今日から臨時国会が始まりました。まずは当選議員の皆さんの初登院の出迎え。日本共産党の6人も勢揃いし、山添、武田、岩渕の30代新人トリオのハツラツとした姿が。野党統一候補として当選した皆さんとも握手、当選を喜び合うのはこれまでにないこと。さあ、新しい国会が始まると実感しました。
10時からの本会議では正副議長の選挙があり、議長には自民党推薦の伊達忠一さんが、副議長には民進党推薦の郡司彰さんが選ばれました。本会議では、各議員の委員会所属が確定。私は引き続き、外交防衛委員会、倫理選挙特別委員会を担当し、新たにODA特別委にも所属します。新たな日本共産党参院議員団長に山下よしきさんが就任し、私は引き続き参院幹事長、国対委員長を兼任します。
本会議後に各特別委員会で委員長選任党が行われ、12:30から議員団総会。志位委員長の挨拶に続き、三人の新人議員が決意表明しました。その後、初当選した武田良介参院議員の地元である長野県の皆さんや新潟県から、初登院を激励しようと国会に来られた方々と一緒に記念写真。
議員団控室に戻り、新正副議長の挨拶を受けました。続いて、参議院の新会派「沖縄の風」を結成した、初当選のイハさんと糸数さんが日本共産党に挨拶に来訪。志位委員長らと共に私も同席し沖縄での勝利の意義や今後の闘いについて懇談しました。わが党が2人獲得した外交防衛委員を「沖縄の風」の環境委員と交換したことに感謝の言葉もありました。さらに連携を強めます!
15時からは開会式に出席しました。
BSフジ「プライムニュース」の生放送に出演しました。「衆参で2/3獲得――与野党キーマンに問う 憲法改正の是非と展望」と題して、新藤義孝(自民)、長妻昭(民進)、斉藤鉄夫(公明) の各国会議員と議論しました。
午前中の本会議は再生可能エネルギーの固定価格買取制度の見直しに関する法案の質疑。日本共産党から倉林議員が質問に立ち、原発再稼働を優先し、固定価格買い取り制度を後退させることを厳しくただしました。今や「エネルギー問題の倉林」という感じですね。
終了後、倫理選挙特別委員会。小選挙区制温存・定数10削減の衆院選挙制度関連法案について質問しました。「『身を切る改革』というが、議員定数と消費税増税は別次元。議席は政治の私物ではない」とただすと、自民発議者は「身を切る改革=議
員定数削減というのは誤った認識だ」と答え、公明発議者も「同じ認識」。では、なぜ定数削減だと迫りましたが、理論的根拠は示すことができませんでしたる
午後には、治安維持法被害者国家賠償要求同盟の皆さんの岩城法務大臣との面談に仁比議員と共に同席。102歳の水谷安子さんはじめ4人の犠牲者と増本会長らが参加され、自ら受けた弾圧を語られました。戦後70年余、お元気なうちに謝罪と賠償を何としても実現させたい。
15時から党首討論を傍聴。志位委員長が消費税増税問題で鋭く迫りました。その後、ヒューマンライツウォッチの土井香苗さんから児童福祉法改正案の早期成立について要請を受けました。続いて明日の外交防衛委員会の質問通告。夜は麹町議員宿舎の懇親会。
円山音楽堂で開かれた5,3憲法集会in京都に参加。参加者は3000人を超え、会場からあふれています。共産党・穀田衆院議員、民進党・福山参院議員、生活の党・豊田元衆院議員や社民党、新社会党、緑の党の代表が来賓あいさつの後、手をつないでアピール。「野党は共闘♪」のコールが沸き起こりました。
京大の山室信一教授の講演、朗読劇、リレートークの
後、大会宣言を確認し、京都市役所まで憲法ウォーク。観光客でもにぎわう京都市内でアピールしました。
10時からの本会議は1時間あまりで終了。その後、倫理選挙特別委委員会の理事打ち合わせ会があり、参院選挙の選挙区候補の政見放送に手話通訳や字幕を付けられるようにするために衆院小選挙区のようにビデオ持ち込みを可能にすることはできないか協議しました。
手話通訳や字幕を付けることは必要ですが、ビデオ持ち込みにはクリアすべき問題がありさらに協議することになりました。
夜は川崎市川崎区で演説会。あさか由香選挙区候補、椎葉かずゆき比例候補とともに訴えました。川崎市で反ヘイトスピーチに取り組む青年も弁士に立ってくれました。
終了後、みんなで志位さんのポスターのポーズ。手話で「ぜひ」という意味です。
10時から本会議。採決のみで約三十分で終了。その後、参院選挙での政見放送への手話や字幕を可能にすることについて総務省からレク。研修をうけた手話通訳士を全都道府県で確保することの困難性や、放送局の人的体制や設備の問題などがあるようですが、導入可能な都道府県から実施していくことも可能だと感じました。
衆院小選挙区のように候補者を擁立する政党がビデオを持ち込むやり方もありますが、政党中心の衆院の選挙制度のやり方を個人中心の参院選挙区選挙に持ち込むのはいささか無理があるように思えます。手話や字幕は聴覚障害者にとって必要なことであり、その実現にむけて今後、各会派と議論することになります。
昨日、政府から出されたTPP協議の資料は、タイトル以外はすべて黒濡りというひどいもの。これでどうして議論できるというのでしょうか。国民に中身を示せないというのなら撤退すべきです。
夜は半年ぶりにプール。宿舎近くの区民プールが耐震補強で工事に入ったために中断し、工事終了後も国会が忙しくて遠ざかっていました。この間、競泳の日本選手権をテレビで見て、無性にに泳ぎたくなりました。久しぶりなので600mにとどめましたが、実に爽快。
倫理選挙特別委員会で選挙執行経費法案等の質疑。国政選挙の経費を国が地方自治体に交付する際の基準額が大幅に削減されたことが、投票所の減少や閉鎖時間の繰り上げなど投票機会の制限に拍車をかけてきたと指摘。若干の増額にとどまらず、大幅引き上げを求めました。
質問後、時間が空いたので、桜を愛でに憲政記念館や国会図書館前を散策。質問続きで見上げる余裕もない日々でしたが、満開にあと少しまでになってます。リフレッシュしてがんばろう!
午後に、昨日の委員会でただした南スーダンPKOの自衛隊宿営地に着弾した銃弾を陸自福知山駐屯地で展示していた問題で防衛省から事実関係の説明を受けました。
夕方の新幹線で京都へ。
昨夜(今朝?)の「朝まで生テレビ」のテーマは「激論!"憲法改正"是か非か」。
パネリストのうち国会議員は、自民・柴山昌彦、公明・國重徹、民主・小西洋之と私。青木理、岩田温、太田啓子、小林節、想田和弘、百地章、森本敏、吉木誉絵各氏と共に田原総一朗氏の司会で討論しました。
討論では、「国防軍」の創設を掲げた自民党改憲草案が取り上げられました。自民党の柴山昌彦衆院議員は、「自衛隊が違憲という誤解が
ないように分かりやすくしたもの」と説明。...
私は、「政府・自民党は自衛隊は軍隊でなく、自衛のための必要最小限度の実力組織だと説明してきた。だから安保法制でも、集団的自衛権行使は〝限定的〟としていたではないか」と指摘。「国防軍」とすることは、こうした限定を取り払い自衛隊の海外での武力行使を全面的に拡大するものだと指摘しました。
これに対し柴山氏は、改憲草案は「集団的自衛権や集団安全保障を憲法上、認めるもので、
具体的には法律で要件を定める」と認めました。私は「憲法の歯止めが全部なくなるということだ」と批判しました。
同草案には、人権を制限し、権力には内閣を集中する「緊急事態条項」の創設も盛り込まれています。パネリストらから「(戦前の)国家総動員法だ」、「改憲のために、災害対応を(理由に)持ち出しているようだ」などの批判が続出。
私は、東日本大震災の被災地域の弁護士会が、「災害対策を理由とする国家緊急権の創設に反対する会長声明」を出しているとを紹介して批判。
また、ドイツの緊急事態条項と比較し、「司法や立法府のコントロールもきかない。改憲草案は世界で突出して危険だ」と強調しました。
終了して、議員宿舎に戻ったのが5時過ぎ。ぬるめのお風呂に入ってから少し寝ました。
「私学助成全国署名提出・私学の学費負担解消を求める院内集会」に参加。各党の国会議員24人が駆け付け、日本共産党から7人の国会議員が参加し、それぞれあいさつしました。64万7千筆余りの署名が寄せられ、午後に事務所を来訪された京都の父母、教員の皆さんから受け取り、懇談しました。
集会前は衆院予算委での本村伸子議員のF35のリージョナルデポ問題での質問を院内テレビで応援。集会後は参院決算委での辰巳コータロー議員の
甘利氏問題での質問を応援傍聴しました。
さて、昨日の憲法審査会での自民党の丸山議員の「黒人奴隷が米大統領に」等の発言を巡り、さまざまな動きがあった一日。民主党は辞職勧告決議案の提出を決め、わが党にも共同提案のお誘いがありました。議員としての資質が厳しく問われる問題発言ではありますが、議員辞職まで求めるのかは慎重な検討が必要で、共同提案には加わりませんでした。
16時からは憲法審査会の幹事懇談会に仁比議員の代理で出席。自民党からは丸山発言への謝罪があり、丸山氏を審査会の委員から外したこと、本人から関係部分の議事録の削除をしたいとの申し出があったことについて発言がありました。各党から批判が続き、取り扱いについて引き続き協議することを確認した後、丸山氏本人からの弁明もありました。
衆院予算委員会は「政治とカネ」問題の集中審議。畑野、穀田両議員が質問に立ちました。穀田さんの「大企業の法人税減税などの要望に応えて、自民党への企業献金は急増。自民党には『好循環』だ」との指摘に安倍総理は苦笑いするばかりで反論できませんでした。
午前中は、参院の論戦打ち合わせ会議。続いて、長野民医連の「社保平和学校」で学んだ中信地域の医療・介護の現場で働く若い皆さんらが議員会館を来訪
され懇談。日々働く中での疑問や不安、心配ごとを国会議員に直接届けたいと生の声を集めた冊子をいただきました。皆さんの思いに応えて頑張ります!
午後には京大の応援団長がOB議員への挨拶に来訪。体育会各サークルの最近の奮闘ぶりなど話を聞きました。