臨時国会の最終日。野党は「桜を見る会」の究明のために40日間の会期延長を提起し、9時に衆院議長に申し入れました。その後、与野党間で断続的な協議が行われ、与党は会期延長は拒否したものの、衆参の内閣委員会の理事懇を閉会中に開き、野党の質問に答えることなどは合意。
これをうけ午後から各委員会が開かれ、会期末手続をおこないました。外防委理事会での請願の取扱いを協議では、「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准」を求める請願について自民党は「党内で協議したが、政府が答弁しているような点があり、さらに検討が必要」として保留を主張。
私は「現行の政府答弁の下でも2年前まで院の意思として採択してきた。理由にならない。女性団体など期待の声は大きい。採択すべき」と求めました。野党新会派や沖縄の風からも、自民党に対し採択に向けたさらなる協議を求める意見や採択すべきとの意見も出されましたが、採択には全会一致が必要なため、保留という結論になりました。残念です。
15:30から本会議で会期末処理。引き続き、議員団総会が開かれ志位委員長が挨拶。私は、国会閉会にあたっての山東参院議長の挨拶を議員団控え室でお待ちしたため、総会には間に合いませんでした。
明日も「桜を見る会」の追及本部の会合が開かれます。与党が国会を無理やり閉じても、追及の手を緩めるわけにいきません。
日本共産党のジェンダー平等推進委員会に出席しました。これまで男女平等推進委員会としてきましたが今日にふさわしく名称を変更。
昨年度から課題毎の窓口制として担当議員を置いてきました。「慰安婦など国際人権問題」「夫婦別姓など民法」「性暴力、ハラスメント、DV問題」「シングルママの要求」「女性の政治参画推進」「男女雇用機会均等法、選択的議定書、所得税法56条など労働分野での平等」「LGBT・SOGI」などそれぞれの分野からの報告し交流。
到達点や今後の課題、新しい市民運動の広がりと日本共産党への期待の声も聞くことができました。
原発マネー還流問題で関電が午後から行った記者会見の中継を見ました。昨年九月の社内の調査委員会報告書も公開されましたが、もっぱら森山氏が特異な人で、お金を返却できなかったことの言い訳に終始。一方、工事の発注プロセスや額は問題なしとするもの。それでは、なぜ三億円もの還流が可能になったのかは闇の中です。
日本共産党として対策チームを作り、私もメンバーに。さらに野党国対でも重大問題として取り組むことを確認。明日3日の13時から野党合同ヒアリングが行われ、現地調査も予定されています。徹底究明します
女性の権利を国際基準に!――院内で開かれた「女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願署名提出集会」に畑野・本村両衆院議員や野党議員と共に参加。
2001年以来、参院で採択されてきた請願が一昨年から不採択になっている外交防衛委員会の経過や状況も報告し「皆さんの声で採択されてきたのに逆行は許されない。請願採択への働きかけ強め、批准を実現しよう」と挨拶しました。
続いて、全労連会館で開かれた治安維持法同盟国会賠償要求同盟の総会で挨拶。増本会長が張りのある声で挨拶をされ、参院選勝利で安倍内閣の九条改憲を止めようと力強く呼びかけられました。
明日の本会議では歳費法案の反対討論の準備。金曜日の本会議でも防衛大綱の質疑が入りそうで、こちらも準備も始めています。
「女性差別撤廃条約実現アクション」の皆さんと、穀田衆院議員と一緒に懇談しました。個人通報制度を盛り込んだ「選択議定書」を日本政府か批准することを求めて、どのような運動を広げるか意見交換をしました。
参院では、選択議定書の批准を求める請願が2001年から提出され、外交防衛委員会で取り扱いを協議し、2016年まで採択されてきました。ところが17年の通常国会で維新が「保留」に回ったため、全会一致が原則の下、採択できませんでした。その後、維新も「採択」に賛成しましたが、こんどは自民党が「保留」に回り、結局17年通常国会以降は未採択になっています。
選択議定書を批准してこそ、女子差別撤廃条約の内容も実現できることが強調され、特に参院外防委で再び採択が実現できるように、各党への働きかけの必要性など話し合いました。
今日は全国農業委員会会長大会が開催され、参加された京都の代表が議員会館に来てくださり、要請書をいただいて懇談しました。
明日の外交防衛委員会の質問準備を進め、夕方には通告しました。その後、議員団会議。
今朝は、日弁連・弁政連と日本共産党との朝食懇談会。菊池日弁連会長、村越弁政連会長ら多くの役員の皆さんが出席され、憲法をめぐる国会情勢など幅広く懇談しました。i日本共産党からは志位委員長はじめ10人の議員が参加しました。
冒頭の菊池会長、志位委員長のそれぞれの挨拶で、女性差別やLGBT問題などが共通して触れられたのが今年の特徴。参加されていた女性の日弁連副会長からも歓迎の発言があります。個人の尊厳が守られる社会へを強めます。
10時から外交防衛委員会。五つの投資協定や租税条約の趣旨説明が行われ、質疑は来週の火曜日に行うことになりました。
午後に開かれた野党書記局長・幹事長会談で参院選一人区の福島、栃木、群馬、新潟、福井、三重、和歌山の8選挙区で候補者を一本化することで正式合意しました。福井県は日本共産党の山田かずお候補に一本化となります。
山田さんの勝利、日本共産党躍進で、福井県から「原発ゼロ実現を」の声を示そうと、一緒にがんばります!
昨日は、朝の国対の後、部屋の打ち合わせや、論戦準備などなど。夜は議員団会議。
午前中の外防委員会で、海外の石炭火力発電所へのODAによる支援について質問しました。火電建設は、地球温暖化対策に逆行することに加え、日本が支援するインドネシアのインドラマユ火電建設では、環境・健康破壊に加え、小農が土地を奪われるなどの事態に反対運動か広がっています。
同火電の変電設備の基本設計にもODA融資が使われていますが、違法の指摘をうけ州の環境局から作業中止を求められているにもかかわらず、工事が続けられています。
日本の資金が違法工事にかかわっている可能性があり、検証すべきだと求めると河野外相は「JICA任せにせず、外務省として検証したい」と答弁。
さらに、欧米を中心に石炭火電事業から投資撤退が広がる一方、支援を続ける日本に国際的批判が強まっていることを指摘。抜本見直しを求めたことに対し、河野外相は「国際的流れを踏まえ、必要に応じてしっかりと見直したい」と答弁。
国際的流れを踏まえれば、必要性は明確です。「答弁通りしっかり見直していただきたい」と重ねて求めました。
午後には、ハンセン病家族訴訟原告団の皆さんと党国会議員団との懇談会に3月に続いて出席し要請書を受け取りました。3人の原告からのハンセン病患者の家族が偏見差別の苛烈な被害を受けてきたことの涙ながらの訴えを聞き、家族の問題を放置してきた政治の責任が胸に刺さりました。
6月末の判決で必ず勝訴を勝ち取ると共に、「ハンセン病問題基本法」に家族被害を含める法改正を行う決意を申し上げました。
その後、改正公選法の下での参院選の選挙運動について総務省からレク。
東京を早朝に出て、名古屋市へ。愛知県知事選挙告示日です。くれまつ佐一候補の出発式で、新社会、みどり、社民各党の代表と共に挨拶しました。日本共産党から本村衆院議員、すやま参院予定候補、鷲野、しもおく両県議をはじめ名古屋市議団や予定候補の皆さんなどたくさん参加しました。
くれまつさんの弱い立場の人々への思いと県政転換への決意のこもった演説の後、ガンバロー三唱し、候補者カーが元気に出発しました。
出発式で候補者カーの上でくれまつ候補と並んだ時に大きな茶封筒を持っておられるなぁと思っていました。昼頃にくれまつさんのFBを見てびっくり。
「昨日、逃げてきた実習生からの相談と委任状がきたので夜のうちに申告書を作成。職種違反の証拠をDVDにコピー。出発式と最初の街頭演説の場所に行く間に、急きょ技能実習機構名古屋事務所に寄って申告手続きを行いました」とのと。
選挙中でも片時も困った人のことを忘れない。この人こそ知事にふさわしい!と痛感。
終了後、東京に戻り、歯医者や国対会議などなど。夜は弁護士政治連盟の新春祝賀会。全国の弁政連役員の皆さんや各党国会議員が参加し、参加議員は一言ずつ挨拶。
京都弁護士会の浅野会長や大学で同じクラスだった、日弁連副会長(和歌山弁護士会)の阪本弁護士とも会えました。
その後、明日の宣伝のために金沢へ。
〇愛知知事選出発式での私の二分挨拶を紹介します。
日本共産党の参議院議員の井上哲士です。いよいよ選挙が始まりました。安倍暴走政治と一体の県政に審判を下し、くれまつ知事の誕生で愛知を変え、愛知から国政を変ましょう。
隠ぺい、改ざんの安倍政権。今度は勤労統計の偽装です。雇用保険をはじめ、のべ2000人もの国民への給付が削られてきました。アベノミクスの成果の偽造にも使われました。重大です。
偽装統計で正しい国民生活の実態を知らないまま、正しい政治ができるはずがありません。
今の県政はどうでしょうか。
くれまつさんは、労働運動や貧困支援の運動を通じて現場の実態を自んできた行動力があります。苦しむ人々に心を寄せる優しさがあります。問題解決に奮闘する気迫があります。
だからこそ訴えに力がある。県立高校のトイレが汚いと実態を発信したら知事は慌てて、来年度、県立高校、特別支援学校5300基トイレの様式化を発表しました。
知事になる前から県政を動かしました。現職は、いつも財源をどうするのかといいますが、今の予算の枠内でも知事の決断でできることを示しました。
さらに予算の使い方を抜本的に切り替え、全国二位の財政力を県民のために使えば、素晴らしい県政ができます。
市民、団体、政党の共同の力でくれまつ知事を実現しましょう。
外交防衛委員会で、日本が国連軍縮総会第一委員会に提出した核廃絶決議について質問しました。一昨年までのものより大幅に後退した昨年の決議から若干の手直しがありましたが、その理由について河野外相は、昨年の決議への各国からの意見を受け止めたものだと認めました。
しかし、核兵器禁止条約に言及せず、「核兵器国の核廃絶への明確な約束」という肝心の言葉も削ったままで、「橋渡し」といいながら核保有国の立場に立ったものに変わりありません。
さらに問題なのは、決議前文に「国際的な安全保障環境を改善し、核兵器のない世界を追求」が盛り込まれたこと。これは、安全保障環境の改善が先だとして核廃絶を先送りするために米国が持ち出した「核軍縮のための条件創造」(CCND)という同じ立場。
河野太郎外相は、決議はCCNDの方針と異なり「核軍縮に条件をつけるものではない」と強弁しましたが、私は、オーストリアの国連大使が「核軍縮のために前提条件が整うのを待てば永久に待つことになる」と、日本の決議に失望する声をあげていることを示して批判。
「核兵器国に忖度(そんたく)するのではなく、核兵器禁止条約に参加し、唯一の被爆国として核廃絶を迫る立場を今こそとるべきだ」と求めました。
衆院法務委員会では午前中、与党が入管法案の強行を狙う中、野党は山下法相不信任決議案を提出。午後の本会議で与党が否決した後、法務委員会が再開され、採決を強行。さらに本会議でも採決をごり押しし、21:45に与党と維新の賛成多数で可決し、参院に送付されました。ごくごみ短い審議で、強権的なやり方で強行したことに満腔の怒りをもって抗議します。
明日からは参院での攻防となります。
参院議員会館で開かれた「海を売るな! 緊急沿岸漁民フォーラム」に参加しました。大漁旗がはられた会場で、政府が今国会で成立をねらう水産改革法案について、学者、漁民、水産庁らによる報告とパネルディスカッション。
沿岸漁民・漁協にまったく説明せずに進めてられていることへ全国から参加した漁民の皆さんから様々な疑問、意見が出されました。
与野党から議員が参加し、日本共産党からは紙、田村、宮本議員と私が参加。沿岸漁民・地域漁協への「丁寧な説明」を求め、今国会で採決を行わないよう求める要望書を受け取りました。がんばろう!
今日から参院予算委の基本的質疑。今日の質問者は、立民、自民、公明、国民の議員。先週閣議決定された外国人労働者受け入れの法案についての野党の質問に、「検討中」の答弁ばかり。法案の体をなしていないことが浮き彫りになりました。明日は予算委は開かれず、明後日の午前中に日本共産党から小池書記局長が質問に立ちます。