スウェーデン国際問題研究所のハーグストローム・リーヌス主任研究員が来訪。「日本外交と安保の理念」「日本共産党が唱える平和主義」などについてインタビューを受けました。日本の大学に留学され、京大の客員教授も昨年務められるなど大変日本語が堪能な方でした。
憲法九条を持つ国として果たすべき国際的役割、それと相いれない安保体制、安倍内閣の危険な動きと日本共産党の政策等につてお話ししました。「面白い話を聞けた」と言ってくださいました。
今日は国対会議、議員団会議が行われ、臨時国会全体を振り返って議論しました。最初の予算委の笠井質問の時に「毎日」が「自共対決国会」という政府関係者の声を紹介していましたが、国会の最後は自民・共産のみの秘密保護法の本会議反対討論で終わりました。
まさに「自共対決」で始まり、「自共対決」で終わった国会。大いに語り、党大会成功にも貢献していこうと議論しました。夜は参院議員団の御苦労さん会。
1月の党大会に向け、各地で地区党会議が開催されています。今日の朝は地元の京都左京地区党会議に出席し、国会報告を兼ねた挨拶。秘密保護法強行を巡る状況を報告するとともに、決議案にある自共対決の政治構造や一点共闘の発展などがいっそう浮き彫りになった臨時国会全体についても報告し、秘密保護法撤廃へ新たな奮闘を呼び掛け、お誓いしました。
夕方には、左京区の熊野神社交差点で、原としふみ地区委員長、富樫、樋口両京都市議とともに街頭演説会で訴えました。
会期末の今日、朝から参院本会議での秘密保護法案の採決をめぐり緊迫。午前中は各委員会の会期末処理が行われ、午後から本会議。森雅子、秘密保護法案担当大臣の問責決議案を採決し、与党の反対多数で否決したところで休憩。
府・与党は不測の事態にそなえて二日間の会期延長を行なうことを決定。衆院では内閣不信任案が出されたため、その処理が最優先とされ参院本会議の再開は大きく遅れました。6:30からは日比谷野音で反対集会が開かれ15000人が参加。国会周辺にも続々と市民が駆けつけコールが響きます。
21時に再開した本会議の冒頭で中川特別委員長問責決議案の議事に入りました。日本共産党を代表して私が賛成討論にたちましたが、与党の反対多数で否決。いよいよ秘密保護法案の採決に入るところで、みんなの党、維新の会の議員とともに民主党議員も立ち上がり議場から出て行ってしまいました。
民主党も反対討論に立つことになっていましたが討論権を放棄。自民党の議員に続いて仁比議員が反対討論に立ち、文字通りの自共対決になりました。仁比議員の討論の最終に民主党議員が議場に戻ってきました。議員総会で退席反対の声が多数だったために戻ってきたというもの。政党としての姿勢が厳しく問われました。
23:23与党の多数により秘密保護法案が成立。歴史的な暴挙です。絶対に許せません。本会議が休憩にはいったところで衆参の議員団総会を開き、志位委員長が憲法違反の法律はゆるされない、撤廃を求める新たな運動に立ち上がろうと挨拶。ガンバローを三唱して誓い合いました。
0:10に本会議が再開。国会を出たのは1:00前でした。
明け方4時に本会議終了後、宿舎で仮眠をとり、朝、議員会館に入ると、秘密保護法強行許すなの激励FAXやメールが山ほど来ていて、「よし頑張ろう」と気合を入れなおしました。
午後からひらかたれ特別委員会では仁比議員が、流出した内部文書をもとに警察によるイスラム国出身者の不当な大規模監視を追及。秘密保護法は公然と国民総監視体制をつくるものだと批判しました。
野党質問が終わり自民党議員の質問の途中に他の自民党議員が突然立ち上がり、声をあげたところで委員会室は騒然。何も聞こえないまま、与党は「採決」したと称して退席しました。民主、みんな、社民、生活の国対委員長と共に議長に「採決とは認められない。委員会に差し戻せ」と申し入れ。このような暴挙は絶対に認められません。
ただちに議員会館前で集まっている皆さんのところへ行き、「審議はまったく尽くされていない。採決などといえるものではないか」と訴え。他の五野党の国対委員長とともに山崎参院議長に「採決は認められない。委員会に差し戻せ」と申し入れました。
夜になってから本会議が開かれ、今日委員会採決された他の委員会の採決が行われました。10:40に参院本会議が休憩。秘密保護法案を緊急上程することを与党の多数で決したうえで、採決は明日の午後1時から本会議を再開して行うことに。
本会議場から外に出ると、深夜にも関わらずたくさんの市民が国会を取り囲んで廃案を求めるコールの最中。最後まで一緒に闘い抜きます。
追及。
終了直後から本会議。民主党が全会一致法案であっても押ボタンでなく記名投票を求めたため一回目の採決が予定より大幅に時間がかかりました。すると自民党が議場内で休憩動議を出し、倫理選挙特別委の委員長報告の最中であったにも関わらず、議長がこの動議をとりあげて採決し、休憩となりました。
午後はさいたま市大宮で地方公聴会。昨日の晩に与党の提案で委員長職権により決めたもので他の野党は国民の声を聴く条件がなく認められないとして参加しませんでしたが、我が党は、賛成意見だけが述べられる公聴会にしてはならないと、困難であっても公述人、傍聴人を組織し地方公聴会に参加しました。
夕方理事会で明日午後の三時間半の質疑を与党が提案し一方的に確定。明日にも採決を強行する構えです。夜になってから本会議が再開。22:30ごろに延会手続きをとり、0:10に再開。自民党から内閣委員長、経済産業委員長の解任決議案がだされ、その採決が行われました。
我が党から山下、倉林両議員が反対討論に立ちました。本会議終了は明け方の四時ごろ。途中、休憩があり議員団の控室で翌朝の「赤旗」を読みました。妙な気分です。
午前中は秘密保護法案の参考人質疑。昼休みには議員会館前の反対集会で国会情勢報告。特別委の朝の理事会で、自民党からいきなり、「明日午前中、テレビ入りの総理質疑、午後に大宮で地方公聴会」との提案。何が何でも明後日の委員会採決、6日の本会議採決を強行する構えです。
それをうけ13時から参院野党国対委員長会談。自民党が、閣法をゴリ押しするために与野党合意による運営の努力をしている民主党の内閣委員長、経済産業委員長の解任動議を出そうとしているとの報告もありました。
秘密保護法の徹底審議を求めるとともに解任動議は不当だとの認識で一致。与野党国対委員長会談に切り替えるようその場から自民党に電話で求めましたが、自民党は拒否。問答無用の構えを強めています。
明日は、総理テレビ入りで秘密保護法案の質疑を行うことが決まり、私がバッターに。午後は、様々な対応があって質問準備ができず、通告は夜遅くなりました。
今日は10時から17時半まで参院国家安保特別委員会。仁比議員とともに秘密保護法の質問に立ち、特定秘密を扱う者に行われる適正評価について追及。恐るべき国民総監視体制が浮き彫りになりました。
私は航空自衛隊員からの内部告発をもとにすでに行われている自衛隊での秘密取扱者の調査について質問。プライバシーや思想信条にかかわることまで身上明細書として提出させたうえ、自衛隊情報保全隊が事前点検をして身辺調査をすることを内部告発を示しながらただしました。
仁比議員はまず、自民党石破幹事長の「デモはテロ」は発言を厳しく批判。特定秘密法ができれば、自衛隊のような身辺調査体制が公安調査庁や警察と一体で作られるとただしまた。.
さらに、「適性評価」で対象者に関する情報提供をどのように求めることができるか追及。それに対し、上司や同僚に質問し、行政機関のほか信用調査機関や医療機関などにも情報の提供を求めていくことを明らかにしたうえで「国に照会権限が認められており、照会を受けた団体は回答する義務がある」と答弁。
委員会室では「国民総監視体制だ」「恐ろしい」との声が思わず上がりました。こんな法案は絶対に通してはなりません。明日は参考人質疑が決まりましたが、それ以降の日程の提案は与党からはまだありません。しかし、なにがなんでも会期内に成立させようという構えを強めており、緊迫が高まっています。
国会の周りは騒然としており、夜のキャンドル行動にはネットで知ってものすごい人が集まりました。廃案にむけ、さらに国会を包囲しよう!
衆院議員会館で開かれた日韓・韓日議員連盟合同総会に参加。午前中は安保・外交委員会で議論し、正午からの閉会総会にも出席しました。
安保外交委員会は9時から始まり、予定を超えて12時前まで議論しました。日本側の委員長の自民党の中谷衆院議員から参加した各党の議員の紹介があり、私は「もっとも歴史があり、一番筋を通している党、日本共産党の井上議員」との紹介されました。
冒頭から韓国の議員から、慰安婦問題など歴史認識の問題で発言があり、各議員からも北朝鮮の核問題の解決や北東アジアの平和と安定のための日韓関係の強化の重要性を指摘し、その妨げとなっている安倍政権の姿勢への批判の声が続き、集団的自衛権行使容認についての強い懸念も出されました。
私は、慰安婦問題で日本が謝罪と賠償をすることが必要だと述べつつ、対話による外交的解決の重要性を強調。東南アジアでの平和の共同体の発展を示しながら、6か国協議に立ち戻り、北東アジアでの平和の枠組み作りについて提起しました。
最後に委員会の共同声明を確認。閉会総会では全体の共同声明が確認されました。終了後、議員会館で質問準備など。夜は、京都の自由法曹団の結成50周年祝賀会。党代表のあいさつは倉林議員でしたが、「秘密保護法の状況について挨拶してほしい」と急きょ要請があり、檀上から国会情勢と廃案への決意を述べました。がんばろう!
今日も秘密保護法で質問。四党修正で、特定秘密指定の有効期間を原則60年で上限したことについて、「なぜ60年なのか」とただしましたが「特に意味はない、30年の倍」といういい加減な答弁。
外相に安保関係の秘密文書、非公開文書はどけだあるのかと聞くと、網羅的にはわからないとの答弁。膨大な文書には、今も公開されていない61年前の旧安保制定時の関連文書もあるが、特別秘密に指定できるのかと森大臣に質すと、可能との答弁。委員会室で驚きの声が上がりました。
そうなれば、60年前の文書をこれから60年間特別秘密にすることもでき、さらに例外もあり、「120年間も秘密で、事実上の永久秘密だ。外交判断への国民的検証も不可能になる」と厳しく批判ししました。やはり、この法案はだめだ。
午前中は外交防衛委員会の理事懇と、国家基本政策委員会の合同幹事懇。午後からのNSC特は官房長官の出席や委員長の非常識な委員会運営をめぐり開会が遅れ、中断も。委員会が終わったのは20:30ごろ。それから月曜日の質問の準備と通告。今日も22時過ぎになりました。やれやれ。
午前中は外交防衛委員会で障害者権利条約に関する参考人質疑。東大客員研究員の川島聡氏、DPI日本会議事務局長の尾上浩二氏、全日本手をつなぐ育成会理事長の久保厚子氏、JDF幹事会議長の藤井克徳氏の意見陳述を受けて質疑しました。
現場から、様々な課題が提起され大変有意義でした。私は、社会保障改革推進法で、自助、共助が強調されていることについてご意見を伺いました。それぞれから「公助の強化なしに自助・自立はない」と共通のご意見でした。
午前中に参院野党国対委員長会談を開き秘密保護法の対応等について議論。みんな、維新という修正合意の会派を含めて、参院での徹底審議を求めることで一致し、午後に共同で記者会見をしました。
NSC特別委与党と委員長の乱暴でルール無視の運営をめぐって紛糾。大幅に遅れて始まり、しばしば中断しました。
私は、核密約について、米国立公文書館で公開された文書を示しても、歴代首相や外相が「存在しない」と答弁してきたが、民主党政権時代に外務省内で発見されたことを質問。数々の密約を交わしながら虚偽答弁してきた自民党が国民に秘密の保護などいう資格なしと追及しました。
詳しくは「赤旗」の記事で。http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-30/2013113003_01_0.html