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「社会保障・障害者・教育・文化」の記事

  真如堂.jpg京都を朝出て東京へ。早朝に自宅近所の名刹、真正極楽寺(真如堂)を散策しました。境内は散り始めですが門前は見ごろ。まさに「極楽」です。
 午後から議員会館で倉林議員とともに京滋私大教連の代表と京都の学生さんから学費負担の大幅軽減と私大助成の増額を求める要請を受けました。
 学生さんからは「アルバイトをすると世帯収入要件を満たせなくなり、給付制奨学金を受けられない」「高すぎるDSC02647.JPG学費を下げてほしい」との要望をお聞きしました。
 続いて新たに発足した日本共産党国会議員団・気候危機対策委員会の最初の会合を開き、COP26(英グラスゴー)に参加した気候ネットワーク浅岡美恵代表からお話しを聴きました。
 危機打開へ一歩ふみ出した世界に逆行し、石炭火力や原発に固執する岸田政権に改めて憤りを感じるお話しでした。「2030戦略」を掲げる党として、国会論戦でも国民的共同を広げる上でも全力をあげます。
 気候危機.jpg午後からは国対の会議、議員団会議を行いました。
   IMG_3361.JPG厚労省前で昨日から始まった高齢者の座り込み行動を激励しました。日本高齢期運動連絡会の主催で毎年行われてきました。今年の中心は、来年10月以降の実施が狙われる75歳以上の医療費窓口負担2倍化をなんとしても中止させること。
 私は、今朝の「赤旗」でも報道された、財政制度審議会に出された財務省の資料を掲げ、「防衛関係費は、厳しい財政事情の中にあっても、安定的かつ継続的に他の分野よりも手厚い増額を確保」と明記されていることを紹介。
 「米国から言われれば、財源など問題にせずに高額兵器を買うが、社会保障への国民の要求には必ず財源不足を持ち出し、削減してくる」と強調し、高齢者の命を脅かす医療費負担二倍化をストップさせようと訴えました。
 霞が関の冬の風物詩になるほど毎年座り込みを続けてこられたことに頭がさがります。逆に言えば、高齢者がやむにやまれず座り込みをせざるを得ない政治が続いていること。なにより命を貫く政治への転換を一刻も早く!
 ★井上グータッチ2.jpg 東京を朝出て長岡市で街頭演説。藤野やすふみ比例候補、五区の野党統一候補の米山隆一さんと一緒に訴えました。全国会議員の中で最も多く原発問題で質問してきた藤野さん。
 原発ゼロ、省エネと再生可能エネルギーで気候危機打開の願いは日本共産党へと訴えました。
 終了後、東京へとんぼ返り。議員会館から、静岡県の医労連内日本共産党後援会のオンライン決起集会に参加し挨拶。
 ★藤野3.jpgコロナ禍を経験したことと、医療労働者の皆さんが現場から実態を告発し、運動を続けたことが、野党共通政策に「従来の医療費抑制政策からの転換」を盛り込むことにつながったことを強調。
 命を守る政治の実現に参院補選での鈴木ちか候補の勝利、総選挙での日本共産党の躍進と野党共闘の勝利を呼びかけました。

 IMG_3042.JPG松本駅前のホテルを朝出て、午前中は来週日曜告示の安曇野市議選の応援。午後は長野市内で訴えました。安曇野市議選には井出勝正、臼井康彦、いがり久美子の3現職が立候補を予定。それぞれの皆さんと街頭から訴えました。 

 市議選の最中に解散となることが濃厚な中、市政も国政も一気に変えるチャンス。市議選での日本共産党の三議席の確保は、引き続く総選挙での躍進と野党共闘の勝利にはずみをつけ、政権交代への流れを作る確かな力だとご支持を呼びかけました。 

 午後は和田明子県議、黒沢市議とともに二ケ所で街頭演説会。長野での定数一の参院選、同補選での三連勝で市民と野党の共同こそが自民党政治を変える道であり、この道しかないことを全国に示したことが野党の共通政策、政権協力合意の土台になったと強調。

 共闘の先進地、長野で日本共産党の比例の躍進、五つの小選挙区のすべてでの野党統一候補の勝利を勝ち取ろうと、ご支援をお願いしました。 

 夏日となった暑い一日でしたが、日陰に入ると秋の風が吹き、安曇野市では雲一つない鮮やかな青空を背景にした北アルプスの山々の美しい稜線を見ながらの街宣。早朝にはホテルから松本城までお散歩もできました。 

篠ノ井.jpg 昼食休憩した党中信地区委員会の事務所で、前からほしかった「特養あずみの里裁判」の報告集を買いました。介護の未来がかかったこの裁判で逆転無罪を勝ち取った闘いの記録。帰りの新幹線で目を通しながら、あらためて凄い闘いだったんだなと感銘しています。 

 さあ、明日から臨時国会。政権交代を始めよう!

 DSC02540.JPG新型コロナの緊急事態宣言を30日に解除することについての政府報告をうけ質疑する衆参の議院運営委員会が午後から開かれ、衆院では塩川議員、参院では倉林議員が質問に立ちました。

 この間、緊急事態宣言の延長にさいして開かれた議運では、野党の強い要求にもかかわらず出席しなかった菅総理がやっと出席し、総理在任中の最後の答弁となりました。「コロナ対策に専念」といって総裁選挙への立候補を取りやめながら、議運出席を拒否することはさすがにできなかったのでしょう。

 DSC02539.JPG塩川、倉林両議院は、、野党がコロナ対策のために憲法に基づき臨時国会を求めてきたにもかかわらず拒否したことへの説明、事実上の「自宅放置」方針であり、多くの自宅での死亡者が出した「原則自宅療養方針」の撤回、第六波を抑えるための大規模検査の推進など質しました。

 しかし、総理からはワクチンが決め手だとして取り組んだという「自慢話」が繰り返されるばかり。

 科学的知見にもとづかない楽観論をばらまき、やるべきことをやらないままに感染爆発と医療崩壊を作り出し、多くの自宅死亡者がでたことなどに対するまともな反省はありませんでした。

 DSC02541.JPGこの菅政権を支えてきた自民党内のたらいまわしでは政治は変わらないと改めて浮き彫りにした質疑となりました。

 フルイ2.jpg今日は国対、議員団会議が開かれ、総選挙勝利に向けた議論。夕方、憲法共同センターで開かれた運営委員会で国会報告。その後、フルイミエコさんの個展、「ひかりの色をみたよ」を東京八重洲の「T-BOX」に観に行きました。
 フルイさんは、京都を拠点に活動されている画家で臨床美術士をされています。ビアノ、バイオリンなど楽器から、野菜、果物、動物などをモチーフにして、華やかだけど心が落ち着く独特の色合いの油絵と水彩画が並びます。
 タイトルのひかり=希望。
 フルイ1.jpgフルイさんは「現実生活ではいろいろな不安は消えさらず、社会の様子も放置国家ともいうような有様で、心穏やかにはいられない状態です。
 でも『闇の中にすでに光あり』という言葉があります。
苦しい時にも必ずそこから抜け出していこうとする力が働いて、きっと未来は変えていけると私は考えています。
今もそんな時代ではないでしょうか。」
 と、自らのFBで語っておられます。10月2日まで開かれています。「ひかり」を観に行ってください。
 IMG_1840.jpg京都を午後でで東京へ。松尾たいこさんの個展に行き、素敵な色使いを楽しみました。松尾さんは広島国泰寺高校の後輩。コロナ禍で東京同窓会の中止が続くなか、久しぶりに会えました。
 
 最新刊の絵本に、イラスト入りのサインをもらえました。(*^^)v  渋谷区代官山の「SPEAK FOR SPACE」で26日までです。
【お知らせ】明日、22日18時からネット報道番組「ニューズ・オプエド」に出演。「現職議員に聞く日本共産党の今」をテーマにお話しします。

 IMG_1804.jpg衆院厚労委員会の閉会中審査が行われ、日本共産党から宮本徹議員が質問に立ちました。宮本議員がいっかんして主張してきたエアロゾル感染対策の重要性について尾身会長も認め、「主に飛沫感染」という厚労省の文書の表現についても田村厚労大臣は検討する旨答弁しました。

昨日、新型コロナワクチン(モデルナ)の二回目接種をしたので、副反応の恐れがあり、今日は予定をいれず宿舎で過ごしました。朝起きると肩はかなり腫れており、微熱もあったのでカロナールを飲んで安静に。いったん平熱に戻りました。

 午後になると再び熱が37.5度まで上がったので、もう一時薬を服用。夕方には腫れもかなり引き、ほぼ平熱に。余り大きな山でもなかったのですが、「山は越えた」という感じです。ただ、一日中だるかったので、持ち帰り仕事はあまり進まずでした。

 議運・田村.jpg衆参の議運委員会で緊急事態宣言の延長についての報告と質疑が行われました。ところが、今回も菅総理は出席せず。「コロナ対策に専念するため」として自民党総裁選挙に出馬しないことを表明したのになぜ、出てきて国民の代表である国会で説明し、質問に答えないのか。
 日本共産党から衆院では塩川議員、参院では田村議員が質問に立ち、その点をまず西村大臣にただしました。
* * *
塩川「コロナに専念するはずなのに委員会にも出ず訪米すると言っている。退任するのに何しに行くのか?」
西村大臣「コロナ対策の上で国際的な協調のため」
塩川「説明は国連やバイデン大統領ではなく国会や国民にするべき」
* * *
田村「総理は、今どこでどんなコロナ対策をしているのか」
西村大臣「この状況は逐一報告しており危機感は共有している」
田村「答えられないんですね」「これほどの危機の時に3カ月もの間、対策本部長が一度も説明しない質問も聞かない提案も受け付けない。最悪の強権政治ですよ」
 DSC02528.JPG8/29付の「京都民報」は、総選挙の京都の争点として「大学のまちで」を特集し、基礎研究予算の削減の一方での軍事研究の推進などについて報道しています。
 名大名誉教授の池内了さん、元和歌山大学学長の山本健慈さんとともに私の「国策と戦争遂行の下僕にするな」と題した談話も掲載されています。
 以下、私の談話です。
 
そもそも学術や教育は「国家百年の計」と言いますが、社会発展の基盤、人類共通の財産です。その中心が大学で、知の拠点として国民生活の質の向上や地域の発展など大きな役割を果たしてきました。
 そこで、1995年、科学技術基本法を定め、基礎研究の推進における国の役割を規定しました。ところが、その後、2003年の国立大学法人法強行をはじめ、全体の予算を減らしながら、目先の経済的利益につながるような研究に集中投資する「選択と集中」政策のが進められました。基礎研究軽視の下、日本の学術研究の質の国際的低下は、政府の白書も認めざるを得なくなっています。
 ところが、安倍内閣はその反省もなく、ビジネスに新しい価値を生み出す「革新」や「新機軸」を意味する「イノベーション」をキーワードに大学改革を進め、一五年度の国立大学法人法と学校教育法の改定では、財界の要望を受けて、国立大学の運営交付金や私立大学の経常費補助金など基盤的経費より、国の評価で傾斜配分する競争的資金の批准を高め、改革しなければ資金を減らすぞと大学を脅してきました。
 両法改定案の衆院文部科学委員会参考人質疑で、宮本岳志衆院議員が法案の背景にある大企業・財界の要望についての質問したのに対し、池内了名古屋大学名誉教授が、大学が"専門学校化"しているとして「つくるべき人材を忘れ、手っ取り早く使える人間をつくる。これでは学問が死に絶える」と喝破されたことは、法改正の本質をついていると思います。
 安倍政権は、一方で研究資金を減らしながら、国策に従わせようと軍事研究の助成制度を設けてきました。
 戦前軍事研究に関与させられ、科学が生み出した核兵器の惨禍を目の当たりにした湯川秀樹さんらが学問の自由を強く求め、戦後発足した日本学術会議は軍事研究は行わないと決議をしました。学問研究を国策と戦争遂行の下僕にしてはならない。

 

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