来日中の赤十字国際委員会(ICRC)マウラー総裁と参院外交防衛委員会との懇談が午後に開かれ、出席しました。マウラー総裁は、ICRCが、各国の支援が及ばない危険な紛争地域でも人道支援をしていることを紹介され、日本からの拠出金の増額や職員の増加など要請されました。
私は、ICRCが核兵器の非人道性を世界に広げ、核兵器禁止条約採択の流れを作る大きな役割を果たして来られたことにに敬意を表明しました。
午前中には愛知県商工団体連合会や消費税をなくす愛知の会の皆さんが消費税増税反対の要請に来られ、懇談。そのあと、外交防衛委員会の理事懇談会が開かれ、明日、防衛省給与法の審議を行うことを決定。昨日から準備していた原稿を仕上げ、夕方には質問通告しました。
衆院法委員会は野党合意のないままに委員長職権で入管法の審議に入り、明日は定例日でもないのに参考人質疑を行うことを与党の多数で決めました。審議すればするほど問題がでているのに、与党は短時間の審議が強行する構えを強めています。
26日月曜日には衆参予算委員会で集中審議が行われることが決まりました。
全国私教連から「すべての私立学校に正規の養護教諭を配置し、こどもの命と健康が守られる教育条件を求める請願署名」をもって要請に来られました。
子どもたちの心と体の現状は、学校における養護教諭の重要性をますます高めています。ところが、私立学校では公立のような配置基準がなく、教育職としての養護教諭が配置されていなかったり、非正規雇用や一人で中高兼務という現状が多くあります。
その打開のために今年からこの請願に取り組み始めたとのこと。私の妻も私立中高で教諭をしていましたから、養護教諭の必要性は良く聞いています。短時間でしたが、現状などお聞きできました。
入管法の質疑の前提となる、失踪した外国人技能実習生の実態調査の個票が、今日から衆院法務委の理事会メンバーに対する閲覧が始まりました。送り出しのブローカーに100万円ものお金を払っていたり、時給が500円以下などの深刻な実態が書かれています。一方、与党はごく短い質疑で強行の構えを強めています。絶対許せません。
明日の外交防衛委員会で大臣所信に対する質疑があり、自衛隊饗庭野演習場で隣接道路での被害の問題、辺野古問題で質問を準備し、夕方に通告しました。
さて、「鶴瓶に乾杯」はわが実家のある広島県三次市。帰省したときに通る本通りの商店街での交流など、楽しく見ました。
午後の衆院本会議で外国人労働者の受け入れを拡大する入管法の質疑が行われ、日本共産党から藤野衆院議員が質問に立ちました。野党は、審議の前提となる資料の提出を求めていますが、政府はまだ応じていません。
野党が求めているのは、政府が初年度に受け入れを想定している4万人の業種の内訳とその理由、もう一つは失踪した技能実習生が逃げ出さざるを得なかった深刻な労働実態を示す「聴取票」の個票。午前中に開かれた参院野党国対委員長会談でも、参院での法務大臣の所信に対する質疑に必要な資料であり、速やかな提出を求めることで一致。立民の芝国対委員長が代表して与党に申し入れました。
午後には、参院外交防衛委委員会が開かれ、河野外相と岩谷防衛相の所信的挨拶を聴取。質疑は来週になります。委員会の後、国会に提出されている日欧戦略パートナーシップ協定について外務省から説明を受けました。
沖縄県による辺野古埋立承認撤回について行政不服審判制度を悪用して沖縄防衛局が対抗措置をとり、国土交通大臣が効力停止した問題で、行政法の専門家を招いて総務、安保関係の議員で勉強会。
改めて、国民の権利を守る法律を捻じ曲げたものであり、過去の政府の解釈とも違い、地方自治をも壊すものだと実感しました。
午後には全労連・国民春闘共闘などの国会請願デモを激励。新潟県市長選挙で奮闘された小柳さとしさんが国会に挨拶にこられ、小池、武田両参院議員と共に面談。
さらに矯正施設の施設整備の現状や計画について法務省から説明を受けました。
今日は四つの政府レクを受けました。午前中には、大学・研究機関での軍事研究を推進するための防衛省の安全保障技術研究推進制度の今年度のテーマ、応募状況などについて。
午後には、建設アスベスト問題で野党共同ヒアリング。原告や弁護団の皆さんも一緒に参加していただき、「関東訴訟は提起いらい10年、原告の生存率は28%。私たちに時間はない。一刻も早く解決を」との訴えがありました。野党の共同でさらに政府・与党に迫ります。
続いて福島第一原発の汚染水の問題。トリチウム以外は除去したとされてきましたが、他の放射性物質が残留してたことで経緯や今後の対応を経産省や東電にただしまた。
最後に、政府が「骨太方針」で打ち出した外国人労働者の受け入れ問題。「技能実習生」問題など、現状で様々起きている問題の実態が十分に把握されているのかなど各省庁から聞き取りました。
終了後、党議員団の「外国人労働者問題対策チーム」の会議。
中華人民共和国建国69周年と日中友好条約締結40周年祝賀会が都内のホテルで開かれ、山下、穀田両議員ら共に参加しました。
広い会場いっぱいの参加者。程大使は挨拶で、五月以来の日中間の流れを「春めいてきた」とのべて、関係改善を評価し、いっそうの前進を期待すると述べられました。
今朝の朝日新聞の一面トップ。「三菱電機 裁量労働制の三人労災認定、過労自殺も」――裁量労働制が拡大していれば、さらに犠牲者が全国の職場で増えたことでしょう。
野党共闘でデータねつ造問題を追及し、裁量労働制拡大を「働き方改革」一括法から削除させることができたことで、働く人の命が救われました。
明日は、この問題で野党共同ヒアリングも行われます。
京都を朝出て国会へ。建設アスベスト訴訟の早期解決を求める「9・25国会集会」に、倉林、畑野、武田各議員とともに参加しました。
大阪高裁の連続勝利で国の10連敗となりました。関西での提訴からすでに七年がたち、多くの原告が亡くなりました。集会では京都訴訟の原告団長で地裁判決を見ることなく亡くなられた寺前さんの娘さんが遺族原告として挨拶されました。
寺前さんは京建労東山支部の役員をされ、当時の梅田勝衆院議員事務所のすぐそばがご自宅でした。梅田さんの秘書をしていた私は当時も国政候補者になってからも随分お世話になりました。闘い半ばに亡くなられたことはどんなに無念だったでしょうか。
他の原告方々も、病気の重篤化と高齢化が進み「命ある間に解決を」の声は切実です。国は被害の早期全面救済を!
午後からは国会内で三つの会議。夜はプールでひと泳ぎ。
朝から富樫豊前京都市議と共に左京区内の台風による強風被害を見て回りました。松ヶ崎では木が倒れて電線に寄りかかり停電になったり、屋根が剥がれて飛んだ現場でお話しを聞きました。
下鴨神社では巨木が根こそぎ倒れたり幹が折れている光景に驚きました。吉田神社でも大木が折れています。お聞きした要望はすぐ生かさねば。我が家もテレビアンテナが倒れて写らない状況ですが、修理にはしばらくかかりそうです。
午後は愛知県大府市での「第十回大府飛行場中国人強制連行殉難者追悼式」に立民、社民代表と共に参列し挨拶。労働力補充のための中国人強制連行の閣議決定から76年。当時の商工大臣は総理の祖父の岸信介氏。総理がやるべきことは、侵略戦争への反省が込められた九条を改悪することではなく、国策として行われた強制連行への政府の責任を認め、謝罪・補償をすることです。
朝から国会。台風被害のニュースを見ながらのデスクワーク。京都でも電柱が倒れてが広範囲で停電となり、街路樹が倒れたり、看板や屋根瓦が飛ぶなど相当の被害が。心配です。我が家に電話をかけると風は収まったが、テレビアンテナが折れたようだ、とのこと。
午後に、建設アスベスト訴訟全国連絡会の清水謙一事務局長と京都訴訟原告団の寺前晴美共同代表が、国会要請で来訪されました。
先日の京都訴訟大阪高裁判決は国と建材メーカーの責任を認め、一審では認められなかった「一人親方」への国の責任も認めて原告を全員救済する全面勝訴。この判決で国は9連敗。高裁でも3連続で断罪され、国の責任に関する司法判断は確立したものとなりました。
京都訴訟の原告25人のうち、16人が死亡されています。寺前さんのお父さんは私が梅田勝衆院議員の秘書をしていた時から京建労東山支部の役員をされていました。ご自宅が梅田事務所のお近くでもあり、とてもお世話なりました。原告団長を務めておられましたが、この判決をみることなく亡くなられました。被害者らの「命あるうちの救済を」との願いは切実です。
要請は、国は、被害者全員救済の判決を真摯に受け止め、上告せず原告らに謝罪と速やかな賠償責任を果たすよう求めるもの。さらに、全ての被害者が早期に救済される制度が創設されるよう国会議員に尽力を求めています。
全面的に賛成し、一緒にがんばります!
夕方から東京でも風が強くなり、交通機関も乱れています。風でちぎれた街路樹の枝も歩道に転がっています。