最終盤の国会運営について参院野党国対委員長会談。政府の予算委員会出席拒否を憲法違反と批判していた民主党が一転、「閣法成立が最優先」とのべ生活保護改悪法案等の審議、採決を行うと表明しました。
予算委員会は今日も開かれましたが、与党、政府が欠席。与党が出した議長不信任案を採決するための本会議も与党が拒否しており、「不信任案採決までは審議に応じられない」と全面審議拒否。俺たちに従わないものには審議もさせないという横暴な態度です。
11時から参院野党国対。民主党も含めて、法にのっとって開かれた予算委員会に政府が出席をしないのは憲法違反の暴挙だとの認識で一致し、会期末の明日、議長不信任案の採決後に予算委員会の開会を求め、出席拒否問題もただすべきとの意見が各党から出されました。
そうなれば明日の法案審議は不可能になり、生活保護改悪法案も廃案になります。 ところが12時からの民主党の常任幹事会を受けて再会された野党国対で民主党を態度を一変させました。
「閣法成立が最優先」が民主党の立場だとして、明日は予算委員会の開催を求めず、政府提出法案の質疑採決を行う、総理問責決議案も提出はしない――というもの。これでは、2日間にわたり予算委員会への出席拒否という憲法違反の暴挙を不問に付すことになります。
他の野党は反発。その後、野党幹事長会談が開かれましたが、民主の態度は変わらず。その後の記者会見で市田書記局長は「事実上の与党宣言」と厳しく批判しました。
都議選をうけて与党はますます増長。一方、民主は対決軸を持たず、憲法違反も棚上げにして政府に全面協力。参院選の日本共産党の躍進で待ったかけねばと、怒りと誓いを新たにしました。
京丹後市の経ヶ岬に設置が狙われている米軍Xバンドレーダー基地の問題で今日、質問主意書を政府に提出しました。このHPの「国会質問」からご覧いただけます。
衆院選区割り法案の審議について、倫選特の理事懇が休憩をはさんで二時間以上行われました。審議に先立つ、委員長不信任動議の採決の際の委員長の参加をめぐって延々議論。
17時過ぎには決裂。不信任動議が処理できないことで明日の法案審議も困難な状況になりましたが、その後、自公が委員長の採決参加を容認に転じたと連絡があり、明日の不信任動議の採決は行われる見通しに。そこから先はまだ不透明。
この間、審議の在り方をめぐって何日も理事懇を繰り返しすばかりで、法案そのものの審議に全く入れないまま衆院での再議決が可能になる60日目を迎えます。民自両党が道理なき駆け引きに終始した結果です。
自民、民主ら六党による「いじめ防止対策推進法案」。昨日の衆院委員会でわずかな審議で可決してしまいました。今日の13時からの衆院本会議で可決後、13:40から始まった参院の委員会で審議し可決。明日午前の本会議で成立となります。教育現場や関係者の意見をしっかりと聞いて進めることが必要であり、あまりにも拙速です。
しかも内容は、法律で子どもに「いじめの禁止」を義務付け厳罰で取り締まる仕組みが柱。懲戒を強調するやり方は、子どもの鬱屈した心をさらにゆがめ、子どもと教員との信頼関係も壊します。いじめ対策に効果なく悪影響もあたえるものです。拙速な審議、採決はやめ国民的議論を行うべきです。
参院選投票日まで丁度あと一か月。夜は東京在住の京都関係者の皆さんがつどいを開いてくださいました。愛知からも参加してくださり、多いに激励を受けました。ありがとうございました。いよいよ全力疾走します。
あわただしい一日でした。本会議、石川県民医連代表の要請、司法修習生支援の院内集会、憲法審査会、デモ激励、質問通告、議員宿舎懇親会。憲法審査会はなかなか面白かった。
憲法審査会の参考人は、改憲派だが96条改正反対で話題の小林節慶大教授と小山剛慶大教授。小林氏に「改憲しやすくなるのになぜ96条に反対?」と質問すると、「国家権力を縛るものであり、要件緩和してはならない。権力は公正で正々堂々としていなければならない。裏口入学のようなことをしてはだめ」。
さらに立憲主義は古い考えという意見について聞くと「立憲主義は時間と場所を超えて適用されるもの」。明快!
自民党議員が、「憲法は国柄や歴史、文化を共有するもの」として憲法に道徳規範が必要と述べると「『法は道徳に踏み込まず』は世界の常識」とバッサリ。
さらに他の自民党議員が、同党の改憲草案が国民に憲法尊重擁護義務を課したことについての評価を聞くと「国家権力を担当している方々を規律するのが憲法の仕事。自民党の今回の案はおかしい」とズバリ。
自民党席の議員たちの表情がこわばっていました。
今日は10時から本会議。終了後、院内の歯科へ。12時すぎに石川県の民医連の皆さんから生活保護改悪反対、介護保険の改善を求める請願署名を受け取り懇談。給費制の復活を含む司法修習生への経済的支援強化を求める院内集会にでて挨拶。
13時から憲法審査会。終了後、15:30から障害者差別解消法の早期成立を求める請願デモを激励。その後、明日の質問準備。16:30に通告。宿舎にもどり、懇親会に短時間顔を出しました。
成年被後見人の選挙権回復訴訟で見事に違憲判決を勝ち取り、全会派一致の法改正も実現した同訴訟弁護団の杉浦ひとみ弁護士が来訪。憲法審査会出席中でお会いできませんでしたが、「勝訴」タオルをいただきました(写真)。こいつは、縁起がいいわい!
今日は憲法で2つの集会。一つは長野県の「9条の会」の皆さんの署名提出懇談会。もう一つは超党派の「13条を考える会」。樋口陽一東大名誉教授を招いてお話しを聞きました。
朝の国対の後、10時から法務委員会。刑の一部執行猶予制度の導入等を盛り込んだ刑法等一部改正案などの審議でした。私は、同法案により急増する保護観察所の業務にふさわしい体制拡充を求めました。
2008年に更生保護法が制定されて以来、保護観察官の増員が進められてきましたが、業務の拡大に追い付いていません。私は、保護観察官1人当たりの1か月の面接件数がかつての10件から40件へと急増している実態等を示し質問。
さらに一部執行猶予が導入されると年間3000人程度の保護観察対象者の拡大が予測されており、業務量の拡大にふさわしい体制整備をしなければ、新しい施策への国民の信頼を得られないと強調しました。
谷垣法相は現状でも保護観察所の体制が厳しいことを認め、法施行までにいっそうの体制整備をめざすことを答弁しました。
終了後、大急ぎで部屋に戻り、京都のきょうされんの皆さんからの請願署名を受け取り懇談。12:30から参院野党国対委員長会談。13:00から長野「9条の会」。
14:30からハーグ条約の国内法に関してDV被害者支援のNGOの皆さん等から要請を受け懇談。こうした皆さんの不安や懸念をしっかりただしていく必要があります。
16:00から同意人事への対応についての会議。17:00から「13条を考える会」。
成年被後見人に選挙権を回復する法案が本会議で全会一致で可決し成立しました。本会議に先立つ委員会で、提案者の一人である塩川衆院議員に、法改正への思いや投票所のバリアフリーなどについて質問しました。
2年前に名児耶匠さんが選挙権回復を求めて提訴されて以来、私は3回の質問をしてきました。その思いを胸に質問し、「3月の違憲判決直後の院内集会で、原告の匠さんは、『選挙に行きます』と述べ満面の笑顔だった。国は控訴したが、法改正でこの笑顔に応えられる」と強調しました。
質問終了後、本会議の傍聴に来られた匠さんに委員会で全会一致で可決してことを報告し、握手しました。本当にうれしい瞬間でした。
今日は、朝の国対の後、京都の難病連の皆さんが国会請願署名をもって来訪され懇談。12時から14時まで倫選特に出席し質問と採決。終了後、レッドパージ全国連絡会の請願署名提出集会に参加して挨拶。松本善明さんのお元気な姿もありました。
15時から本会議。消費税転嫁対策の法案の趣旨説明と質疑に加え、成年被後見人選挙権回復法案の採決。成立が決まった瞬間、本会議場は大きな拍手で包まれ、傍聴席の匠さんはマスコミのフラッシュを浴びていました。
本会議終了後、野党8党共同提案の、外国で犯罪被害にあった人にも給付金を支給できるようにする法案を参院事務総長に提出。続いて法務委員会の理事懇談会。18時から法案審査会と議員団会議。あわただしい一日でした
日本共産党長野県議団の6人全員が国会にこられ、サテライト型小規模介護老人保健施設の管理者の基準について厚労省と交渉。新たな生活困窮者対策と生活保護制度の見直しの全体像についてレクチャーを受けました。
「管理者の基準」については、長野県で新たに開設予定の施設で問題になっていましたが解決の方向となり、有意義な交渉になりました。
今日は、10時から本会議。マイナンバー法案の趣旨説明と質疑、二法案の採決で約1時間半。終了後、長野県議団の皆さんと昼食。午後のレクチャーに同席しました。
15:30に法務省民事局から債権法に関して説明。その後、北陸信越ブロックの山口所長が来訪し、演説会用のビデオレターの撮影。18時の新幹線で京都へ。
午前中は倫理選挙特別委でネット選挙解禁法案の質問。「原爆症認定制度抜本改正を求める院内集会」に参加。夜は日弁連の新役員披露宴
倫選特の質問では、選挙の自由の保障のためネット解禁は大きな前進としたうえで、ビラ配布などネット以外の選挙活動を規制した公選法全体の見直しも呼びかけました。質疑後、全会一致で可決。明日の本会議で成立します。さあ、いよいよネット選挙解禁です。
委員会終了後、駆け足で、原爆症認定制度の院内集会へ。司法判断も受け、被爆者らは抜本改正を求めていますが、厚労省は現行制度の手直しに留める姿勢。参加者からは「被爆者には多くの時間は残されていない」と早期抜本改正を求める声が相次ぎました。与野党各党から国会議員が参加しました。
午後からは来週火曜日の予算委質問準備の打ち合わせなど。院内周囲に参加した京都や大阪の皆さんの来訪もありました。
夜は今年度の日弁連会長、副会長、事務総長の披露宴。山岸会長や来賓の竹崎最高裁長官、谷垣法務大臣、小津検事総長からの挨拶をうけ、和やかに懇談。
大阪弁護士会から新たに日弁連副会長に就任された、福原弁護士は私の高校の先輩。改めて就任をお祝いしました。
岐阜駅前で7:30から鈴木まさのり選挙区候補とともに訴え。東京に向かい、原子力規制庁のレク、金沢市議団のレク、障害者の裁判権の保障についての懇談と続きました。
毎月第三月曜日は東海ブロックの一斉宣伝。岐阜駅前のホテルに前泊して訴えました。
11時過ぎに国会に着き、原子力規制庁から新規制基準についてレク。午後から、日本共産党金沢市議団の森尾、ます、広田各議員が来訪され経産省ののレク。金沢市内の競輪車券売場計画をめぐり、山野市長が、開設に同意する文書に二年前に署名・捺印していたことが明らかになった問題で、同省に経緯等をただしました。
16時から、日弁連から、全盲の方、聴覚障害ある方を含む三人の弁護士さんにきて頂き民事訴訟において、障害のある当事者の皆さんの裁判を受ける権利が保障されているか、お話しを聞きました。手話通訳の費用をはじめ様々な問題があります。改善が必要と痛感しました。
夜は法案審査会と議員団会議。
京都で行った民医連職員の皆さんとの懇談でもらった脱原発のミニのぼり。京都民医連と民医労が作ったもので、根元はクリップになっていて、どこでも付けられます。運動が広がると、創意あふれるいろんなグッズができてますね。
今日は、朝の国対の後、デスクワークと党本部での用務。1:30に国会を出て、京都民医連第二病院到着。日本共産党民医連後援会の参院選挙向けのDVDの撮影を兼ねて、京都の民医連職員の皆さんとの懇談です。
就職して二年目の看護士さんから、赤ちゃんを抱いて参加してくれた育休中の職員、仕事を終えて駆けつけてくれた薬剤師や事務職員の皆さんなど参加してくださいました。
医療現場の声や、TPP、子育て、奨学金、原発のことなど様々な問題でお話できました。