ドン、とつまれた48万人分の署名――新日本婦人の会の皆さんの予算要求の三つの請願署名を議員会館前で米山会長から受け取りました。コロナ禍で様々な困難がある下でも集められた署名。これまでも毎年、粘り強く積み上げ一つ一つ要求を実現してきました。さらに前進させよう。
午後には全日本視覚障害者協議会の皆さんと倉林、吉良両参院議員と一緒にオンラインで懇談。「障害児の情報コミュニケーション推進ら関する議員連盟」で今国会に提出をめざしている法案に関して要望をいただきました。
代筆代読事業の制度化、情報の提供は個々の視覚障害者の希望に応じた手段で、地域間格差の解消、視覚障害者用危機及びパソコン周辺ソフトの取得への支援、文字情報に合わせて音声情報の提供の義務化、災害時の情報提供で視覚障害者が取り残されないために、点訳・音訳は、専門性の高い意志疎通支援者へ公的責任で要請をなど。現場の実情とあわせてお話しを聞きました。今後、しっかり生かしていきます。
午後から衆院本会議が開かれ、自民、公明、国民などの賛成で可決し、参院に送られてきました。その後、文通費について与野党協議会。今日は歴史的経緯について国会図書館から報告を受けて議論し、次回は日割り支給の問題での論点整理を行う予定です。
午前中は参院本会議で代表質問一日目。今日は憲民主党と自民党の質問。午後は衆院本会議が開かれ、日本共産党から志位委員長が質問立ちました。明日の参院本会議では田村副委員長が質問します。本会議後、女性差別撤廃条約選択議定書の早期批准を求める院内集会「広がる地方議会での意見書採択」に参加しました。
女性差別撤廃条約実現共同アクション主催。選択議定書を批准すれば、人権を侵害された個人が最高裁でも救済されなかった場合、国連女性差別撤廃委員会に通報できるという道が開かれます。
国会では批准を求める請願を自民党が不採択にしていますが、地方議会では意見書採択がここ数年で急増し130議会に達したとの報告。各地から報告では、自民党も賛成し、議会によっては自民党が提案をしているところもあります。
日本共産党から倉林、紙、本村、山添各議員が出席。代表して私が「地方では自民党も賛成している具体的事例を知ることができた。女性の権利を国際基準にするために、国会でも自民党に請願採択を迫り、早期批准を求めて共に力あわせる」挨拶しました。

夜はミャンマーの民主派、「ミャンマー国民統一政府(NUG)との第四回オンライン会議に小池書記局長と共に参加しました。
「ミャンマーの民主化を支援するこ議員連盟」の主催。NUGから、デュワラシラー大統領代行、マンウィンカインタン首相をはじめ、多くの閣僚の皆さんが参加されました。議員会館内の会場には在日ミャンマー人の皆さんも多数集まりました。
議連の中川会長は通常国会で全会一致のミャンマー問題の決議があげられたことが紹介され、日本の国会議員は軍事クーデターを認めずミャンマー国民とともにあると挨拶されました。
NUGからは、国軍による国民への激しい攻撃で悲惨な事態あることが訴えられ、岸田総理、林外相に対して公式書簡が出されていることが報告されました。そのうえで、日本政府に対し、ミャンマー国軍を利するような経済援助を行わないこと、NUGをミャンマー国民の代表として認めることが改めて要望されました。
また、すでに英国や韓国などでNUGの駐在事務所が開設されたこと、駐日代表部の事務所開設の準備が進んでいることが報告され、支援の要請がありました。今後、議連として外務省に申し入れなど行う方向です。
外交防衛委員会でデジタル課税について質問しました。GAFAなどIT多国籍企業が国境を越えて莫大な利益をあげても市場国に課税権がなく、法人税の低い国へ利益移転する税逃れも横行しています。その解決の論議がOECDで行われ概ね合意されていましたが、トランプ政権が骨抜きにする提案をして停滞していました。
バイデン政権のもとで、提案を撤回し、新たに対象企業を世界で100とする簡素な方法を提案しました。この提案についてただすと財務省は「支持できる。合意になるよう議論に参加したい」と述べました。
さらにバイデン政権は、法事税の国際的な最低税率を15%にするよう提案をしています。国際的な法人税引き下げ競争が、税の所得再分配機能を弱めて格差が拡大し、雇用や賃上げにもつながらず、税収減にもなってきました。これを転換しようとするもので、米国もトランプ政権が31から21%に下げた法人税を28%に引き上げようとしています。イギリスも50年ぶりに法人税を引き上げます。
日本も安倍前政権のもとで法人税は大きくひきさげられています。米国への提案と日本でも引き上げについてただすと財務省「法人税引き下げ競争に歯止めをかれけるものであり支持できる」とし、日本での法人税引き上げについて「国際的動向や財政など考慮して検討する」と述べました。引き続き追及します。
午後には、野党国対が開かれ、その後、きょうされんの皆さんが請願署名を持って来訪され、懇談。さらに超党派のミャンマー議連で国会決議についての打ち合わせと続きました。