活動日誌

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「司法・人権・女性・スポーツ」の記事

あすには.jpg「選択的夫婦別姓の導入へ法改正を」----国連女性差別撤廃委員会が日本政府に対して4度目の勧告。NGOとして同委員会の日本審査に参加した「一般社団法人あすには」の井田菜穂さんを招いて党議員団で学習会。
 日本政府の弁明内容に対し、勧告が「これまで何の措置もとられてこなかった」と批判したことなど、審査のリアルなお話。総選挙の審判が切り開いた大きな条件を生かし、早期の実現へ共同を強めます。
 午前中は国会対策委員会。学習会の前には、総選挙後最初の議員団会議。初当選の堀川さん、五年ぶりの当選の辰巳さん、繰り上げ当選の大門さんからあいさつ。塩川新国対委員長から総選挙結果を受けてのこの間の与野党協議の内容や議員団の体制等について報告をうけ、議論しました。

手話推進法.jpg二つの議員連盟の会合に参加しました。一つは「障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟」の総会。もう一つは袴田死刑囚救援議員連盟の院内集会です。

 情報コミュニケーション議連の総会では、この間議論してきた「手話推進法案」の骨子案を了承しました。前回の総会で提案されたものに、各党が寄せた意見を反映したものです。日本共産党としても意見を出してきました。

 袴田さん救援議連の院内集会では、無罪判決後の集会で袴田集会.jpgの巌さんのあいさつの動画が上映され、会場では姉のひで子さんのあいさつををされました。これを聞いて、絶対に控訴させてはならないとの思いを新たに。 二度とこのようなことのないように、再審法の抜本改正はまったなしです。

 夜は韓国大使館主催の韓国の国慶日を祝うレセプションに参加しました。

党国会議員団の能登半島豪雨被害対策本部を開催。今日、輪島市に入った藤野前衆院議員、佐藤県議、鐙輪島市議とオンラインでつないで被害の状況と課題を聞きました。
 震災後、やっと入れた仮設住宅が被害にあって避難されている方など被災者の悲痛な声。そして避難所では毛布しかない、食事はパンや、ごはんにふりかけだけという事態も。震災直後と同じことを繰り返しており、いったい何を教訓にしているのかという憤りの声も。政府に伝えて対策を求めるとともに、引き続き現地と連携を密にしていきます。
 午前中は参院の4党国対(共産、立憲、維新、国民)。新総理を選出する10/1からの臨時国会について、代表質問、予算委と十分な時間をとった論戦を行うこと旧優性保護法の謝罪と補償の法案について当事者の声を聞く十分な質疑を行うこと、能登の豪雨被害での質疑を行い、被災者が希望を持てる支援を行うことなどを与党に求めることで合意しました。
 続いて本村議員と共に新潟県などで広がる消費者被害についてのレク。ジャパンエアリソートインターナショナルによるリゾート会員権をめぐる詐欺被害で、新潟県だけでも1600人超、100億円の被害が起きています。被害者からの相談を受けて告訴を準備している代々木総合法律事務所の弁護士も同席して、警察庁、経産省、金融庁、法務省から説明を聞き、厳正な対処を求めました。
その後四党国対、議員班会、議員団会議、ジェンダー平等問題での打ち合わせなど、あわただしい1日に。
 優性保護法1.jpg日本共産党の「旧優性保護法問題の全面解決をめざす闘争本部」に出席。きょうされんの皆さんから優性連の提言について説明をいただき、高橋千鶴子事務局長が超党派の議連PTの進捗状況について報告し、懇談しました。
 PTの法案について議論になったのは、補償金の額や被害者にきちんと届くための体制などと共に、法案の前文に、問題の背景にある「優性思想」に対する反省が足りない、「心がない」という問題。厳しい最高裁判決が出たから法改正するということではなく、心からの反省と謝罪が必要だということでした。
 優性保護法2.jpgきょうされんの藤井会長はドイツを訪問して「わたしで最後にして~ ナチスの障害者虐殺と優生思想」という本を出版されています。私は、閉会あいさつで、そのことに触れ、先週訪問したアウシュビッツ収容所に関わって述べました。
 ナチスは優性思想に基づいて、まず障害者の虐殺を始めました。その人数は20万人。それで準備を整えた形となり、ユダヤ人の大虐殺がおこなわれました。アウシュビッツでは160万人です。藤井さんは「障害者がすべの前触れになる」ということも言われていますが、その通りです。
 本.jpgドイツの歴史を見ても、旧優性保護法の問題は、被害を受けた障害者の皆さんへの心からの謝罪と補償であると同時に、日本社会に二度と優性思想を許さないということでもあります。そのためにご一緒にがんばる、と決意を述べました。
 午後に議連PTと総会が行われ、高橋さんが今日の懇談に基づいて主張されました。臨時国会で成立が基本的流れですが、被害者にきちんと補償金を届けきるためには、これからが問われます。
 夜は志位議長の訪欧報告をネットで視聴。いや~面白かった。特に、「自由な時間」をめぐる労働組合との懇談の部分は非常に興味深いものでした。
 婦団連1.jpg女性差別撤廃条約の選択議定書の批准を求める地方議会の意見書が、3月末から44議会増えて278に!―議員団ジェンダー平等推進委員会と婦団連加盟団体の皆さんとの懇談会でうれしい報告がありました。増えた議会には長野、奈良県議会も含みます。
 懇談では、各分野から女性差別の具体的な実態や、様々な課題、取組について貴重な発言が続きました。今後の運動と国会論戦に生かします。
 その後、参院国土交通委員会の能登半島地震の視察に参加するために金沢に向かっています。
 党国会議員団のジェンダー平等推進委.jpg。毎通常国会終了後にそれぞれの議員のジェンダー問題での質問や取り組みを報告・交流します。今日は従軍慰安婦など国際人権問題、共同親権、性暴力、ハラスメント、DV、女性の貧困、女性の政治​参画、格差是正、LGBTQ、リプロ、周産期支援など、各議員から報告。
 議員団上げて、この問題に取り組み、様々な前進を作り出していることや今後の課題が明確になりました。
 私は女子差別撤廃条約選択議定書の批准を求める運動と政府の対応、能登半島地震での避難所等での女性の視点を取り入れた対応の問題点、地方自治体の防災担当部署への女性の参画についての質問や取り組みについて報告しました。
 参院議員団の班会議や国対、議員団会議と続き、都知事・都議補選の結果と教訓、今後の課題などについて議論しました。
優性保護1.jpg 旧優生保護法fは憲法違反――障害などを理由に不妊手術を強制した同法について最高裁判所大法廷が判断を示し、国に賠償を命じました。直後に院内で開かれた報告集会に参加。原告や支援の皆さんの喜びにあふれました。
 同法を我が党を含め全会一致で成立させた国会の責任も問われています。臨時国会が開かれれば、すべての被害者を救済する法的措置を行う必要があります。
 今日は偶然にも、2013年に違憲判決が示された法律が直ちに改正された経緯について米国の大学で学ぶ日本人女性からインタビューを受けました。成年被後見人になると選挙権を奪われるのは違憲だとの訴えでの判決です。原告や弁護団からも直接お話を聞き、法務委や倫選特で四度にわたり質問。判決後すぐに全会派一致の議員立法で法改正が行われました。改めて当時を振り返りました。
 午前中は男女共同参画の視点に立った災害時の避難所運営等につて、能登半島地震での取り組みと課題等について内閣府よりレクを受けました。
 土地規制2.jpg続いて土地利用規制法について「市民と議員の合同ヒアリング」と市民集会に参加。今回が第八回目。指定が一巡したことを受け、住民への説明が行われていない問題をはじめ運用面で明らかになった問題を政府の担当者にただしました。
 悪法成立後に運動が下火になることが少なくありませんか、法施行後もこうした系統的に粘り強くただしていく取り組みは重要です。参加した党の地方議員の皆さんらとパチリ。
 

 この三日間は、もっぱら通常国会のまとめや資料整理。特に国会後半は質問が相次いだので、資料も山積みになっていました。質問ごとに、使った資料や質問原稿、速記録、報道などをまとめて封筒にいれておきます。こうしておくと、新たな問題が起きたり、問い合わせがあったときも対応がスムーズです。

 IMG_4952.jpg今日は夕方に京都の自宅に戻りました。近所の日本フランス文化会館で開催中の草間彌生展を鑑賞。代表的な水玉のカボチャの作品など楽しみました。

夜はZOOMでバイセクシュアルの高校生と対話。出生時にあてはめられた性は男性です。

中三の時に自覚し、高校になるとますます自覚が増してきたとのこと。LGBT+への差別を目の当たりにして、真剣に考えるようになり、同性婚の制度が日本にないことも不安に。将来的には弁護士としてLGBTQ+の人達が、自分らしく生きることができる社会を実現したいと考えており、さらに理解を深めるためにお話がしたいとメールをいただき、今日の対話となりました。

 短い時間でしたが質問に答えて、国会での議論の状況や私が取り組んできたことなどお話しました。みんなが自分らしく生きられる社会をつくりたいという思いを応援しています。

 240618政改特 総理質疑⑤.jpg 怒、怒、怒。自民党提出の政治資金規正法改定案が昨夜の政治改革特で自公の賛成で可決しました。20時過ぎに、野党の反対押し切り委員長による職権採決。先立つ対総理質疑と反対討論で、朝の世論調査で77%が自民案に「効果がない」としていることも示し、強行すればさらに政治不信が増すと批判しました。
 
   内閣委員会で子ども性暴力防止法案の二回目の質疑。性犯罪加害者の再犯防止について▽刑事施設の出所後や保護観察期間終了後の地域での継続的な支援▽性犯罪者治療への保険適用―の2点を提案しました。
 文部科学省が性暴力への取り組みとして進める「生命(いのち)の安全教育」について質問。"人間と性"教育研究協議会による「授業案」を紹介し、体のさまざまな部位の名称や機能を説明し、これらが命を支えるために大切な役割をもっていると気づかせる内容になっているとして、こうした『からだの学習』が土台にあってこそ、いのちの安全教育の目的も達成できる」と強調。DBSと包括的性教育を一体で行うことや教員自身が国際的な知見に基づいた性教育を学ぶことの必要性も強調しました。
 法案は全会一致で可決。衆院の地こデジ委員長提案として送付されてきた、子どもの貧困対策推進法案についても全会一致で可決しました。
IMG_2680.JPG こども性暴力防止法案(日本版DBS)の参考人質疑。立教大名誉教授の浅井春夫参考人は、学校での「いのちの安全」教育は、その前提となるべき「からだ学習」がほとんどないままだと指摘。「からだの権利教育」を進め、国際的な標準である包括的性教育を日本でも花開かせることが必要だと強調されました。
 終了後、次の質疑に向け法務省と警察庁から子どもの性暴力加害者の再犯を防ぐための取り組みについてレクを受けました。
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