午前中の本会議終了後、倫理選挙特別委員会で「地方選ビラ解禁法案」の質疑。地方議員選挙でも町村議員以外は、公示後に候補者名入りのビラの配布を可能とするものです。
一歩前進ですが、国政選挙などと同様に枚数制限があり証紙貼りが必要。ネット選挙解禁により、画面では見られるのに印刷して配布すると違反という矛盾が生じています。従来、ビラなどは、「選挙に金がかかる」として規制されてきましが、ネットではいくら拡散しても金がかかるわけではなく、こうした理由でビラ規制する根拠も失われています。ビラも自由化すべきと求めました。
午後には参院改革協議会が開かれ、総務相の行政評価制度について報告を受けて議論しました。
夜、フジテレビ「金曜プレミアム 女の大事件」で、私が国会で質問した「メルボルン事件」を放映。旅行中に逮捕された日本人が、知らずに麻薬の運び人にされたとして冤罪を訴えた事件です。
本人たちは何が起こったからわからないままに逮捕され、通訳者も能力が不十分で、事実や意思が伝わらない取り調べが行われました。番組では逮捕や取り調べなどの当時の画像を入手して放映しており、改めてそのひどさを実感しました。
私にとって海外で事件に巻き込まれた日本人に対しての適切な通訳の配置やその国の刑事司法制度に即した支援など、大使館が行うべき邦人保護のあり方について直面した初めての事件でした。また、国連個人通報制度を日本人として初めて活用した事件としても勉強させられました。
有罪判決を受けた女性は十年以上、オーストラリアの刑務所に私も当時の質問の映像や、先日取材を受けたところが放映されました。
午前中の本会議で、秋野法務委員長(公明)の解任決議案の討論採決が行われました。日本共産党から仁比議員が怒りの賛成討論。短い参院質疑の中でもさらに浮かび上がった共謀罪法案の問題点や徹底審議の土台を与党が壊していることを厳しく批判しました。続いて決算の討論・採決が行われ、吉良議員が反対討論に立ちました。
午後から皇室典範特例法の特別委員会に出席。天皇退位についての特例法の審議、採決が行われ、日本共産党からは小池書記局長が質問に立ちました。私は、理事会対応でした。全会一致とされていた附帯決議に自民党の議員が一人反対したので委員会室はざわめきました。
その後、明日の質問準備と通告。
夜はキューバのカルロス・M・ペレイラ大使の公邸での夕食懇談会に志位委員長、緒方副委員長、笠井政策委員長、大平衆院議員らと共に出席。核兵器禁止条約から中南米情勢、野党共闘など幅広く有意義な意見交換ができました。私は、78年にキューバで開かれた世界青年学生祭典に参加した時の思い出話。
東京を朝出て、長野県上田市の「共謀罪許さん緊急大集会 」に参加しました。会場は、上田城の城壁を背にした公園。爽やかな風が吹き、抜群の集会日和でした。
青木義民太鼓の勇壮で華やかな演奏で開会。市民のアピール等に続き民進・羽田参院議員、社民県連代表と共に挨拶しました。
金田法相の「治安維持法は適法」答弁を紹介し「大弾圧立法を適法という大臣が、共謀罪で一般人は対象にならないと答弁しても信じられるか。廃案しかない」と強調。
治安維持法にただ一人反対した労農党代議士の山本宣治が右翼の凶刃に倒れる前に最後に訪れた場所てせある上田から、現代版治安維持法、共謀罪の廃案の声を」と訴えました。終了後、市内をパレード。先頭で横断幕を持ち、市民にアピールしました。
お昼は駅前でおいしい信州のそば。「もり」でも「かけ」でもなく天ざるをいただきました。美味。東京に戻り、議員会館で質問準備。
午前中の本会議は国家戦略特区法改正案の審議。日本共産党から田村智子さんが質問に立ちました。特区を利用して加計学園ありきで獣医学部新設を認めた経緯に関して関係大臣を厳しくただしましたが逃げの答弁ばかり。関係者の喚問がいよいよ必要です。
市民と野党による二つの集会は会場からあふれる参加者でした。午後に「共謀罪反対・憲法改悪阻止をめざす宗教者・信者全国集会」に参加して挨拶。夜は日比谷野音で、「5・31共謀罪法案の廃案を求める市民の集い」。こちらは日本共産党から山下副委員長が挨拶。
いずれも各野党の挨拶があり、「共謀罪は絶対廃案♪」と揃ってコール。がんばろう!
明日の外交防衛委員会での日印原子力協定の質問を仕上げて、午後に通告しました。
午後から開かれた参院本会議で共謀罪が審議入り。日本共産党から仁比議員が質問に立ち厳しく追及しました。与野党五党が質問にたち、二時間の予定がなんと三時間もかかりました。政府の答弁があまりにも長かったため。
加計学園問題ではまともに質問に答えず、聞かれてもいない民主党政権時代のことを長々としゃっべる。共謀罪では、ごまかしにごまかしを重ねるために、これまた長々と答弁。今日の本会議は、この法案の破たんぶりを改めて浮き彫りにしました。廃案しかない!
7:30から日弁連・弁護士政治連盟の役員の皆さんと日本共産党国会議員団の朝食懇談会。日弁連から山本会長が弁政連から村越理事長が日本共産党から志位委員長がbそれぞれ挨拶。日弁連から国際化に対応する民事司法の課題などについて説明があり、懇談。
総理の改憲発言や、共謀罪、給費制、核兵器禁止条約の問題など幅広い課題で意見交換ができ、とても有意義な懇談となりました。
午前中は外防委で質問。まず、河野統幕議長が記者会見で、総理の改憲発言について「一自衛隊員として非常にありがたい」と発言した問題で防衛相に罷免を要求。憲法99条の公務員の憲法尊重擁護義務に反しており、自衛隊トップとしての会見の場で総理の改憲発言支持の発言は文民統制にも反します。
続いて、県営佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画について質しました。日本一のノリ産地に接する佐賀空港は建設に当たり、漁協と県の間の公害防止協定で「佐賀県は自衛隊と共用する考えは持っていない」としています。
オスプレイ配備は、この協定に反するもので地元住民も漁協も到底容認する状況になく、防衛省は三年間予算を計上しているもののまったく執行できていないと答弁。
自衛隊機の配備に加え、総理が沖縄の米軍オスプレイについて「訓練の一部を佐賀で行うことで進めている」という答弁したことで米軍オスプレイの訓練が集中する懸念が広がっています。
総理の答弁について稲田防衛相は「全国の空港と横並び。一つの例示して述べた」と言い訳しました。ところが米軍オスプレイの訓練移転で民間空港を使った実績と計画を質問するといずれもなしと答弁。
にもかかわらずなぜ、唯一佐賀空港だけの名前をあげたのか。自衛隊配備をすれば、米軍オスプレイの訓練で集中使用するという懸念はいよいよ大きくなりました。こんな、配備計画は中止するしかないと迫りました。
午後には来週から審議入りする日本インド原子力協定の質問準備で、「日印原子力協定国会承認反対キャンペーンの世話人である福永正明さんからお話しを聞きました。衆院での審議の際には参考人として来ていただいた方。衆院論戦の到達点と課題がよくわかりました。
その後、京都のきょうされんの皆さん(写真)が「障害福祉についての法制度の拡充に関する請願」について、国交労連近畿ブロックの皆さんが「国民の権利と安心・安全を守る公務・公共サービスの拡充を求める請願」について来訪され、それぞれ懇談。現場のお話を聞くことができました。
加計学園問題で新たな動き。午前中には小池書記局長が寄せられた内部資料を示して文科相を追求し、前川前文科事務次官の証人喚問を要求。16時からは前川氏が記者会見をし、この間国会で示された内部知りようはいずれも実在するものだと証言。喚問にも応じると述べました。
前川氏の喚問、予算委の集中審議の開催で徹底解明がいよいよ必要です。
午前中の外防委で、防衛省の大学等への研究資金制度について四度目の質問。制度の要綱は、研究成果の知的財産権を無償で利用する権利を防衛施設庁やその指定するものに許諾するとしています。その相手は「他国の機関」や「防衛関連企業」だと答弁。研究成果は武器輸出や他国との武器共同開発にも活用されることは明白になりました。
14時から佐賀空港オスプレイ配備の問題で防衛省からレク。15時からは衆院本会議での共謀罪の討論採決を院内テレビで視聴。日本共産党から藤野議員が反対討論にたちました。迫力も説得力も満点!
18:30に会館前での抗議行動。野党四党の代表から挨拶。集まった皆さんとともに怒りのコールを行いました。与党の求めた明日の参院本会議での審議入りは阻止。次の26日はサミットで総理不在のため、29日の審議入りが焦点です。
自民は、加計学園や森友問題があり大幅延長はしたくない。追い詰めているのは我々。絶対廃案に!
先週金曜の共謀罪の強行採決を受けた週明け。朝の国対で採決は認められず、委員会に差し戻すべきと衆院議長に申し入れたことの報告など、廃案めざして国民的運動をさらに広げるながら、それと結んだ論戦をいっそう強めることなど確認。
午後からの決算委員会では小池書記局長が、政府関係者から入手した「加計ありき」を示す内部文書を示して追求。閣僚は逃げ回り、与党はヤジることもできず、聞き入っていました。マスコミも注目し、大きな報道が。
意見の違いはあっても、国政の私物化は許されないという思いは共通の人は霞が関にもたくさんいます。その思いが日本共産党に寄せられたのではと思います。
明日の外防委の質問を準備し、午後の早目に通告しました。
怒、怒、怒。13時過ぎに衆院法務委員会で自公と維新で共謀罪法案強行採決の暴挙。委員会室は騒然とし委員長の声はまったく聞こえず、およそ採決ともいえない代物。直ちに会館前の抗議集会に法務委員の藤野、畑野議員をはじめ議員団こぞって参加し、「強行採決糾弾」「絶対廃案に」と唱和しました。
野党野党の国対委員長が会談し、この採決は認められないこと、加計学園、森友問題で予算委の市中審議を求めることで一致、大島衆院議長に委員会に差し戻すよう申し入れました。
16時からは法律家七団体の皆さんと共謀罪の今後の論戦や国民へどう訴えるかについて意見交換。18:30からは国会正門前の集会に参加。日本共産党から小池書記局長が満身の怒りを込めた訴え。民進党の蓮舫代表、社民党の福島副党首もともに訴えました。23日の衆院本会議採決は許さない!
10時から本会議は採決だけで10分で終了。11時から安全保障技術研究推進制度について防衛省からレク。12:30からは院内の議員食堂で参院開設70周年記念祝賀会。参院議長の開会あいさつに続き、衆院議長、内閣総理大臣、最高裁長官の式辞があり、副議長の発声により、記念に醸造された福島の清酒「参議院」で乾杯しました。
たくさんのOBの皆さんも参加され、懐かしい方々とお会いし、挨拶を交わすことができました・
それにしても、日本国憲法の下で開設された参議院の70周年を祝って乾杯した15分後に衆議院では共謀罪の強行採決。安倍政権に議会制民主主義を語る資格なし。
午前中の本会議では介護保険法改正案の趣旨説明質疑。日本共産党から倉林明子議員が質問に立ちました。その後、議了案件の採決。精神保健法改正案の討論採決があり、これも倉林さんが登壇。はからずも厚生労働委員会の2つの重要法案の質疑と採決が同じ日になったためですが、他党も含めて同じ議員が一つの本会議で2度登壇するこのはめったにありません。
本会議の登壇回数が大きく増えたのは議席増の結果。嬉しいことです。同時に、重要法案がたくさんかかる厚労委員会に日本共産党の委員が一人しかいないことによるものであります。倉林さんは二人分、三人分の大活躍をされていますが、ぜひ、次の参院選挙でさらに躍進してすべての委員会に複数議員を配置したいものです。
共謀罪の強行を巡り、衆院法務委員会が委員長職権でセットされるなど緊迫する情勢。10時過ぎに衆院で金田法相不信任決議案が出され、今日の法務委員会は開かれませんでした。与党は明日の本会議で決議案を否決し、明後日の委員会で採決を強行、週明け23日の本会議で可決という構えだとされていますが、審議はまだ入り口。
今日も朝から国会周辺には廃案を求めるたくさんの皆さんが集まり、朝、昼、夕方と三ラウンドで集会が開かれています。加計学園、森友問題で総理の意向で役所が動いていた決定的証拠ともいえる文書が出て、朝から大きな話題になっています。なんとしても廃案にするため頑張らねば。
午後には東京民医連の新入職員の皆さんが請願書をもつて来訪。新人研修の一環だそうですか、医療現場で思うことや患者さんの声、政治への要望など聞かせてもらいました。
16:00に明日の質問通告。17:00からは院内で開かれた円卓会議「南スーダン後の日本の国際貢献」に笠井亮議員とともに参加しました。