今日は予算委の公聴会と外交防衛委員会の掛け持ち。2回の質問になりました。公聴会では、外交・安保問題での阪田雅裕・元内閣法制局長官と西修・駒沢大学名誉教授の二人の公述人に質問。
集団的自衛権の行使についてが阪田氏は「自衛隊の発足当初から、海外での武力行使はできないと申し上げてきた」と歴代内閣の立場を説明。憲法9条をどう読んでも行使できないと強調。国連憲章が戦争を基本的に禁止するもとで、米国などは集団的自衛権を理由に戦争してきたと指摘。憲法の平和主義の特徴は集団的自衛権の行使を認めない点にあると解説し、「行使を認めれば、自衛隊は専守防衛ではなく普通の軍隊になる。米、英、ロなどと同じ国になる」と述べました。
私の質問に西氏も、集団的自衛権が行使できるようになるとソ連のアフガン戦争やアメリカのベトナム戦争にも参加できることになると認めました。
午後からは外交防衛委員会で質問。日米間で始まった、在日米軍基地の環境問題に対処する新たな補足協定の交渉について、使用者である米軍の特権を見直し、責任と原状回復義務を果たさせる立場で臨むべきだと迫りました4。
私は、協議開始時の共同発表で「日本環境管理基準」(JEGS)を適用するとしているものの、米軍に基準を実行させる法的仕組みがないと指摘。基地内の環境汚染事故の一部しか日本に通知されず、国や自治体の立ち入りも制限されている実態を示し、抜本的改善を求めました。
岸田外相は「日米双方が応分の措置をとる互恵的枠組みを目指す」と述べ、米側への義務付けには踏み込まず。さらに、基地周辺自治体の要望に応え、米側の回復義務と財政責任を明確にすべきだと要求しましちたが、外相は米側の回復義務を免除している地位協定4条をあげ、「この仕組みを変える考えはない。これからも大事にしていきたい」と居直るのみ。これでは住民が願うものとは程遠い。
動画はこちらからhttp://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/
午後から、予算委の外交・防衛問題のTV中継入りの集中審議。20分の質問時間で、武器輸出三原則等の武器禁輸政策の撤廃問題を取り上げました。
安倍政権は11日、憲法9条にもとづいて武器輸出を全面的に禁じてきた「武器輸出三原則」を廃止し、武器輸出推進のための新原則「防衛装備移転三原則」の原案を決定。私は、安倍政権と軍需産業一体の武器売り込みの動きが加速している外遊の実態を示し、「武器輸出拡大を前提に、首相を先頭にしたトップセールスだ」と追及しました。
ロシア・中東訪問では三菱重工や川崎重工など12社が同行。日本政府と各国政府との会談では、「防衛交流」の拡充(ロシア)や「防衛交流」の進展(サウジアラビア)、「防衛」での協議、協力(トルコ)などで合意しています。
井上氏は、武器禁輸政策の放棄を経済界・軍需産業が歓迎していると指摘。経団連の提言や、みずほ銀行産業調査部のリポート(「『武器輸出三原則等』の見直し機運高まる」、昨年11月)をあげ、「政府はこの声に応えようとしているのではないか」とただしました。
井上氏は、「憲法と国会決議に基づく武器輸出三原則を一内閣の判断で覆せるのか」と追及。安倍首相は、自民党政権や民主党政権が武器輸出三原則の例外を認めてきたことをあげ、「今まですでに21項目の穴を開けてきた。新原則はこれを整理しルールを明確化、透明化するものだ」と武器禁輸政策の放棄を正当化しました。
私は、「例外の抜け穴をふさぐことこそ必要だ。武器輸出で栄える国、集団的自衛権行使容認で戦争する国へと、国のあり方を根底から覆すようなことは許されない」と批判しました。
質問後、総理のトップセールスの実態に驚きの声をたくさんいただき、ネット上もパネルの画像がどんどん広がっています。さらに追及していきます。
午前中は本会議。吉良議員が本会議初質問でした。予算委質問終了後、明日の外交防衛委員会の質問の準備と通告。21時頃になりました。
今日の本会議は税法の質疑。日本共産党から大門議員が質問に立ちました。アベノミクスで実体経済が良くなったのか、今なすべきことはなにか。国民の暮らしの実態とデータに基づく説得力ある質問に、自民党や他の野党からも拍手がありました。
13:30から選挙制度協議会。15:00から在日米軍基地内の環境汚染問題に関する日米地位協定の環境補足協定の協議について外務省からレク。沖縄県をはじめ関係自治体が、基地が返還された後に有害物が埋められていた問題や基地内での環境汚染などの解決のために日米地位協定の改定を求めてきました。
沖縄県知事が辺野古の埋め立てを承認するのに合わせて、この問題で日米間で協議をするとの発表があったものですが、内容を聞けば地位協定の改定ではなく、従来どおり米国側には基地内の環境汚染や不法投棄について何の責任を負わせず、復旧費用も日本側が負担することを改めて確認する方向。国民だましにも程があります。
その後は月曜日の予算委集中質疑の準備をし、17時に通告。エネルギー基本計画と原発再稼働について総理に質問します。15時過ぎから35分の予定。NHK中継があるので、ぜひご覧ください。
18:30にタレントの春香クリスティーンさんが、TV番組の取材で議員会館の部屋に来られました。TV愛知の討論番組でご一緒して以来です。政治大好き女子の春香さん。秘密保護法が成立した深夜の参院本会議も傍聴に来てたと聞いてびっくり。
なぜ政治家に興味を持ったのか、原発のこと、被災地の仮設住宅を訪ねた時のことなど、楽しいトークができました。カクサン部がお気に入りのようだったので、シールをさしあげるととても喜んで頂きました。
質問に使うパネルの準備を終え、20:30に会館を出ました。
参院外交防衛委員会の視察二日目。呉駅前のホテルを出て、海上自衛隊呉地区へ。概況説明を受けた後、練習艦「かしま」を視察。続いて同江田島地区に船で移動し、第一術科学校と幹部候補生学校等野が生きよう説明を受け視察。
赤レンガの建物や御影石で作られた美しい大講堂など海軍時代の施設が残されており、まるで映画の世界に入ったような気持ちにもなります。日露戦争から太平洋戦争に至る多くの資料がのこされた教育参考館も見ました。全体として、旧海軍兵学校時代のよき伝統を受け継ぐことが強調されており、海軍と自衛隊の区別がされているのかいささか気になりました。
続いて米陸軍の秋月弾薬庫へ。地下トンネル式の貯蔵庫の中に入って説明を受けました。巨大なトンネルでしたが、これが13庫もあり、東広島市の川上弾薬庫、呉市の広弾薬庫とあわせて「極東最大の弾薬庫」と言われています。これまで広島にこんな巨大な弾薬庫があることを知りませんでした。
全日程を終了し、広島空港から羽田へ。
今日から二日間、参院外交防衛委員会の視察。羽田を朝出て、昨年開港した岩国錦帯橋空港に到着。まずは海上自衛隊の岩国基地、続いて米軍岩国基地で概況説明と質疑応答、視察を行いました。
基地内は空母艦載機やKC130空中給油機受け入れ準備で工事だらけ。面積の7割が工事中とのこと。極東最大規模の基地への拡大へ莫大な税金が投入されています。
米軍基地での視察の際、む6月~9月にかけて岩国に配備されるKC130空中給油機について、どの訓練エリアを使うのか、広島、島根にまたがるエリア567は使うのか質問。米軍担当者からは「我々は知らない。横田基地で調整している」との回答。突然、頭上で訓練される住民はどうなるのか!
午後は福田岩国市長との懇談。続いて、空母艦載機の移駐に伴う米軍の幹部住宅が建設される計画の愛宕山地区を視察。その後、船で呉に移動しました。途中、先日釣り船との衝突事故を起こした自衛艦「大隅」が停泊しており、事故現場の近くも通ることができました。
泊りは呉駅前のホテル。
日中友好協会の皆さんの尖閣問題での外務省への要請に同席しました。同協会が取り組んできた、著名10氏によるアピール「平和的な話し合いを通じて尖閣問題の解決を」への賛同が7636人に達していることを踏まえてのものです。
私からも、領土問題に関する紛争があることを認め、中国にも国際社会にも道理をつくし、外交的解決をはかることが必要であり、総理の靖国参拝が対話の条件を崩し、お互いが軍事的対応をエスカレートさせていることは重大だと強調しました。
朝の国対の後、デスクワークをしながら、外務省申し入れ、愛知の民商の皆さんからの消費税増税中止要請への応対、京都の知人である中井典子さんの銀座での個展の鑑賞、歯医者などなど。夕方から国会議員団東海ブロックの所長を退任した西田さんの歓送会を佐々木憲昭さんや事務所スタッフで。
衆院予算委の笠井議員の質問を傍聴できなかったので、宿舎で夜、インターネットで視聴。靖国問題では、総理は何を聞かれても同じ答弁を繰り返すだけ。何の道理もないことが浮き彫りになりました。
参院予算委での補正予算審議の初日。今日は民主党と自民党の質問です。テレビで傍聴しながらデスクワーク。11:15からは、全国豪雪地域町村議会議長会と国会議員との懇談会に出席。与野党五党の代表が挨拶し、各県の会長さんからご苦労や要望をお聞きしました。
私は「豪雪はそれ自体災害という立場で対策にあたるよう、政府に一いっかんして求めてきた。豪雪地帯の過疎と高齢化に即した財政や制度の支援強化にさらに頑張る」と強調しました。
夜は、オーストリア大使館で開かれたラインホルド・ロパットカ国民議会オーストリア国民党議員会長の歓迎レセプションに出席。同国は国民的議論をへて99年、憲法に核兵器の製造、保有や原発建設を禁止する項目を盛り込みました。ベルンハルド・ツィムブルグ駐日オーストリア大使、ロバットカ氏に「私は被爆二世。核兵器廃絶と脱原発での先進的取組に注目しています」と挨拶しました。
昨日は季節の節目である節分。そして今日は立春。昨日は汗ばむほどの暖かさだったのに今日は一転、真冬の寒さになりました。それでも節分の豆で鬼を追い出せば、暦の上で春は来ます。では、国民世論の豆で「悪政の鬼」を追い出して、政治の春をつかみ取りましょう。
朝の国会対策委員会で、8時から開かれた与野党書記局長、幹事長会談の報告を受け、当面の国会対応など議論。その後はもっぱらデスクワークの一日。調査室の方から、2月18日に行われる原子力特別委員会での福島第一原発視察の内容の説明を受け、要望事項を伝えました。
衆院予算委では集中審議と補正予算案の締めくくり総括質疑が行われ、いずれ赤嶺議員が質問に立ちました。名護市長選挙に示された辺野古新基地建設反対の民意をどう受けとめるか質すと、総理や防衛大臣は「地方自治体の選挙について政府がものをいう立場でない」としつつ「県知事の埋め立て承認の決断は重い。地元の漁協は賛成している」と答弁。
自分たちに賛成しているものの意見は受け止めるが、一番肝心の地元自治体の市民の声は無視。民主主義の国では許されません。
午前中は参院本会議で代表質問。今日は民主党、自民党の質問でしたが、ほとんど拍手も起こらず、まったく低調。午後は衆院本会議で志位委員長が質問たち、安倍総理に厳しく切り込み、議場が一気に緊張しました。
午後から、参院野党国対、与野党国対が相次いで開かれ、通常国会の対応について協議。私は、昨年の臨時国会での秘密保護法の強行などの与党の国会運営を批判し、
その後、原子力問題特別委員会の理事会。2月18日に福島第一原発の視察を行うことを決め、内容についても協議しました。
15時から和光高校の二年生の三人が議員会館にインタビューに来られました。普天間基地、高江ヘリパット日米安保条約、沖縄の基地問題についての質問。社会科の学習としてグループをつくって様々な問題を研究しており、こらされた三人は基地問題をとりあげたグループのメンバーで、修学旅行で沖縄の基地めぐりも行ったとのこと。若い皆さんが、自分の目で見て、学び、考えることは素晴らしいことです。私も一生懸命答えました。
新潟県の関山演習場で行われる日米共同演習へのオスプレイ参加の中止と情報開示を求め、新潟、長野の平和委員会や党地方議員の皆さんとと共に防衛省からレクをうけました。今朝の一部報道で、米側の都合でオスプレイの参加中止とされましたが、そのことも認めず、「米側と協議中。詳細が決まれば公表する」と繰り返しすばかり。
オスプレイが参加した場合の飛行ルートなどについては「アメリカに対し、情報提供を要請している」とするだけでアメリカ次第。いったいどこの国の空なのかと言いたくなります。
新潟からは西沢博・県政策委員長、渡辺幹衛・妙高市議、平良木哲也・上越市議、、長野からは小林伸陽、両角友成、藤岡義英各県議が参加し、平和委員会から新潟の関根、長野の永井両会長もご一緒でした。
その後、国会対策委員会、参院代表質問に向けた論戦会議、議員団会議と続きました。団会議では山下新書記局長から「チームワークでがんばる」とあいさつ。赤嶺衆院議員から名護市長選挙勝利の闘いについて生々しい報告がありました。誇りと尊厳をかけた市民の闘いが、いかに安倍政権の金と権力を使った圧力を打ち破ったか。本当に確信になりました。
20時からプール。1Km泳ぎ終わると、なんと利用者は私一人になっていました! せっかくの貸切状態なのでおまけでもう100m泳ぎました。爽快。