しどよめきました。
それにしても、国会議員だって緊張する本会議の檀上で堂々と発言する姿は頼もしい!終了後、みんなで記念撮影しました。
衆院で自民・民進間の国対委員長会談や安保委員会の理事懇が開かれ、PKO日報問題の閉会中審査について協議。野党は内閣改造前に稲田前防衛相ら関係者の出席のもとでの開催を求めましたが、与党は改造後で、しかも稲田前大臣の出席を拒否。「辞任」で最大の責任を取ったといいますが、真相解明なしに幕引きなど許されません。