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「司法・人権・女性・スポーツ」の記事

IMG_2682.JPG 今日は「女性の権利デー」。36年前の1985年7月25日、国連女性差別撤廃条約が日本について効力が発生しました。このほど、同条約の内容の全面実現をめざす様々な団体が、この日を「女性の権利デー」と宣言し、全国でさまざまな取組が企画されました。 
 その一つであるパネルディスカッション「女性の権利を国際基準に! 司法にジェンダー平等を!」にオンラインで参加しました。学者と弁護士の四人のパネリストによる報告とディスカッションは簡潔ですが具体的でかつ、掘り下げた内容でとても充実したもので、あっという間の二時間でした。
 焦点の一つが個人通報制度を盛り込んだ女性差別撤廃条約選択議定書の批准。この間、外交防衛委員会で批准を迫ってきましたが、もう待ったなしだと今日のシンポで痛感しました。学んだことを力にさらに強く迫ります。
  IMG_1583.jpg外交防衛委員会で、日米地位協定の軍属補足協定について質問しました。 同協定は、2016年に沖縄県うるま市で発生した元米海兵隊員(当時は軍属)による女性殺人事件を受け、軍属の「範囲」を明確化するとして日米間で締結されたもの。当時の岸田外相は「事件発生を抑えることにつながる」と答弁しています。
 ところが軍属の人数は締結当時から今年一月までに1.8倍に増え、その中で米軍が契約する請負業者(コントラクター)の被用者は約1.4倍に増加。軍人・軍属による沖縄県内の刑事事件の件数も16年から20 年にかけて23→48→31→31→39と増加傾向にあります。
 岸田氏が期待したような効果は上がっていないではないかとただすと茂木外相は「(効果が)上るためにどうするのか、米側と検討する」と述べるだけでした。
 だいたいNATOの地位協定ではコントラクターの被用者は軍属の対象ではありません。補足協定では、コントラクターの被用者を軍属と認定できるとし、その氏名や認定基準を米国が日本に通報することになっていますが、未だに通報されておらず、認定は米軍の裁量次第になっています。これでは米軍人・軍属の事件・事故防止する政府の姿勢が問われます。
 選択議定書.jpgこんな補足協定ではなく、基地の大幅縮小、日米地位協定の抜本改定が必要だと求めました。
 終了後、議員会館で開かれた、女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願署名の提出集会に参加して挨拶しました。その後、大西洋のまぐろ類保存のための国際条約改正議定書について外務省、水産省からレクを受け、明後日の質問の準備。

 IMG_1574.jpg外交防衛委員会でデジタル課税について質問しました。GAFAなどIT多国籍企業が国境を越えて莫大な利益をあげても市場国に課税権がなく、法人税の低い国へ利益移転する税逃れも横行しています。その解決の論議がOECDで行われ概ね合意されていましたが、トランプ政権が骨抜きにする提案をして停滞していました。

 バイデン政権のもとで、提案を撤回し、新たに対象企業を世界で100とする簡素な方法を提案しました。この提案についてただすと財務省は「支持できる。合意になるよう議論に参加したい」と述べました。

 さらにバイデン政権は、法事税の国際的な最低税率を15%にするよう提案をしています。国際的な法人税引き下げ競争が、税の所得再分配機能を弱めて格差が拡大し、雇用や賃上げにもつながらず、税収減にもなってきました。これを転換しようとするもので、米国もトランプ政権が31から21%に下げた法人税を28%に引き上げようとしています。イギリスも50年ぶりに法人税を引き上げます。

 日本も安倍前政権のもとで法人税は大きくひきさげられています。米国への提案と日本でも引き上げについてただすと財務省「法人税引き下げ競争に歯止めをかれけるものであり支持できる」とし、日本での法人税引き上げについて「国際的動向や財政など考慮して検討する」と述べました。引き続き追及します。

 DSC02382.JPG午後には、野党国対が開かれ、その後、きょうされんの皆さんが請願署名を持って来訪され、懇談。さらに超党派のミャンマー議連で国会決議についての打ち合わせと続きました。

 21.4.12決算委.jpg決算委員会で質問しました。先週から省庁別審査が始まり、今日は外務省、防衛省、JICA。まずは女性差別撤廃条約と選択的夫婦別姓。茂木外相からは選択的夫婦別姓について、「国際社会では認める国が大半であり、若い人には賛成が多い。ジェンダー平等、女性のエンパワーメントは社会に活力をもたらす」と前向きの答弁。
 しかし、閣議決定された第五次男女共同参画基本計画では、これまであった「選択的夫婦別氏制度」や「国連女性差別撤廃委員会」という言葉が、与党審査をへて削られてしまいました。
 自民党内の一部の意見を優先して、選択的夫婦別姓を求めるこれまでの取り組みや国会論戦を否定し、国連の委員会の勧告を無視することは許されないと強調し、実現を求めました。
 続いて核兵器の問題。政府が英国の保有核兵器の増大を容認し、米国の核兵器の先制不使用宣言に反対したことは唯一の戦争被爆国として許されないと指摘し、さらに核搭載可能な米軍B52戦闘機と航空自衛隊の共同訓練についてただしました。
 米戦略軍の広報は、米国の「核の三本柱」である長距離爆撃機、大陸間弾道ミサイル及び潜水艦発射弾道ミサイルの訓練を昨年二月に行ったこと、その訓練の一部としてB52と自衛隊の共同訓練が行われたことを明らかにしています。
 米軍の核攻撃の訓練に日本の自衛隊が共同訓練として参加していることは重大です。このような訓練を中止し、核兵器禁止条約に参加することこそ被爆国政府のやるべきことだと迫りました。
21.3.8国際女性デー.jpg今日は国際女性デー。寒い雨となりましたが、新宿駅西口での宣伝行動に倉林明子参院議員・党ジェンダー平等委員会責任者と共に参加しました。
 一緒に訴えた坂井和歌子・衆院比例東京ブロック予定候補と司会の坂井希平等委員会事務局長とは姉妹。一緒に街頭演説をするのは初めてとのことで、「姉妹街宣デビュー」となりました。
 私が、ジェンダー後進国日本からの脱却を訴えた部分を紹介します。
 日本のジェンダーギャップ指数は06年には世界80位だつたのが121位にまで落ち込みました。日本は世界の流れに取り残されてきました。
 森氏の女性蔑視発言で大問題になったオリンピック。日本選手の半分が女性になったのは04年のアテネ大会とのこと。その後、女性の活躍が目立ちますが、入場行進は年配の男性が目立ちます。競技団体の役員は男性が多数だからです。 世界的にはオリンピックの種目数で女性の種目が半分になったのは76年のモントリオール大会。世界はここから競技団体の女性役員を増やす努力をし、今は三~四割ですが、日本は二割に満たないのです。
 もっとひどいのが女性の国会議員の割合。政治参画のジェンダーギャップ指数は18年から19位下がり、19年には144位で世界ワーストテンに入ってしまいました。
 これも世界の流れに取り残されています。1970年の女性国会議員の割合は、日本1.6%、フランス1.7%、イギリス4.1%と同じように低い水準でした。その後、努力が続けられ、2016年にはフランス26.2、イギリス29.6と大幅に増えましたが、日本は9.3%にとどまっています。
 2020年までに指導的地位にいる女性を三割に増やすと国際公約しながら、まったく達成できずに目標を先送りした自公政権の責任は重いものがあります。
 日本共産党は女性議員を増やす努力を続け、同府県議・政令市では53.3%になり、国会議員では32%。次の総選挙の比例候補は半数が女性です。さらに、ジェンダー平等をめざしてご一緒にがんばります。次の総選挙で、女性差別を残してきた自民党政治にさよならし、野党連合政権を実現しましょう!
 予算委員会の集中審議の前に、総務省接待問題の調査中間報告がありました。質疑では日本共産党から山添議員が総務省問題で、大門議員がコロナ禍の下での中小企業支援等について質問しました。午後には党外務部会。予算委終了後に外交防衛委員会の理事懇。議員団会議と続きました。

   IMG_3769.JPG総がかり行動の国会前19日行動に立憲、社民の議員と共に参加し挨拶。コロナ危機の下で、元農水相の汚職疑惑、総理長男による総務省幹部接待、深夜の銀座通いなど自公政権のモラルハザードの根っ子にあるのは安保法制強行による立憲主義の破壊。安保法制廃止の政権実現で民主主義の危機を打開しようと呼びかけました。

 午前中は、女性差別撤廃条約に関して、国連委員会からの質問に対する回答期限が3/9に迫っているもとで、状況について内閣府、外務省から説明を受けました。「各省からの案文を取りまとめているところ」という以上の説明はありませんでしたが、森五輪組織委会長の女性差別発言に国内外での厳しい批判が広がった中、日本の回答は注目されていると指摘。

 ジェンダーギャップ指数121位という恥ずべき状況を打開するにふさわしい、踏み込んだ回答をするよう求めました。

 

 

 参院の野党7会派で出入国管理法・難民等保護法改正案を参議院に提出しました。明日提出される閣法の対案。難民の認定・保護をめぐり、全件収容主義を撤廃し、収容期間の上限を設け、収容の際に裁判所の許可を必要とするなど難民制度の改善を図るもの。

 私も賛同者の一人として名を連ねました。提出後に院内で開かれた報告集会にはオンライン参加。難民支援活動を続けてきた市民や弁護士の皆さんなど、とても喜んでいただきました。政府案ではなく、この法案こそ成立させたい。

 菅総理の長男による総務省の接待問題で「文春」が音声を公開したことにより、接待の席で、衛星放送事業などについて話し合われ、「事業についての話題はなかった」とする政府答弁は虚偽の可能性があること発覚。

 朝の予算委理事会で総務省側は、接待の音声データについて、秋本局長が一部を認める一方「BS、CS、スターチャンネル等に関する発言は、記憶にない」と否定していると報告。これでは認められず、結局、今日の予算委、総務委の質疑は与党のみが行い、明日、(2/19)、野党質疑を行うことが決まりました。

 総務省の接待問題をめぐっては、秋本局長と会食をした東北新社子会社役員の木田氏と菅正剛氏に、総務省側が事実関係を確認し、武田総務大臣が予算委員会冒頭で報告をすることを確認しました。

 河井杏里氏の当選無効に関して、国会法や先例について院の事務局から説明を聞きました。

 京都弁護士会、弁護士政治連盟京都支部と日本共産党京都府委員会との懇談会に参加。弁護士会の日下部会長、政治連盟の浜垣支部長をはじめ役員の皆さんが、国会から穀田、倉林両議員と私、府議会から原田、西山両議員、京都市会から西野市議が出席しました。

 テーマは養育費と少年法適用年齢引き下げの問題。養育費との確保と少年法の適用年齢引き下げ問題について弁護士会から報告を受け意見交換しました。少年法については狙われていた18 ,19歳を適用から外すことは押し返したものの特別の規定が置く改正案が今国会に提出される予定です。

 改正案の内容は、立法事実がなく、少年の立ち直りに反しかえって再犯増加になりかねないもので、問題的については弁護士会の皆さんと基本的に同じ見解。徹底審議が必要です。

 懇談に先立ち、府委員会で打ち合わせと動画撮影。3月22日に行われる志位委員長と6人の比例候補が訴える近畿ブロックのオンライン演説会のお知らせ動画です。週明けにもSNSにアップします。ご覧あれ。

 今日は総選挙と静岡市議選勝利めざすオンライン演説会もあり、小池書記局長が訴えました。リアルタイムで見れませんでしたが、夕方に視聴。

 IMG_2008.JPGZOOMによる国会議員討論会「核兵器禁止条約と日本の核軍縮政策」を見ました。与野党の7人の議員がICANの川崎哲さんの司会で討論。日本共産党からは志位委員長が参加しました。
 昨年8月に広島で開かれた討論会に続いて二回目。一時間余りの討論会でしたが、特に「核抑止論」が焦点になり、聴きごたえのあるものでした。
 核兵器の非人道性を指摘しつつ、核抑止論の立場から、日本は当面は参加できないが、締約国会議にはオブザーバー参加をといいう発言が続いた後、志位さんが「核抑止論は、核兵器の使用を前提とするもの。核の非人道性を認めていること矛盾する」とズバリ指摘し、条約への参加を求めました。
 今日の五輪組織委員会で女性差別発言で内外の厳い批判を浴びながら居座っていた森会長が辞任しました。昨日から、公認として川渕氏を指名し、川渕氏も就任の意向を示していましたが、密室のやり方に批判が集中し同氏は辞退しました。これで幕引きにせず、女性差別の構造的ゆがみをただす取り組みが必要です。
 今日は、衆院予算委一般質疑。日本共産党から宮本徹議員か質問に立ちました。終了後、衆参の議運委員会で、コロナ対策での蔓延防止措置の新設に伴う基本的対処方針の改定について質疑が行われました。18:30からの倉林議員の質問を聞いてから、国会を出て京都へ。
 
 
 シャドービジネス.jpg映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』を観ました。「金と権力と個人の野望」が、平和や人権より優先される国際武器取引の実態を映像と多くの生々しい証言によって描くドキュメンタリー。
 日本でも問われています。先日の予算委で、穀田衆院議員がイージスシステム搭載艦に搭載予定のレーダーシステムの選定をめぐる疑惑を追及し、それをうけて立憲の議員も質問するなど問題が広がっています。
 映画の中では、「そこにビジネスがある限り戦争は決して終わらない」「対テロ戦争ほど都合のいいスローガンない」「腐敗は武器取引の単なる一部ではなく国際武器取引の原動力」との証言もありました。コロナ禍のなかで世界の医療や保健の脆弱さが明らかになる一方で、武器取引が膨れ上がる世界でいいのか、考えるうえでもお薦めです。 
 東京五輪組織委員会の森会長が、女性差別発言への国内外の厳しい批判の中で辞任するとのニュース。当然のことですが、やめれば済む問題ではありません。やめれば済む問題ではありません。逆切れ会見のままでなく、きちんとした撤回・謝罪を行うことが必要です。
 
 また、組織委員会、JOC、そして森氏をかばい、辞職を求めなかった政府・自民党も、これまでの対応について厳しい反省が必要です。 これを機に、ジェンダー平等指数153ヵ国中121位という恥ずべき実態をただしていきましょう。
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