活動日誌

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「外交安保・核廃絶」の記事

DSC01872.JPG 外交防衛委員会で、 CV-22オスプレイの横田基地配備で質問。 まず、ハワイでのオスプレイの事故について、「米国政府は運用の安全性を確認しているといっている」と答弁する防衛相に「事故原因も不明なのに何が安全か。横田配備など論外。沖縄・岩国のオスプレイの飛行を中止を求めよと迫りました。

 CV-22は米特殊作戦部隊の輸送が任務で、シリア国内で先週、夜間にIS幹部の殺害作戦を行っています。米空軍の所有するCV-22は33機で、うちイギリスに10機が配備との答弁。横田に10機配備されれば米軍の特殊作戦の世界的出撃基地にされます。

 防衛相は、CV-22の訓練は、住宅密集地で300mという最低高度を守ると日米で合意をしていると答弁。しかし、米空軍の「CV-22作戦手順」には敵の攻撃を回避する演習は、最低高度200フィート(60m)を維持と明記されています。

 こんな低高度の演習を横田でやるのかとただすと、防衛相は「沖縄に飛来も考えられる」と答弁。負担軽減どころか沖縄にも横田にも負担増大になります。 こんなCV-22の配備は中止せよと迫りました。

 長野爆音問題.jpg長野県の地方議員の皆さんの米軍機の低空飛行による騒音問題での申し入れに藤野議員とともに同席。米軍の訓練飛行もすべてフライトプランを自衛隊を通じて国土交通省に提出していることが今年3/30の予算委の仁比質問で明らかになっています。にもかかわらず、住民からの抗議や苦情にまともに対応しない防衛省を厳しく批判しました。

 15:30からは戦争法制について国会議員団としてレクを受けました。10本の法律を一つに束ねた「平和安全法制」は一通りの説明を聞くだけでも時間がかかります。文字通り十把一絡げのやり方は認められません。

   16:30から水銀条約の批准に係る国内法等について外務、環境、経産各省からレクを受けました。今日は衆院環境委員会で参考人質疑が行われ、傍聴に来られたコンシューマーズ京都の原さんがわが部屋によってくださいました。

  今日の午後、参院本会議で安倍総理の訪米報告についての質疑に立ちました。その内容を紹介します。

DSC01867.JPG私は日本共産党を代表して、総理の訪米報告に対して質問します。 

 総理は、上下両院合同会議の演説で、「我々は冷戦に勝利した」と述べました。しかし、これまで歴代総理は「冷戦終結」や「冷戦構造の崩壊」と述べてきました。なぜ、あえて「勝利」と述べたのですか。日本も、冷戦に参加して戦っていたという認識ですか。 

 東西冷戦は軍事ブロックの対決による果てしなき軍拡競争であり、「軍事対軍事」の悪循環の中、旧ソ連は莫大な軍事費増大の下で崩壊しました。一方今日、軍事ブロックの解体と機能停止が進み、それに代わり、外部に仮想敵を設けない地域の平和協力の枠組みが広がっています。東南アジア友好協力条約は、独立・主権の尊重、内政不干渉、紛争の平和解決、武力行使の放棄、効果的な協力などの基本原則を掲げ、ASEAN諸国の行動規範から国際条約として発展しています。 

 ところが新たに合意された日米防衛協力指針、ガイドラインでは、日米軍事同盟の役割を「日本防衛」はおろか、従来の「周辺事態」も大きく踏み越え、「アジア太平洋地域及これを超えた地域」にまで広げました。こうした軍事同盟の拡大ではなく、東南アジア友好協力条約のような軍事によらない平和協力の流れを広げることこそ、日本は努力すべきではないですか。 

  さらに総理はこの演説で、アメリカのリバランス政策を「徹頭徹尾支持する」とした上で、「日本は、将来における戦略的拠点の一つとして期待されるグアム基地整備事業に二十八億ドルまで資金を提供します」と述べました。これまでアメリカの領土にあるアメリカの基地に他国が費用負担するなど前代未聞だとの批判に、沖縄の負担軽減を早く進めるためだと答弁してきたことと全く違うではありませんか。

アメリカの軍事戦略に加担し、巨額の費用負担をすることは、ますます地域の緊張を高めるだけではありませんか。答弁を求めます。 

 前ガイドラインは、日米軍事協力を強化する一方、「日本のすべての行為は、憲法上の制約の範囲内において...行われる」としていました。ところが新ガイドラインには「憲法上の制約」という言葉がなくなり、日米の行動は「各々の憲法に従って」行われるとの言葉に変わりました。昨年の閣議決定により、アメリカとの地球的規模の軍事協力に、地理的にも内容的にも制約が無くなったということですか。 

 憲法の制約とは国家権力を縛るというものです。それを、縛られる側の権力が閣議決定で取り払うなど立憲主義を踏みにじるものです。しかも政府は、閣議決定の内容の行使には国会での法改正が必要だと繰り返し答弁してきました。にもかかわらず総理は、国会に関連法案の提出もしないうちに、夏までに法案の成立を実現させると米議会で演説しました。 

 総理は、決意を述べたものだといいますが、外国の立法府での総理の演説は単なる「決意」ではなく、事実上の対米公約ではありませんか。国内でも繰り返し述べてきたといいますが、いくら繰り返しても国民の世論の多数は反対です。国民の声も国会をも無視し、期限を区切ってアメリカに約束するというのは、国民主権と議会制民主主義を否定するものではないですか。 

 総理は、衆院本会議で、先週提出された安保関連法案を「戦争法案」と呼ぶのは「無責任なレッテル張りだ」と答弁しました。首脳会談後の記者会見でも、安保条約の改定時に、日本はアメリカの戦争に巻き込まれるという批判があったが、その間違いは歴史が証明していると述べました。 

 しかし、アメリカのベトナム侵略戦争は在日米軍基地が出撃基地となりました。九〇年代以降、自衛隊は、アメリカの要求につき従い、ペルシャ湾への掃海艇派遣、アフガンの空爆を行う米軍艦船へのインド洋での給油支援、イラクでの掃討作戦を行う武装米兵の輸送など、安保条約の下でアメリカの無法な戦争と占領に加担してきたというのが歴史の事実ではありませんか。 

 提出された「平和安全法制」なるものは、従来のアメリカの戦争への支援にとどまらず、集団的自衛権の行使、従来の戦闘地域での軍事支援、治安維持活動等、これまでは憲法上できないとされてきたことを可能にするものです。その行使を決めるのは時の多数派である政府です。アメリカが世界で行う戦争に、いつでも、どこでも、どんな戦争でも、「切れ目」も「歯止め」もなく、自衛隊を支援、参加させるためのものであり、まさに戦争法案に他なりません。このような法案に「平和」「安全」との名前を付けることこそが、国民を欺くものであり、無責任ではありませんか。 

 日本共産党は、戦争法案反対の一点で立場の違いを超えて国会内外で力を合わせ、戦後最悪の憲法破壊の企てを阻止するために全力をあげるものです。 

 総理は、米議会の演説で「自由、民主主義、基本的人権、法の支配」が日米の共通の価値観だと述べました。一方、沖縄の米軍新基地について、オバマ大統領に対し、翁長沖縄県知事が反対していることを伝えた上で、「辺野古が唯一の解決策との政府の立場は揺るぎない」と強調しました。これに対し翁長知事は、沖縄復帰の日の会見で、復帰後も「真の民主主義は実現していない」と述べました。選挙で何度も新基地反対の審判を下してきた沖縄県民は昨日、三万五千人の県民集会を開き「我々は決して屈しない」と決議しました。 

 この民意を無視し、日米合意を優先する対米従属の姿勢が、総理のいう民主主義なのですか。新基地の建設を断念し、普天間基地を直ちに無条件で閉鎖・撤去することを強く求めます。 

 日米共同ビジョン声明はTPP交渉の「大きな進展」を強調し、早期妥結をめざすとしました。一方、首脳会談直前に行われた甘利大臣とフロマン通商代表の会合での具体的内容は一切明らかにされていません。政府はすでに牛肉・豚肉の関税の大幅引き下げを認め、残った論点はアメリカ産米の特別輸入枠の大幅拡大だけだと伝えられています。「大きな進展」とは具体的に何なのか明らかにしていただきたい。

 しかも、内閣府副大臣が、アメリカの国会議員同様に、TPPの交渉中の条文案を日本の国会議員に公開するといったん述べながら撤回したのは重大です。言明通り、公開するよう強く求めるものです。 

 自民党はTPPについて、「農林水産分野の重要五品目等の聖域を最優先し、それが確保できない場合には脱退も辞さない」と公約し、総理は国会で、「守るべきものは守る」と繰り返してきました。ところが米議会での演説では、「単なる経済的利益を超えた、長期的な、安全保障上の大きな意義がある」と述べるのみで、公約である「聖域」確保には全く触れませんでした。

 一方、オバマ大統領は共同会見で、「米国では、多くの日本車が走っている。日本でももっと多くの米国車が走るのを見たいものだ」と強調し、アメリカの多国籍企業のために日本市場のいっそうの開放を求めました。「安全保障上の意義」を理由に、公約や食と農業を守ることよりもアメリカの要求を優先しようとしているのではありませんか。TPP推進で国内農業を破壊することは食料安全保障をも危うくすることをどう認識しているのですか。

 日本の食と農業を破壊し、経済主権を売り渡す、TPP交渉からの徹底を求め、質問を終わります。

 午前中は本会議。オリンピック・パラリンピック法案に対する趣旨説明質疑と、民主党の前田武志議員の勤続25周年の表彰が行われました。おめでとうございます。

 月曜日に参院本会議を開き、総理の訪米報告に対する質疑を行うことが急きょ決まり、私が質問に立つことに。午後からはその準備に集中。夜、通告を終えました。

 16日の土曜日も昼過ぎまで、議員会館で火曜日のオスプレイ問題での質問の準備。夕方に京都に戻り、近所の美容院へ。すっきりしました。

 朝8:00から「戦争法案閣議決定・国会提出抗議5・14首相官邸前抗議集会」に参加。呼びかけは「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会です。社民、民主の国会議員も参加。官邸に向かって「閣議決定はやめよ」と訴えました。

 10時から外交防衛委員会で質問。モンゴルとのEPAが同国のウラン資源の確保のための日本企業の支援を含んでいると指摘。「原発は基幹電源」だとした原子力大綱がなくなったにもかかわらず海外での原発ビジネスのためのウラン資源確保の推進を福島原発事故の前と同じように続けることは見直すべきと追及しました。、

 17時から戦争法案について自由法曹団の皆さんと意見交換会。その後、国会と中央省庁関係者による「京大同窓会」。京大から山際総長をはじめ30人もの先生方が参加してくださり、和やかに歓談しました。

 午前中の本会議は、国保改悪法案の質疑。小池晃議員が質問立ちました。午後は明日の質問の準備と通告。夜は高校の同窓会である「鯉城東京同窓会」に参加しました。

 年に二回、5月と11月の第二水曜日に開かれる会は「二水会」としてつづけられてきましたが、卒寿の大先輩から大学生まで、過去最高の130人以上が参加する盛会でした。たくさんの方から、「選挙良かったね」「安倍はひどい。がんばって」と声をかけていただきました。

  あいさつの中で、被爆70周年にあたり、被爆した広島一中の先輩たちの遺志をついで奮闘する決意をのべ、映画「ひろしま」のことや、12歳で白血病で亡くなった被爆者佐々木さだ子さんを記念して建立された「原爆の子の像」のことなどお話ししました。

 驚いたことに、広島からこられて鯉城同窓会の八木会長は映画「ひろしま」に一中生としてエキストラで参加されたとのこと。さらに、佐々木さだ子さんの担任だった先生にその後、受け持ってもらったという後輩も。

 閉会のあいさつでは被爆の生き残りでもある大先輩から、広島の出身者としてもっと原爆のことを語ろうと呼びかけられました。今の情勢の反映でしょうか。

 DSC01828.JPG外交防衛委員会で、日米首脳会談、新ガイドラインについて質問。旧ガイドラインにあった「憲法上の制約」という言葉がなくなったことを指摘し、閣議決定で憲法の制約をなくし、安保条約の枠も超えて世界中でアメリカの戦争に支援・参加するものだと追及。

 TPPについても、「安全保障」を理由に食と農業、経済主権を売り渡すものだと批判しました。会議録はこちらです。https://www.inoue-satoshi.com/parliament/2015/05/post-239.html

 夜は日比谷野音で開かれた、「許すな!戦争法案 戦争させない・9条壊すな! 5・12集会」に参加しました。

  午後から決算委員会に出席。日本共産党から田村智子議員が質問。日本の火山観測・調査研究、および防災対策が、極めて脆弱であるということを外国との対比も行いながら明らかにし、改善を迫りました。

 とてもよく研究した質問で他会派の議員たちも実態に驚きの声を上げ、うなづきながら聞いていました。

 明日の外交防衛委員会は新しい日米ガイドラインについての集中審議。朝からのその準備。決算委員会の最中も質問に耳を傾けながら、質問資料に目を通しました。終了後、議員団会議。続いて法律家六団体の皆さんと戦争立法について懇談しました。、

 来週の質疑に向けて論戦準備。午前中はウランの海外開発に関する補助金についてエネ庁からレク。午後は日米ガイドラインの資料を読み込みました。

 明日9日は、ナチスドイツがソビエトに降伏した日。それを記念してロシア大使館で開かれた「反ファシズム戦争勝利70周年」レセプションに出席しました。エヴゲーニー・ウラジーミロヴィッチ・アファナシエフ大使に「ドイツ・ファシズム打倒の闘いでのロシア国民の果たした役割はよく知られています」と挨拶し、内外の参加者と懇談しました。

サダコトーク.jpg 今日5月5日は、57歳の誕生日。午後から大阪市で「サダコの鶴~世界中のこどもたちにピースを 戦後70年の子どもの日」というイベントに参加しました。広島で被爆し、12歳で白血病でなくなった佐々木さだこさんの映画撮影の中間報告の集いです。

 さだだこさんにちなんで平和公園に作られた「原爆の子の像」の建立が1958.5.5。まさにその日が私の誕生日というご縁でこのイベントに参加することになりました。

映画監督の増山麗奈さん、出演したJun Amantoさん、りあんさん、本田尚子さんらとともに、予告編や編集前の映像を見ながらトーク。私も、被爆二世としての思い、被爆した母校のこと、原爆の子の像とのかかわり、国会議員としての決意ととりくみなどお話をしました。さだことーく.jpg

 増山さんが会場の皆さんとともに、「ハッピイ、バースデイ ディア井上」とうたってくださり、感激。被爆70年の節目の年にふさわしい誕生日になりました。

https://www.facebook.com/events/821768474563666/

 

 五月の論戦に備え、午前中はCOP21に向けた日本の温室ガス削減目標についてと、日米ガイドラインについて連続してレクを受けました。

 午後は5月7日の外交防衛委員会の質問準備。メーデーと連休のため、今日、質問通告をする必要があります。一週間以上前に通告するのは初めて。切迫感がないと、仕事がはかどりませんが、なんとか夕方に通告して京都に帰りました。

 今日、「知らなかったでは悔やまれる これが『戦争立法』」と題したインタビューが掲載されている、『女性のひろば』6月号が編集部から届きました。全8ページ。「ニュースの言葉が難しくて...」という声にこたえ、できるだけわかりやすく話したつもりです。ぜひ、ご覧下さい。

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