午前中は参院本会議で民主、自民の代表質問。自民党の代表は宜野湾市長選の結果について「来月7日の京都市長選挙、4月の衆院北海道5区補欠選、さらには7月の参議院選挙に向けて大きな弾み」と国政選と並べて京都市長選を挙げました。国政に大きな影響を与えることを自民党が認めている。京都市長選勝利で安倍暴走ノーの審判を! との訴えがますます重要です。
昼休みには全建総連の「アスベスト請願署名提出院内集会」に参加。与野党から参加があり、日本共産党からは12人の議員が参加しました。一人ずつ署名を受け取り挨拶。私も全建総連の三浦委員長、京建労の酒井書記長から受け取り、早期解決と被害者救済への決意を述べました。
午後からは倫理選挙特別委員会。公職選挙法改正案の質疑に立ちました。18歳選挙権の実現を機に、国政選の選挙権がありながら、転居により選挙人名簿に登録されず投票できないケースを改善するもの。いっそうの選挙権保障の拡充と新18有権者に対する不在者投票制度の周知徹底などを求めました。
15時からは衆院での志位委員長の代表質問を視聴した後、参院議員団の論戦打ち合わせ。夜は東京広島県人会の新年懇親会に出席。広島の名産品を楽しみながら、鯉城同窓会の先輩をはじめ参加者の皆さんと交流しました。
甘利大臣のあっせん利得疑惑についての週刊誌報道は国会に衝撃を走らせています。私は党議員団の金権腐敗政治追及委員会の責任者を佐々木憲昭さんから受け継いでおり、この間、様々な会合を重ねています。
今日は、甘利氏側がUR都市機構に口利きをしたされていることや国交省の局長に商品券を渡したとされていることについて国交省から事実確認のレクを受けました。
国交省は、21日の決算委員会質疑の当日に、国交大臣から速やかな調査と公表を指示されたとしながら、基本的な事項についてすら「調査中」と答えるだけで、具体的回答はなし。安倍政権が事実解明にきちんと取り組んでいるのかが問われています。
この問題は安倍政権全体の問題であり、事実の公表は予算委員会審議の日程協議にも関わってくること。改めて速やかな調査と公表を強く求めました。
明日は倫理選挙特別委員会で公選法改正案の質疑。18歳選挙権の実現を機に、住所移転に伴い、選挙権を有しているにも関わらず、選挙人名簿に登録されないために選挙権を行使できないケースを救済する法案です。 昨日、衆院法制局や総務省からレクを受け、質問の準備。今日の午後に通告しました。
ところで、甘利問題にかかわって「越後屋、お主も悪よのぉ」という時代劇のセリフがネットで溢れています。越後の名誉にために紹介すると、かつて「週刊文春」がTVの時代劇を4年分調べた結果、登場した悪徳商人の一位は「西海屋」で二位は「湊屋」。「越後屋」は一回も登場しませんでした。ちなみに善商人の登場回数一位は「加賀屋」、二位は「和泉屋」です。
政府は閣議で来年度予算案を決定。午後から衆参本会議で政府四演説―総理の施政方針演説、外相の外交演説、財務相の財政演説、経済担当相の経済演説―が行われました。
しかし、昨日発行の週刊誌が報じた甘利大臣の口利き疑惑は大臣としての資格が根本から問われるもの。きちんと説明責任を果たさない大臣から演説を聞くことはできません。衆院では野党が、演説前に本人が説明せよと求めましたが、朝の会見でも自から100万円を受け取った疑惑について「調査中」とするだけで否定しませんでした。
そのため衆院本会議は開会が一時間遅れ、野党四会派は甘利大臣の演説の前に抗議の退席をしました。参院議運理事会で日本共産党の仁比議員がまともな説明ないままの経済演説はあり得ないと反対。日本共産党は参院でも本会議の甘利演説の際に抗議退場をしました。
総理の演説はひどかった。各分野でがんばって成功している話はまるで自分の成果のように語り、うまくいってないことは都合のいい数字でごまかし、「挑戦」という言葉を何度も繰り返しました。国民不在、自己陶酔の演説でした。
夕方に、新宿で開かれている中西健太郎さんの写真展 "『赤岩』 知床昆布番屋の夏~漁師、家族、婆+わんこ~"を鑑賞。
連日、新春の集いや賀詞交歓会などが続きます。今日は京都人権連新春旗開き、昨日は京都府生協連の集いなどなど。昨夜は地元の吉田学区の「新年の集い」。自治連合会や社会福祉協議会、民生児童委員会、女性会、自主防災会、体育振興会、消防分団をはじめ日頃を地域を支えてくださっているみなさんが集います。
これまでは挨拶を交わすぐらいだった地域の-保守の重鎮の方が、ある会合で「今の安倍政権は危ない」と話されたとお聞きしたので、その方に、「安倍さん、怖いですね」と話しかけると、自らの戦争体験と安倍政権への危惧を、言葉が噴き出すように語ってくださり驚きました。
終戦を軍の学校で迎え、米軍の戦車が上陸してきたらその下に爆弾を抱いてもぐりこむ訓練をしていたこと、吉田の地域でも家々に防空壕が掘られたことをお話され、そんな事態になっても勝てると信じ込まされていた。戦後、アメリカの経済力を見て、勝てるはずのない戦争になぜ突入したのかと思った、などなど。
「ずっと自民党を支援してきたが、今の政権は、戦争を知らない安倍総理や政治家が間違った方向に進もうとしている。戦前もそうだったが、一度大きな流れができると止めることができない。危ない」と強調されました。
安倍総理の強権姿勢には目に余るものがある一方、これまで長く自民党を支えてきた方々からも危惧の声が上がっていることを改めて実感しました。国会での数では強そうに見えるが、国民の中の足場は弱い。立憲主義と民主主義守れ、戦争する国を許さないの声を一つにすることで安倍暴走を止めなくてはなりません。
日本共産党国会議員団の「障害者の全面参加と平等委員会」(小池晃会長)の主催で「障害者・患者団体との懇談会」を議員会館内で開催しました。22団体から約50人の方々が参加して下さり、様々な切実な要望や意見を頂きました。国会論戦に生かします!
懇談会の終了直前に、最高裁大法廷での民法に関する二つの判決のニュースが入ってきました。女性の離婚後180日間の再婚禁止規定については違憲判決。一方、「夫婦同姓」を定めた規定について、最高裁は「憲法に違反しない」と判断。残念です。
すぐに最高裁から判決を取り寄せました。今から、読み込みます。
昨日は、国会対策委員会、議員団会議など。閣議で一月四日からの通常国会の召集が決まりました。抜かりなく準備を進めなくてはなりません。
臨時国会召集について午後から参院野党国対委員長会談。先に憲法53条にもとづいて国会議員の四分の一以上の連名で要求した6党・会派によるもの。今日は都合で生活は欠席でしたが立場は同じです。
改めて臨時国会を強く求めることを確認し、山崎参院議長にそろって申し入れ。「憲法に基づく召集要求を政府が拒否するのは違憲。課題は山積みであり、内閣入りによる委員長や理事の欠員がある。国会の機能がそこなわており本会議で委員長を選ぶ必要もある。三権の長として強く求めるべき」と求めました。
議長は「ごもっともであり重く受け止める。今日にも皆さんの意見を伝え、強く意見を言う」と発言。その後、参加野党・会派で共同記者会見を行いました。
午前中にはB型肝炎大阪訴訟団の方々が要請にこられ、しばし懇談しました。
25日は、国会内で開かれた新日本婦人の会「秋の行動」の中央総行動院内集会で国会報告をしました。全国大会を成功させたばかりで元気いっぱいの新婦人。集会の後、参加者が分かれて省庁要請行動に取り組まれました。
続いて参院の六野党・会派による国対委員長会談に出席しました。憲法に基づく臨時国会召集要求に応じない政府・与党の姿勢を厳しく批判することで一致。引き続き強く求め、参院議長へも申し入れることを確認。同時に、国民的な関心事項に関して各委員会の閉会中審査を求め現場で協力していくことにしました。
26日は議員会館でデスクワーク中心。京都府市町村職員年金資連盟の香月芳雄会長らがお見えになり、「共済年金制度等の改善に対する陳情」をお受けしました。
夕方に京都へ。
戦後最長の95日間も延長され戦争法案が強行された通常国会が事実上閉会しました。朝から各委員での会期末処理が行われ、11:30から参院本会議。その後、議員団控室で山崎議長の挨拶まわりを受けました。
12:30から閉会の議員団総会。志位委員長が「戦争法案廃止の国民連合政府」の実現への決意を表明し「戦後最悪の安倍政権を一刻も早く打ち倒すために、立場の違いを超えて力を合わせよう」と呼びかけました。最後は全員で「ガンバロー」三唱。新たな闘いを誓いました。
その後、先日の参院本会議で自民党議員が日本共産党を犯罪者扱いして中傷し、議員活動を封殺する発言をした問題で、参院自民党の末松幹事長代理、牧野副幹事長が党控室を訪れて謝罪し、問題の発言を撤回しました。
日本共産党からは小池副委員長、大門、仁比両参院副国対委員長と私が対応。わが党が防衛省の内部資料を国会で暴露したことについて「手にいれた側に違法行為がなかったのか調査せよ。議員は入手方法を明らかにし説明責任を果たせ」などとした暴言は議事録から削除されます。
15:30からは民主党岡田代表と志位委員長の党首会談が行われ、終了直後にその報告を聞きました。委員長から国民連合政府の呼びかけについて説明し、岡田代表からの質問に答えた和やかな会談。今後も話し合いを続けていくことになったとのこと。さらに他の野党との党首会談も行われます。
あわただしい一日でした。午前中の本会議で参院選挙制度改革の質問に立ちました。自民・四野党による二合区を含む十増十減案が可決。格差三倍が残り、合区対象県からは「地域切り捨て」などの声が上がっています。
本会議では戦争法案を審議する安保特別委員会の設置が議決され、散会後に委員会が開かれて委員長や理事を選びました。日本共産党からは私と仁比議員が委員会に所属することになり、私が理事会対応などを行います。
部屋に戻ると、すやま初美参院選挙区候補を先頭に戦争法案反対の参議院議員への要請行動に取り組まれた愛知の日本共産党の皆さんが来られていました。日本共産党として集めた請願署名を持って、愛知関連等の与野党議員の部屋を訪問。わが部屋で訪問対話の交流も行われ、みなさんで記念写真。すやまさんから署名を受け取りました。
様々な団体、個人、自治体の訪問はありますが、政党としての訪問は珍しく訪問先では驚かれたようです。民主、社民の議員で署名を受けってくださった方もあったとのこと。「共産党からの署名をもらうのは初めて」という社民党の議員には『集めたのは共産党ですが、党派を超えて戦争法案反対の思いで署名されています」と対話して受け取っていただいたとのこと。
その後、全労連の官公労中心の請願デモを激励。京都の自治労連の皆さんが部屋に要請に来てくださいました。夕方には、参院議員会館前での全国の宗教者の皆さんの戦争法案に反対する集会に穀田、倉林議員と参加し挨拶。私は、「殺すな、殺されるな」という、京都の聖護院の宮城泰年門跡の書によるポスターを掲げ、戦争法案を廃案にする決意を述べました。
戦争法案、参院選挙制度改革をめぐっての各党協議が重なる一日となりました。
8:30から国対会議でこれらについての対応を協議。13時から戦争法案を審議する特別委員会の設置に関して参院野党国対委員長会談に出席。席上、自民からの回答の報告があり、特別委員会は45人規模とし、自民党が「改革」に委員枠をゆずり参院の11会派すべてが参加できることになりました。
24日の本会議で設置され、27日に本会議、28日から委員会質疑の見通し。野党からは冒頭三日間の総理・テレビ入りの質疑を要求。自民は2日間は了解し、さらに3日目についてい引き続き協議となりました。また、新国立競技場問題等での予算委員会を開くことも自民が合意しました。
16:40から参院幹事長会談。自民党から4野党と合意した内容について党内手続きが終了し、本日、法案提出するという報告がありました。私は、選挙制度改革の2法案について、新制度の周知期間に1年とる必要があるという理由で委員会質疑を省略していきなり本会議で採決しようとする動きについて「本末転倒」と批判。自民党と共同提案する4野党からも委員会質疑を求める声があがり、今日は法案提出が見送られました。
その後、山下書記局長と記者会見をし、合区を中心とした、自民・4野党案、民主・公明案のいずれも反対と表明。選挙制度で最も大切なことは多様な民意の議席への正確な反映との見地から「抜本的改革の先送り」「特定県のみの合区による不公平感」等を指摘。特別委での徹底質疑を求めました。