いよいよ今週金曜日から通常国会が始まります。昨日の名護市長選挙で辺野古への基地押しつけに対する歴史的な審判が下りました。安倍政権の暴走に対する国民的反撃が広がりつつあります。この流れを通常国会の論戦にしっかり生かします。
午前中はデスクワークと歯医者。14:30に結いの党の小野幹事長や柴田参院国対委員長らが来訪され、会派届に関しての要請を受けました。
15時から外交防衛委員会の理事懇談会。自衛艦衝突事故、東スーダンPKOでの韓国軍への銃弾提供、辺野古の埋め立て許可の各問題で各省から報告を受けました。衝突問題で、当時の見張り体制を聞いても捜査中など理由にまともな答えなし。どの問題も国会での徹底審議が必要です。
その後、新幹線と近鉄で約三時間かけて、昨日公示された三重県津市の選挙応援へ。現有四議席を確保する選挙。議員団長の豊田みつはる候補、新人で昨年の参院選挙の三重選挙区候補として一緒にたたかった中川たみひで候補の演説会で訴えました。
通常国会の論戦の入り口で行われ、名護に続き安倍政権の暴走に審判下す選挙です。同時には福祉や暮らしを切り捨てて、市民一人当たりでは名古屋市の10倍にもなる183億円ものためこみ金を市民のために使わせるよう転換する選挙です。なんとしても勝利を。
演説を終え、東京に戻っている新幹線車内り。宿舎着は零時前になります。
沖縄の仲井真知事が辺野古新基地建設に必要な埋め立てを承認。公約も県民の声も裏切るものであり、知事の責任とともに押し付けた安倍政権の責任が厳しく問われます。
今年九月に議員団で沖縄調査を行い、普天間基地や辺野古の美しい海を視察、名護市長や住民の皆さんと懇談しました。改めて、辺野古移設ではなく無条件での普天間返還こそ解決の道と確信しました。その際、知事とも会談しましたが、危うさは感じさせたものの公約を堅持する姿勢でした。今回の裏切りに怒りを感じます。
県内移設反対という沖縄県民の総意はなんら変わっていません。ますます名護市長選挙の重要性が増してきました。稲嶺市長へ全国から支援を送りましょう。私もがんばります。
安倍総理が今日11:30靖国神社を訪問しました。国会周辺はその取材のためのヘリが10機近く飛んでいました。首相の靖国参拝は侵略戦争を正しい戦争だったという靖国史観にお墨付きを与えることになる――私は、五月の予算委で追及しました。https://www.inoue-satoshi.com/parliament/2013/05/post-33.html
また、10月にはTV愛知の「激論! コロシアム」に出演して靖国問題で討論しました。https://www.inoue-satoshi.com/diary/2013/10/post-497.html
その際に強調したことの一つに、来日したケリー国務長官とヘーゲル国防長官は千鳥ケ淵の戦没者墓苑に異例の献花をしたことの意味。総理が訪米した際に、靖国神社は米国のアーリントン墓地のようなものだと発言したことを否定し、アーリントンに対応するのは千鳥ヶ淵だというへ米国からのメッセージだということ。
靖国参拝は中韓からの批判だけでなく、日本の侵略戦争を断罪した戦後国際秩序をを否定することになるのです。米国大使館総理の靖国参拝に対し、すぐに「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。」との異例の厳しいコメント。あれほど明確にメッセージを出したにもかかわらず参拝するのかという憤りが感じられます。
日中友好議員連盟の一員として昨日から訪中していた田村智子議員が急きょ、明日帰国することに。中国出の会見がすべてキャンセルとなり、帰国するしかないとのこと。安倍総理の靖国参拝がもたらす外交的影響は計り知れません。
国会での活動も今年は今日が最後。15時過ぎの新幹線で京都へ。夜は京建労本部の皆さんの望年会に参加。途中で失礼して、地元の吉田消防分団への団長、区長による激励に光永府議とともに参加。年末警戒、本当にご苦労様です。
自宅を7時過ぎに出て東京へ。空気が澄んでいる冬の楽しみが車窓からの富士山。今日は中腹に雲がかかっていましたが、それもまた趣があり美しい。
11時から歯医者。午後に、補正予算案と今日閣議決定された来年度予算案のレク。その後、今年最後の国対会議、団会議などが続きました。
さて政府は昨日、南スーダンでPKOに参加している韓国軍に対して陸上自衛隊の小銃弾一万発を提供しました。武器輸出三原則を蹂躙し、これまでの国会答弁をも覆すものであり重大です。
この決定は先日発足したNSCの四閣僚会合で確認し、持ち回り閣議で決定されました。NSC法案の審議の際に武器輸出三原則の見直や集団的自衛権行使と一体の「軍拡・戦争司令塔」作りだと批判しましたが、まさにその本質を浮き彫りにしました。 絶対に許せません。
午後から奈良県境の京都府木津川市での国会報告懇談会。平日昼間なのに会場一杯の参加者があり嬉しい限りです。秘密保護法巡る攻防や自共対決の様相などできるだけリアルに報告し、参加者の皆さんからの質問にも答えました。語りたいことがたくさんありすぎるというのが実感ですね。
京都市内に戻り、夜は来年四月の京都府知事選での尾崎望さんの勝利めざす新しい確認団体の全体会議・決起集会に倉林参院議員とともに参加し、挨拶。 従来の民主府政の会と、「医療・歯科医師の会」「宗教者の会」「働くものの会」「住民運動ネットワーク」の五団体で結成された「府政転換 世直し京都府民ネットワーク」が新しい確認団体です。これまで以上の幅広い共同が可能になります。
立候補表明から40日間の活動を踏まえた、京都民医連会長である尾崎さんのあいさつも人柄と決意が込められた素晴らしいものでした。
どの問題でも国の政治に追随している今の府政。「何よりも、府民生活」と訴える尾崎さんの勝利で、京都から安倍暴走ノー、秘密保護法廃止の審判を下し、世直しを!
フィリピン大使館を山下よしき書記局長代行と共に訪れ、我が党に寄せられた台風災害募金をマヌエル・ロペス大使にお渡ししました。発災直後にお見舞いで訪問し、党として募金活動を行うことをお伝えしていたもので、全国から7,079,269円が集まりました。
大使より、日本国民の支援へ心から感謝の言葉ともに深刻な被害状況や課題のお話があり、「義捐金は貧しい庶民のために使いたいと述べられました。
午後から、富山から社会福祉法人とやま虹の会の友椙彰理事長と池田専務理事が来訪され、厚労省に「特別養護老人ホームの個室・ユニット化改修にともなう補助金の予算措置の要請」をされました。富山市の事業計画の個室ユニット化改修に同法人が運営する特養「しらいわ苑」が選定されています。
ところが、県の基金の財源がなく、国からも補助金の見通しがたたないとして、同法人の事業は延期されたまま明確な展望がない状況になっています。厚労省に対し、現在の計画が補助金の対象になるよう回答を求めたところ、今年度補正予算案に県の基金への上積みが盛り込まれており、従来選定されてきた事業が可能になる旨の連絡を県に出したばかりのとの回答でした。
補助金の予算措置が明確になったことで、事業計画が可能になったと喜んでいただきまた。さっそく、火爪富山県議にも連絡し、県当局と早急に詰めてもらうことにしました。
党議員団として、秘密保護法の四党修正や四党の合意内容等について内閣府からレクを受けました。参院委員会の強行採決の朝の四党合意を受け、菅官房長官が答弁した「情報保全監察室」(仮称)が、事務次官級の「保全監視委員会」や「独立公文書管理監」という三つの「第三者機関」について、その関係や役割を聞いても「検討中」というばかりでさっぱりわからない。
維新の会をつなぎとめるために、「第三者機関」を連発したが十分な検討もないもので、 およそ法案の採決などできる状況でなかったことは明白。しかも、いずれも政府内の期間であり独立した第三者機関とは似て非なるもの。やはりこの法律は廃止しかありません。
その後、国会対策委員会、議員団会議と続きました。20時から久しぶりのプール。
日本共産党京都府委員会が呼びかけた「秘密保護法廃止に向けた取り組み相談会」に倉林参院議員と共に参しました。弁護士や市民団体、労組・民主団体代表などが集まってくださり、私から国会報告した後、意見交換。廃止しかないは共通の思いで、これからの運動体や、学習や運動の在り方など様々な提案があり活発な議論になりました。
すでに廃止を求める署名運動が取り組まれているほか、通常国会召集日には国会包囲行動も計画されています。がんぱろう!
秘密保護法をめぐる国会攻防と今後の展望について「京都民報」12月15日付でインタビューに答えました。当HPの「つれづれぐさ」にアップしましたので、ご覧ください。
午前中は資料整理など。12時から国会内で開かれた核軍縮不拡散議員連盟(PNND)日本の総会に出席。国際的な議員ネットの日本支部です。
役員改選などを行った後、PNNDのグローバルコーディネーターであるニュージーランドのアランウェア氏をゲストスピーカーとして招き、核兵器廃絶をめぐる国際的動向などについてお話を聞き、質疑応答。
終了後、若干のデスクワークを行い、京都に帰りました。
秘密保護法の国会を振り返り、廃止をめざす「赤旗」の座談会を仁比、笠井、赤嶺議員と行いました。国会取材団の遠藤キャップの司会で、衆参の論戦で浮き彫りになったこと、乱暴な国会運営とその背後にある国民の反対世論の広がりへの政府・与党のあせりなどなど、エピソードも交えながら語り合いました。
座談会での話題の一つが、国会を包囲した市民や激励FAX・メールの多さ。写真の紙の山が我が事務所に寄せられたものです。座談会は近く掲載されます。ご覧あれ。