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「司法・人権・女性・スポーツ」の記事

 IMG_1094.JPG今日の内閣委員会で一般質問に立ちました。まずは、能登市・珠洲市を中心とした地震被害の問題。先日の珠洲市での調査での住宅倒壊の状況や被災者の声を紹介し、同市が高齢者が過半数であり、昨年の震災での被害を修繕した建物が再び被害を受けている例や回復してきた観光にも打撃を与えていると指摘。

 国が生活と生業の再建に希望を持てる支援をしなければ地域は衰退するとのべ、被災者の状況に合わせた柔軟な制度の適用と対応の強化を求めました。

 また、倒壊した建物について、環境省の災害等廃棄物処理事業により、撤去や運搬が公費の対象となることを確認し、周知を求めました。

 続いて、女性用トイレの行列解消について質問。GW中も駅や商業施設で見られた女性用トイレの長蛇の列。国交省に設置された協議会は2017年に「トイレ利用者数に見合った個室便房数になっていない」ことが行列の原因だとし、取り組みの方向性として「利用者構成に応じた男女別の便器数のバランス」などをあげた「とりまとめ」を発表しています。

 中日本高速道路の調査では、女性の個室利用時間は男性の小便器利用時間の2.5倍かかるとしています。政府も災害時の避難所のトイレについては、女3:男性1という人道支援の国際ガイドラインも示し「女性用を男性用より多くする」としています。

 一方、東京都在住の百瀬まなみさんが300カ所以上の駅を調査したところ、男性用の小便器と個室を足した数が女性用個室の平均で1・76倍にもなっています。これでは女性に行列ができるのも当たり前。  

 ところが審議の中で、国土交通省は2017年以降、どのように改善されたかの実態を把握していないことが分かりました。さらに「利用者数に見合った数」と一般的にいうだけで、適切な設置数の考え方が示されていないことも問題です。

 日本のトイレの多くは空気調和・衛生工学会の基準に基づいて設置されていますが、ここでは男女同数利用であればおおむね1:1としているのです。これでは女性に我慢を強いることになります。

 私は、こうした状況についてただした上で、小倉男女共同参画担当大臣に「災害避難所ではすでに示しているのだから、トイレの男女比の目安になる考え方を示すべき」と求めました。  

 小倉大臣は「まずは『とりまとめ』にもとづいて施設設置管理者との情報共有を図り、関係省庁から情報発信につとめてもらうる」という答弁にとどまりました。私は「『とりまとめ』方向性を出したのに十分に進んでいないのだから、現状把握と取り組みの強化で女性に我慢をしいることをなくすべきだ」と再度求めました。  トイレの問題は女性の社会参加と結びついています。

引き続き、声をあげていきましょう。

IMG_1082.JPG 内閣委員会でフリーランス新法の2回目の質疑。終結後、採決が行われ、全会一致で可決しました。質疑ではまず、契約時の取引条件の明示義務が抜け落ちている問題について「これでは、報酬が変わらないのに次々業務内容が追加される、受託事業者側から契約を解除したくても多額の違約金を求められるなど、実に起きている問題が解決できない。このまま法案が成立すれば、政府として契約書の作成は望ましいと考えていないということになる」と質しました。
 後藤経済再生担当大臣からは「両者が合意すれば、契約書の作成は望ましい」と答弁。そうであれば取り組みを強めるべきだとして、発注者、受注者双方が参加した検討会議で契約書のサンプルを作成した文化庁の取り組みを紹介し、「業種ごとに当事者や団体も参画し、省庁も一体となった標準契約書を作り推奨すべき」と求めると、後藤大臣は「文化庁の取り組みは参考になる」と述べました。ぜひ、やってもらいたい。
 4.27犯罪被害者.jpgさらに、著作権の譲渡や放棄を一方的に決めることの禁止、多様なフリーランスのトラブル解決のために、弁護士に加え業界のことを熟知したメンバーも相談窓口に加えること、芸能従事者のハラスメント対策のための第三者委員会の設置など取り上げました。
 お昼休みに、政府要請行動に来られた「犯罪被害者補償を求める会」の皆さんから山下議員とともに「犯罪被害者等基本法に則った総合的な犯罪被害者支援を求める要請」署名を受け取り、挨拶をしました。
 4.27全医労.jpg委員会終了後には、国立病院の労組である全医労の皆さんの国会要請行動まとめ集会に宮本徹、倉林議員らと共に参加。内閣委員会の質問で国立病院の深刻な人員不足や積立金の軍事費の流用問題を取り上げたことを報告し、医療体制確保を求める請願内容の実現へ引き続き奮闘することをお誓いしました。
 
 木村区議.jpg今週は明日の午後に質問。木曜は午前、午後二回の質問と討論。金曜は本会議で質問と討論の二回登壇の予定で、午後は委員会質問。質問準備に追われて超多忙で、統一地方選の応援になかなか行けないなあと思ってました。
 ところが、明日の内閣委員会でのインフル特措法の三回目の質問の準備を終えて議員宿舎へ帰る途中にスーパーに寄ると、なんとその前で9期連続当選の大ベテラン、日本共産党の木村正明候補が演説中。飛び入りで応援演説をしました。寸暇を惜しんでがんばろ~。
 午後には、「エリザベスさんに在留特別許可を与えてください」の署名提出集会。支援に取り組む「with Elizabeth(エリザベスとともに)」の皆さんや指宿弁護士と共に昨日(4/17)、法務大臣と出入国管理庁長官あての署名を政府に提出しました。
 エリザベス.jpgエリザベスさんはナイジェリア出身の難民認定申請者です。女性器切除(FGM)強制から逃れるために故郷を離れざるを得なくなり、32年前に来日されました。難民申請が認められず、現在2度目の申請中。仮放免という、不安定で困難な身分の下でも入管収容施設の収容者等への支援活動を積極的に行われてきました。
 この間、エリザベスさんに「人道的配慮に基づく在留特別許可」を与えてほしいという運動が広がり、署名は2ヵ月足らずで26,878人に達しました。
 エリザベスさんの困難の土台には入管難民法があり、日本の難民認定数は世界でも異常に少なく、「全件収容主義」が行われています。昨年、提出された入管法改正案は、問題解決どころか、逆に、難民申請を二度行っても認められない場合は強制送還を可能にするなど改悪法案であり、批判の声が広がるなかで廃案となりました。
 ところが政府はほぼ同じ内容の法案を再提出し、13日から衆院本会議審議が始まったところです。そのさなかの署名提出となりました。私はあいさつで、このような入管法改悪ではなく、抜本的見直しこそ行うべきであり、エリザベスさんにはただちに在留特別許可を求めました。
 署名提出後の記者会見では、エリザベスさんが、自分と同じような困難を抱える人々を励まし支えている思いや、一刻も早い在留許可への願いを熱く、熱く語られました。
エリザベスさんに在留特別許可を!
 4.6 DV法.jpg内閣委員会でDV防止法等改正案の質疑に立ちました。法案は全会一致で可決されました。 DV被害者を守るための保護命令の対象を拡大することが柱。現行では身体的暴力と生命・身体への脅迫に限られていますが、精神的暴力など非身体的暴力の被害も加えます。
 被害者支援の現場からの強い要望があったもの。一方、保護命令のうち退去命令には精神的暴力の被害が加えられませんでした。私は、その合理的理由はないとして「速やかに拡大すべき」と求めました。
 小倉担当大臣は「退去命令の被害者の範囲の拡大については、運用を見ながら、必要に応じて検討する」と答弁しました。​
 続いて市区町村で相談対応にあたる婦人相談員の体制強化を要求。専門性、専門性が求められ一方で、その約8割が非常勤職員で在職五年未満が六割という実態を紹介して国の責任での改善を求めました。
 さらに民間シェルターの活動保障の重要性を強調し、財政的支援などの強化を求めました。
 明日は新型インフル特措法の本会議質問です。終了後、県議選の応援に富山県に向かいます。
 除名議決.jpg午前中に懲罰委員会が開かれガーシー議員に除名の懲罰を科すことを全会一致で議決しました。採決に先立ち、ガーシー議員の代理の浜田議員から弁明が行われ、それに対し私も尋問しました。
 討論では国会法五条に違反して登院せず「全国民の代表」である国会議員の責務を果たしていないこと、前回の懲罰であった本会議での陳謝を行うことを約束しながら帰国せず欠席したことなどをあげ、参院規則245条の「議院を騒がしまたは議院の体面を汚し、その情状が特に重いもの」に当たるとして除名を求めました。 明日の本会議で採決に付され三分の二以上の賛成で除名が決まります。
 午後にはDV法改正の評価と課題について、お茶の水女子大の戒能民江名誉教授を招いての勉強会。夕方にはフリーランス法改正について、日本芸能従事者協会の森崎めぐみ代表理事を招いてヒアリング。それぞれ現場の課題とともに政府と様々なやり取りを積み重ねてこられた到達点がよくわかりました。
 DSCN1250.JPG京都弁護士会と日本共産党京都府委員会との意見交換会。鈴木治一弁護士会長、木内哲郎弁政連会長ら15人が、党からは穀田衆院議員と倉林参院議員、原田、光永両府議、井坂、西田両市議と私が参加しました。
 再審法改正と訪問販売等における消費者被害防止のための規制の見直しの二つのテーマで弁護士会から報告を受け意見交換。京都弁護士会はこの一年間で34もの会長声明、意見書を発しておられますが、基本的に私たちと同意見のものです。充実した意見交換ができました。
 IMG_0566.JPG午後は京都市右京区で西村よしみ前市議とえもとかよこ右京区暮らし・子育て相談室長の各京都市議予定候補の事務所開き。島田けい子府議、かみね史郎前府議、山田こうじ市議もそれぞれ参加し、府市の合計14の定数で5人の勝利へ意気高い事務所開きになりました。
 四年前の選挙で、かみね、西村両現職の議席を失った右京区。右京での全員勝利は京都全体での日本共産党勝利のカギであり、命・くらし第一の地方政治を作り、岸田大軍拡に審判下す力になります。
 j増田個展.jpg市内で開かれている、被爆二世の会のな仲間の増田正昭さんの個展「ヌードを描くことで見えてくるもの~エレノアの魅力」へ。被爆者や二世の肖像画による個展を何度も開かれてきましたが、今回はヌード。「命」を描く点で共通しているなと思いました。
雇止め.jpg「大学・研究開発法人での雇止め問題院内学習会」に参加しました。この3月に6千人もの研究者が雇い止めされようとしています。10年立てば発声する無期転換権から逃れるために強行するもの。当事者の方たちからの深刻な訴えがありました。
 政府は「科学技術立国」として若手研究者の確保をいいますが、目の前で優秀な先輩たちが「使い捨て」されるのをみて研究者の道を選ぶでしょうか。
 研究者の生活を脅かし、日本研究力のいっそうの低下を招きます。政府は中止の為にあらゆる手立てをとるべきです。
 LGBT2.jpgその後、LGBT法連合会・マリッジフォーオールジャパンと党議員団との懇談会に参加。元総理秘書官による差別発言を受け「性的マイノリティの権利保障を求める具体的アクション等を求め要請書」を受け取り、懇談しました。
 ちょうど今日発表されたNHK世論調査では同性婚を法律で認めるかどうかについては、「賛成」が54%、「反対」が29%でした。社会はすでに変わっています。岸田政権はこたえるべきです。
 
   
 IMG_3238.jpg参院懲罰委員会理事懇談会が午前中に開かれ、当選以来一度も国会に登院していないガーシー議員 の処分の審査のために明日、委員会を開くことを決めました。「招状」に応じなかったガーシー議員を懲罰委員会に付した尾辻議長から説明を聴取します。
 午後は、院内でひらかれた、きこえない選手の国際スポーツ大会「2025年東京デフリンピック」のカウントダウン1000日の応援イベントに参加。ろう者やアスリートの皆さん、国会議員ら多数が参加し、推進議連会長代行の吉良よし子議員も挨拶しました。
 ろう者スポーツの最高のパフォーマンスの場でありと手話による国際交流の場にもなる大会。応援します!
 昨年7月の当選以来、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー議員が今日、参院議長の招状に応じずに本会議を欠席したため、議長から懲罰委員会に付されました。
 私は懲罰委の理事をしており、午後に理事懇談会で今後の日程等を協議。10日に議長から説明を聴取する委員会開くことが自民党から提案があり、明日、オブザーバーを含めた理事懇を開いて決めることを確認しました。マスコミも注目しており、今日は何度も取材を受けました。
 あわただしい1日でした。10時からの本会議では25年の永年勤続議員の表彰があり、福島みずほ、福山哲郎、鶴保庸介、櫻井充の4議員から謝辞が述べられました。
 23新婦人.jpg続いて参院改革協議会、選挙制度専門委員会。お昼過ぎには議員会館前にドン、と積まれたで新日本婦人の会の皆さんの請願署名を受け取り、一言ずつ挨拶。14時から懲罰委理事懇。その後4党の国対委員長会談。16時から予算委に向けた参院の論戦対策会議。夜は半年近くのびのびになっていた大事な懇親の場に参加。楽しいひと時でした。

 臨時国会の会期末の今日。土曜日にもかかわらず、異例の質疑と法会議採決が行われました。日本共産党は極めて不十分な政府の統一協会被害者救済法案に対して修正案を提出し、実効ある法律にするために国会を延長して審議をすることを提案しましたが、残念ながら本会議での採決が行われました。 

 朝から、岸田総理出席で消費者問題特別委員会で審議が行われ、午後に山添議員が質問。その後に討論・採決が行われました。 

 15時から各委員会で順次、請願の扱いの協議と閉会手続きが行われ、内閣委、倫理選挙特別委、拉致問題特別委、懲罰委員会に連続して出席。懲罰委は参院選後初めて開かれ、理事予定者のままでしたが、正式に理事に選任されました。 

 17時から本会議。法案の採決が行われ、その最後が被害者救済法案。仁比議員が最初に反対討論に立ち、続いて五会派が賛成討論に立つという異例の進行になりました。仁比議員は実効ある法律にするためにただちに見直しの協議に入ることを呼びかけ。賛成した各党の賛成討論も法案には足らざる部分があることを認めたものでした。速やかな見直しが必要です。 

 終了後、尾辻議長、長浜副議長、石井議運委員長が国会閉会にあたっての挨拶に来られました。 

 今日は京都で憲法学習会、事務所開き、演説会などの予定がありましたが、残念ながらキャンセル。演説会にはビデオメッセージを送りました。みなさん、ご迷惑をおかけしました。

 

 

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