10時からの本会議は1時間あまりで終了。その後、倫理選挙特別委委員会の理事打ち合わせ会があり、参院選挙の選挙区候補の政見放送に手話通訳や字幕を付けられるようにするために衆院小選挙区のようにビデオ持ち込みを可能にすることはできないか協議しました。
手話通訳や字幕を付けることは必要ですが、ビデオ持ち込みにはクリアすべき問題がありさらに協議することになりました。
夜は川崎市川崎区で演説会。あさか由香選挙区候補、椎葉かずゆき比例候補とともに訴えました。川崎市で反ヘイトスピーチに取り組む青年も弁士に立ってくれました。
終了後、みんなで志位さんのポスターのポーズ。手話で「ぜひ」という意味です。
10時から本会議。採決のみで約三十分で終了。その後、参院選挙での政見放送への手話や字幕を可能にすることについて総務省からレク。研修をうけた手話通訳士を全都道府県で確保することの困難性や、放送局の人的体制や設備の問題などがあるようですが、導入可能な都道府県から実施していくことも可能だと感じました。
衆院小選挙区のように候補者を擁立する政党がビデオを持ち込むやり方もありますが、政党中心の衆院の選挙制度のやり方を個人中心の参院選挙区選挙に持ち込むのはいささか無理があるように思えます。手話や字幕は聴覚障害者にとって必要なことであり、その実現にむけて今後、各会派と議論することになります。
昨日、政府から出されたTPP協議の資料は、タイトル以外はすべて黒濡りというひどいもの。これでどうして議論できるというのでしょうか。国民に中身を示せないというのなら撤退すべきです。
夜は半年ぶりにプール。宿舎近くの区民プールが耐震補強で工事に入ったために中断し、工事終了後も国会が忙しくて遠ざかっていました。この間、競泳の日本選手権をテレビで見て、無性にに泳ぎたくなりました。久しぶりなので600mにとどめましたが、実に爽快。
倫理選挙特別委員会で選挙執行経費法案等の質疑。国政選挙の経費を国が地方自治体に交付する際の基準額が大幅に削減されたことが、投票所の減少や閉鎖時間の繰り上げなど投票機会の制限に拍車をかけてきたと指摘。若干の増額にとどまらず、大幅引き上げを求めました。
質問後、時間が空いたので、桜を愛でに憲政記念館や国会図書館前を散策。質問続きで見上げる余裕もない日々でしたが、満開にあと少しまでになってます。リフレッシュしてがんばろう!
午後に、昨日の委員会でただした南スーダンPKOの自衛隊宿営地に着弾した銃弾を陸自福知山駐屯地で展示していた問題で防衛省から事実関係の説明を受けました。
夕方の新幹線で京都へ。
昨夜(今朝?)の「朝まで生テレビ」のテーマは「激論!"憲法改正"是か非か」。
パネリストのうち国会議員は、自民・柴山昌彦、公明・國重徹、民主・小西洋之と私。青木理、岩田温、太田啓子、小林節、想田和弘、百地章、森本敏、吉木誉絵各氏と共に田原総一朗氏の司会で討論しました。
討論では、「国防軍」の創設を掲げた自民党改憲草案が取り上げられました。自民党の柴山昌彦衆院議員は、「自衛隊が違憲という誤解がないように分かりやすくしたもの」と説明。...
私は、「政府・自民党は自衛隊は軍隊でなく、自衛のための必要最小限度の実力組織だと説明してきた。だから安保法制でも、集団的自衛権行使は〝限定的〟としていたではないか」と指摘。「国防軍」とすることは、こうした限定を取り払い自衛隊の海外での武力行使を全面的に拡大するものだと指摘しました。
これに対し柴山氏は、改憲草案は「集団的自衛権や集団安全保障を憲法上、認めるもので、具体的には法律で要件を定める」と認めました。私は「憲法の歯止めが全部なくなるということだ」と批判しました。
同草案には、人権を制限し、権力には内閣を集中する「緊急事態条項」の創設も盛り込まれています。パネリストらから「(戦前の)国家総動員法だ」、「改憲のために、災害対応を(理由に)持ち出しているようだ」などの批判が続出。
私は、東日本大震災の被災地域の弁護士会が、「災害対策を理由とする国家緊急権の創設に反対する会長声明」を出しているとを紹介して批判。
また、ドイツの緊急事態条項と比較し、「司法や立法府のコントロールもきかない。改憲草案は世界で突出して危険だ」と強調しました。
終了して、議員宿舎に戻ったのが5時過ぎ。ぬるめのお風呂に入ってから少し寝ました。
「私学助成全国署名提出・私学の学費負担解消を求める院内集会」に参加。各党の国会議員24人が駆け付け、日本共産党から7人の国会議員が参加し、それぞれあいさつしました。64万7千筆余りの署名が寄せられ、午後に事務所を来訪された京都の父母、教員の皆さんから受け取り、懇談しました。
集会前は衆院予算委での本村伸子議員のF35のリージョナルデポ問題での質問を院内テレビで応援。集会後は参院決算委での辰巳コータロー議員の甘利氏問題での質問を応援傍聴しました。
さて、昨日の憲法審査会での自民党の丸山議員の「黒人奴隷が米大統領に」等の発言を巡り、さまざまな動きがあった一日。民主党は辞職勧告決議案の提出を決め、わが党にも共同提案のお誘いがありました。議員としての資質が厳しく問われる問題発言ではありますが、議員辞職まで求めるのかは慎重な検討が必要で、共同提案には加わりませんでした。
16時からは憲法審査会の幹事懇談会に仁比議員の代理で出席。自民党からは丸山発言への謝罪があり、丸山氏を審査会の委員から外したこと、本人から関係部分の議事録の削除をしたいとの申し出があったことについて発言がありました。各党から批判が続き、取り扱いについて引き続き協議することを確認した後、丸山氏本人からの弁明もありました。
衆院予算委員会は「政治とカネ」問題の集中審議。畑野、穀田両議員が質問に立ちました。穀田さんの「大企業の法人税減税などの要望に応えて、自民党への企業献金は急増。自民党には『好循環』だ」との指摘に安倍総理は苦笑いするばかりで反論できませんでした。
午前中は、参院の論戦打ち合わせ会議。続いて、長野民医連の「社保平和学校」で学んだ中信地域の医療・介護の現場で働く若い皆さんらが議員会館を来訪され懇談。日々働く中での疑問や不安、心配ごとを国会議員に直接届けたいと生の声を集めた冊子をいただきました。皆さんの思いに応えて頑張ります!
午後には京大の応援団長がOB議員への挨拶に来訪。体育会各サークルの最近の奮闘ぶりなど話を聞きました。
午後から衆参本会議が開かれ、石原新大臣の所信発言をうけ総理出席での質疑が行われました。日本共産党からは塩川衆院議員、仁比参院議員がそれぞれ質問に立ち、甘利前大臣の疑惑について総理の任命責任をただし、辞任で幕引きでなく徹底究明することや企業団体献金の禁止などを迫りました。
参院では、甘利大臣自身が金銭を授受していたことを総理はいつ知ったのかをただしましたが、総理は答えずじまい。総理自身の責任や政治とカネ問題での姿勢が厳しく問われています。
この本会議から、出産で休養していた吉良よし子参院議員が国会の公務に復帰。議員団会議でみんなから「お帰り~」と声がかかりました。吉良さんの笑顔で団会議がパっと明るくなりました。
終了後の甘利事務所との接触内容について国土交通省とURからのレク。真相解明はいよいよこれからです。途中で抜けて、京都にとんぼ返りし、京都市長選の本田久美子候補の個人演説会二カ所で訴え。
「明日は節分、明後日は立春です。豆をまいて邪気を払えば季節の春が来ます。七日の投票日には、一票の力で悪政を追い払い、本田市長の誕生で、政治の春を実現しましょう! 暮らしに春を!平和に春を!」
今、東京に戻る新幹線車内。宿舎着は23:30ごろ。
午前中に開かれた与野党書記局長・幹事長会談の合意にもとづき、明日2日、衆参両院の本会議で石原新大臣の所信演説を聞き、総理も出席しての質疑を行い、その後に予算委員会を開いて来年度予算案の審議に入ることになりました。
大臣としてだけでなく議員としての資格が問われる疑惑を抱えた甘利前大臣に経済演説を行わせるべきでないと野党は主張しましたにもかかわらず、総理は甘利大臣を擁護し、政府四演説を強行。その結果、演説の直後に辞任という前代未聞の事態となりました。政府・与党の責任は重大です。
そのもとで、明日の本会議が異例の形で開かれるようになったのです。日本共産党からは衆院は塩川議員、参院は仁比議員が質問に立ちます。
朝の国対の後は様々な連絡調整やデスクワーク。夜は議員団会議。
今日は安倍政権と国民との矛盾の広がり、闘いの前進を実感する一日でした。
矛盾の広がりは、福井県の高浜原発の再稼働と日銀のマイナス金利政策の発表。マイナス金利などという異常な政策に踏み出さなくてはならないほどアベノミクスが破たんしていることを示しています。
一方、京都でのアスベスト訴訟で、国の責任を四度認めるとともに初めてメーカの責任も断罪しました。16時からは議員会館でも報告集会が開かれ、穀田、倉林議員らとともに参加。この間の闘いに敬意を表し、完全救済と被害根絶へ政治の責任をはたさせると挨拶しました。
午後には外務部会で今国会提出予定の法案、条約のレクを外務省から受けました。在日米軍への思いやり予算を実質増額する特別協定が提案されることになります。
夜はBSフジの「プライムニュース」に生出演。自民党の丸山参院議員、民主党の大串衆院議員らとともに甘利大臣の辞任と政治との金の問題で議論しました。
10時から15時半まで参院本会議代表質問。午前中には日本共産党から山下書記局長が質問に立ち、安倍総理を鋭く追及しました。
昼休みには外交防衛委員会。終了後に会館の部屋に戻ると岐阜民商の皆さんが来訪中。日比谷でひらかれる全国の中小業者の決起集会に参加の前によってくださいました。午後も本会議があり、終了後には予算委員会が短時間開かれ、出席したためデモ激励に立てず゛残念。新潟民商の皆さんも部屋に来てくださいました。
夕方の記者会見で、甘利大臣が100万円の授受を認め、辞任しました。しかし疑惑解明はまだこれからです。明日29日の20時から22時まで、BSフジの『プライムニュース』に生出演し、「甘利大臣辞任ショック 野党の出方国会の行方 政治とカネ法理と病理」と題して議論します。ご覧ください!