菅内閣は夕方、一都三県に「緊急事態宣言」を発令しました。今日の都内の新規感染者は初めて2千人を超え、一気に2447人に。全国的にも初めて七千を超え、7,528人。首相が「感染を抑えている」と述べていた大阪も過去最高の600人超え。首相の危機感のなさが、無為無策となり、深刻な事態につながっていることが浮き彫りになりました。
発令に先立ち、午後から衆参の議運委員会で質疑が行われ、日本共産党から塩川、山添両議員が質問。この場にも本部長である菅首相が欠席。説明する意欲も能力もないなど一国のリーダーとして失格です。しかも、持続化給付金や家賃補助制度は予定通り打ち切り。あまりにもひどすぎます。コロナ収束が前提となっている第三次補正予算も抜本的に見直すべきです。
今日の新型コロナウィルスの新規感染者は全国で初めて6000人を超え、東京は1591人と過去最高。関東各県や大阪、愛知なども軒並み過去最高クラスの新規感染者となりました。迅速、的確な政治の対応が求められています。
午後から今年初めての国対会議が開かれ、昨日の政府・与野党連絡協議会や午前中の野党国対委員長連絡会の議論の報告を受け、当面のコロナ問題での対応を中心に議論。その後、参院野党国対委員長会談も開かれました。
政府は明日にも緊急事態宣言を発令する予定。その前に衆参の議運委員会で報告と質疑が行われます。さらに政府は特別措置法改定案を提出し、補正予算審議に続き、本予算審議の前に審議・成立させる方向。十分な補償こそ必要であり、政府が検討している罰則規定の導入には反対です。
北陸信越ブロックの一斉宣伝。新潟駅前で平あやこ衆院二区・比例重複予定候補と共に早朝から訴えました。県内の山間部の大雪被害が心配ですが、新潟市内は積雪なしでした。
午前中は新潟民医連、生活と健康を守るの皆さんと、それぞれコロナ対策について懇談し、ご苦労や要望をお聞きしました。
新潟市では、民医連をはじめとした関係団体の運動の中で、PCR検査について一定の高齢者や介護施設職員への助成事業が発表されたところですが、さらに拡充の必要があります。この間の減収への補填へも強い要望があります。
生活と健康を守る会の皆さんが、緊急小口、総合支援資金の申し込みが三月末までの延長を知らせるチラシを配っていると、「俺の職場で配るのでチラシが欲しい」という人もいたとのこと。生活困窮者が広がるなかで、制度の拡充と改善が更に必要です。
午後は新発田市に移動し、二ヵ所で「集い」。加藤和雄、宮村幸男両市議の司会で進められ、国会報告の後、会場からの質問にお答えしました。終了後、立憲民主党の黒岩たかひろ衆院議員の事務所を表敬訪問。東京に戻っています。
今日発表の時事通信の世論調査は、「内閣支持続落43.1% コロナ対応評価せず4割超」。GOTOキャンペーンの全国ないし感染拡大地域での中断求める声は合計85.9%にもなります。
全国2500病院が加盟する日本病院会も即時中止を求める声明を発表。医療現場の必死の努力にかかわらず「感染拡大がこのまま続けば医療崩壊は必至の恐れ大」とし、国に「コロナウィルスと真剣に向き合うべき」とその危機感のなさを厳しく指摘。GOTOキャンペーンの即時、一時的中止を求めています。
今日、日本共産党国会議員団として志位委員長と田村政策委員長が政府に「GOTO事業の中止の決断」をはじめ、「新型コロナ『第三波』から医療・暮らし・事業を守る緊急要請」を行いました。西村経済再生担当相が応対。
一方、総理はネット番組でGOTOの継続に固執。国民の声、医療従事者の必死の訴えを聞くべきです。
新型コロナの新規感染者が連日過去最高を更新する中、午前中の本会議でコロナのワクチン接種関連法案の審議がおこなわれ、日本共産党から倉林議員が質問に立ちました。
倉林さんは「GOTOキャンペーン」について、全国一律を見直し、地域実態に応じた事業者への直接支援に踏み出すべきだと迫りましたが、菅首相は「感染対策と経済の回復の両立が基本的考え方だ」とするのみで見直しは語らず。
一方、夕方の専門家による分科会は政府に見直しを求めました。菅政権の対応が注目されますが、年初以来の的外れ、後手後手は変わりません。さらに、現場の声と実情を踏まえて積極的提案をしていきます。
午後は、明日の日本平和大会の報告の準備や今後の論戦の打ち合わせなどなど。
日本医労連の国会議員要請行動が取り組まれ、石川医労連の嵯峨書記長が午後に来訪されました。いつもは医療現場の方も来られるのですが、コロナ禍の下で書記局のみとなりました。
石川県議会で全会一致で採択された、コロナ感染患者を受け入れていない医療機関も含めて財政支援の拡充を求めた意見書を持参され、医療現場の労働者や経営困難の実態、公立公的病院の再編統合問題など様々お話を聞きました。
午前中に外交防衛委員会の理事懇談会が開かれ、12日に大臣の所信あいさつを聴取し、19日に質疑をすることを確認しました。
衆院に続き、参院の与野党国対委員長会談が開かれ、予算委の集中審議を月内に開く方向で合意したことなど、立憲の難波国対委員長から連絡を受けました。その他、論戦準備などいろいろ。