参院の代表質問二日目。午後から田村智子委員長が質問に立ちました。新委員長としての初質問。能登震災、裏金問題、経済、安保・外交、ジェンダー平等など、対案を示しながら鋭く、歯切れよく、かつ凛として岸田総理に迫りました。野党の女性議員からも多くの拍手がありました。
本会議終了後、倉林議員と一緒に、銀座の時事通信社ホールで今日から4日まで開かれる「第2回 染と織の展覧会」に行きました。会場に到着すると入口で穀田議員とバッタリ。穀田さんの案内で会場を回り、西陣や友禅の技と作品を堪能しました
京都に帰り、自宅着は20時半過ぎ。今日、明日は自宅のすぐ横の吉田神社の節分祭。約800の露店がずらりと並び、50万人の人出になります。妻と一緒に参拝。定番のにごり酒と玉こんにゃくをいただきました。
いつも国会開会中で週末と重ならない年はなかなか参拝できず、コロナ禍の中止もあり、久しぶりに堪能しました。やっぱり、節分祭はいいなあ。
さまざな課題に取り組んだ一日でした。内閣委員会、非核の政府を求める会のオンライン事務局会議、犯罪被害者のご遺族からのヒアリング、新潟県の皆さんと農水省申し入れ、拉致特理事懇、愛知保険医協会からの要請と続きました。
午後には西梅田クリニック放火事件の被害者遺族の方と、犯罪被害者等給付金の問題についてオンラインでお話を伺いました。
続いて、新潟県の地方議員や農民連の皆さんらと共に農水省に要請。藤野前衆院議員とご一緒。猛暑や干ばつによる米の等級低下と減収対策や農業資材の高騰による農業継続のための支援強化を求めました。
農水省は保険制度や大規模化等に対する支援など従来の枠の説明に終始しました。参加者からは気候危機や高齢化のもとで農業の継続が困難になつている危機的な状況がそれぞれ紹介。
危機感を共有し、大規模化・集約化ありきでなく、多様な担い手が希望をもって営農できる抜本的対策に転換するよう口々に訴えました。
その後、愛知県保険医協会の方から、「医療・介護の負担増ストップ」「現行保険証の存続」を求める請願署名を受け取りました。続いて拉致問題特別委員会の理事懇。月曜日の質疑を決めました。
京都の福祉保育労組の代表が来訪され、「子どものための予算を大幅に増やし、保育・学童保育の基準・施策の抜本的改善を求める要請書」を受け取って懇談しました。現場の実態や要望について聞かせていただき、私からはこの間の保育士の配置規準や賃上げについての議事録をお渡しして、質問内容や答弁についてお話しました。
京都では年明けの京都市長選挙でも保育問題は大きな争点になります。今度の日曜日には保育関係者でパレードを行うとのこと。全国で運動が広がっています。がんばろう。
午前中は犯罪被害者支援の強化について警察庁の犯罪被害者等施策推進課に来てもらい、レクを受けました。
補正予算審議の衆院予算委二日目。日本共産党から赤嶺議員が質問にたち、辺野古新基地問題、ガ 侵攻中止・停戦などで厳しく政府を質しました。辺野古建設費が大幅に増えていることについて防衛大臣はまともな説明ができず、でたらめぶりがいっそう明らかになりました。
京都市内で三つの染色作品展を回りました。 まずは、穀田議員のお連れ合いの染色家こくたせいこさんの作品展「染仕事」。府庁のそばの京の町家をいかしたギャラリー「ぱるあーと」に、ろうけつ染の着物からスーツ、スカーフ、ネクタイと深くて豊かな色の作品が並んでいました。ちょうど穀田夫妻も会場に来られ、作品の前でパチリ。素敵なネクタイを購入しました。
穀田さんから、「すぐ近くの中信美術展でやっている『羽田家のキモノ展も行ったほうがいいで」と言われて、足を延ばしました。繊細かつ豪華な着物作品とともに、祇園祭蟷螂山の懸装品も展示され、三代にわたる手書き友禅の伝統と技を堪能できました。
続いて、木屋町三条上ルのギャラリー中井で開かれてる染色作家の高谷光雄さんの個展に。今回のテーマは、戦争への危機感から「命」で、大作から中・小品までろう染めの作品が展示されていました。
写真の、高谷さんとの間にある作品は、葉が強風に抗して立つ姿をデザインしたもの。太い幹の日本共産党の一つひとつの枝と葉が議員であり、反動の強風に立ち向っていることへの応援の思いが込められていると語ってくださいました。
私の議員会館の部屋には高谷さんの、原爆ドームをモチーフにしたレクイエムという作品を掲げてあります。反戦の深い思いを改めて胸に刻みました。
こくたさん、高谷さんの個展はいずれも明日まで。ぜひ、足をお運びください。
「危惧されたとおり、住民にはまともな説明なく、政府の恣意的運用で住民監視と権利侵害が行われることになる」――「国民監視・土地利用規制法の廃止を求める共同行動」の皆さんらの内閣府要請に同席しました、痛感しました。
政府は9/11に土地利用規制法に基づく三回目の「特別注視区域」「注視区域」の指定に向けた候補を発表しました。過去二回の指定では、区域内の住民への説明会や意見聴取は行われていません。各参加者は、「権利侵害を受けるのは住民。自治体からの意見聴取や住民への広報やコールセンターだけでなく、住民の意見を直接聞くべき」など強く求めました。
また今回は、防衛省の市ヶ谷本省は「注視区域」の候補にとどまり、土地・建物の売買で事前届け出制となる「特別注視区域」候補にされていません。内閣府は、土地取引の数が多く「経済的社会的観点から留意」という規定に基づき「安全保障と経済の両立の観点から総合的判断」から特別注視区域と繰り返しました。
しかし、この規定は公明党が盛り込ませたと一月の公明新聞は報じています。「注視区域」にとどめたのは、市ヶ谷庁舎の周辺1キロ以内には創価学会本部があることを配慮したとみられています。結局、時の政権の恣意的運用行われる下で国民が監視され権利が制限されることが改めて浮き彫りになりました。
問題だらけの「区域指定」は中止し、制度そのものを廃止するべきと強く求めました。
午前中は八重洲の画廊で今日から始まった京都のフルイミエコさんの個展へ。画家であり、臨床美術士であるフルイさん。その作品からは命の力があふれています。10/3まで開かれています。ぜひ、足を運んでください。