活動日誌

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「外交安保・核廃絶」の記事

 小浜1.jpg参議院拉致問題特別委員会の視察で福井県小浜市に行きました。地村保志・富貴惠夫妻が拉致された現場である小浜公園の展望台で福井県警から説明を受け、市役所では、地村保志さん、松崎晃治小浜市長、森本信二・救う会福井会長、特定失踪者家族の河合喜代子さんからお話をきき、質問にも答えていただきました。
 拉致現場の展望台は小浜市街と美しい海が見渡せるとてもいい場所。ここで、あのような拉致事件が起きたのは信じられない思いです。
 地村さんは帰国し、小浜市役所職員を務めた後、退職されて現在68歳。拉致を風化させないための子どもたちへの講演活動や運動に力を入れておられます。
IMG_6022.jpg「帰国して20年だが、北朝鮮にはそれ以上の24年間拉致されていた」との言葉に胸が詰まります。お話では先日の国民大会での岸田総理の「首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」との発言に期待する一方、政府からこの間の日朝間の協議についてなんら具体的情報がないとの指摘がありました。
 また、地村さんは個人的意見としつつ、「全拉致被害者の早期一括帰国というが、北朝鮮での家族や健康など様々な問題があり無理だ。発想を変える必要がある」と指摘され、「北朝鮮の側にも見返りがあるようにしなければ首脳会談の実現は難しいのではないか」と述べられました。
 今後の特別委員会の質疑や政府に取り組みを迫るうえで、大変有意義な懇談でした。小浜市を出て、バス⇒在来線⇒新幹線を乗り継いで東京へ。明日は軍拡財源法案と孤独孤立対策推進法案の二回の質問で資料に目を通しながらの移動です。

 IMG_3554.jpg今日は内閣委員会で孤独孤立対策推進法の質問を25分。終了後、財政金融委員会で小池議員との差し替えで軍拡財源法の35分の質疑に立ちました。一方、衆院から送られてきた悪法をめぐり、与党が十分な審議もないままに採決を狙う中、対応をめぐって国対間協議も断続的に行いました。

 マイナンバー法案も入管法は十分な審議もないままに参院に送られてきて以降、マイナンバーをめぐるトラブルが次々発覚したり、入管が統計をとっていないと答弁したいたものが実は存在して国会に提出されるなど新たな事態が起きています。「衆院と同程度の質疑時間になったのでそろそろ採決を」などというのは通用しません。

 軍拡財源法の質問の赤旗記事を紹介します。

米要求で軍事費青天井 参院委 井上氏 「有償軍事援助」を告発

 井上氏は、米国が価格や納期を一方的に決定できるFMSによる武器購入について、2020年の参院本会議で、調達・維持費の高騰や未納、未精算など「改善すべき課題が山積している」などとする警告決議が上がったと指摘。日米協議が行われてきましたが、未納・未精算は改善しておらず、「FMSそのものの不公平な枠組みにも手を付けてない」と強調しました。

 井上氏は、FMSによるイージス・アショアについて、14~18年度の武器調達計画である「中期防衛力整備計画」には盛り込まれていなかったが、17年の日米首脳会談直後に導入が決まり、18年度予算案に盛り込まれたと指摘。ずさんな計画が破綻して、イージス・システムの洋上化が進められているが、総経費は、当初より大幅に膨れ上がっていると追及しました。防衛省の茂木陽審議官は「現時点で具体的な金額を示すのは困難だ」と述べるのみでした。

 井上氏は、イージス艦が新造されるたびにFMSによる装備品が拡大していることを示し、「(政府は)必要なものを積み上げて軍事費がGDP(国内総生産)比2%となったというが、実際は米国の要求に応えたもの。FMSによる大量購入で軍事費を青天井にするのは許されない」と批判しました。

 午前中の本会議で軍拡財源法が審議入り。日本共産党から小池書記局長が質問に立ちました。小池ンさんが冒頭、「軍拡財源法について質問します」と述べると自民党席がざわつき「防衛費だ」との声があがりました。多くの党が「増税は反対だが防衛力強化は必要」としている中、日本共産党が正面から大軍拡反対と主張していることが際立ちました。

 朝8:15から国対の会議。終了後、2025年デフリンビック東京大会推進議連の総会に参加し全日本ろうあ連盟や東京都から大会準備状況の報告と政府への要望をお聞きし、各省庁から要望に応えたの取り組みについての発言など続きました。

広島に住んでいる、広島国泰寺高校の同級生から朝、こんなLINEがありました。
「サミットに期待はしていませんでしたが、やはり、ガッカリです。
ヒロシマビジョンにヒロシマを冠してほしくない。
ヒロシマの願いを汲み取ったものにはなってないです。
市民に苦痛と不便だけ与えてパフォーマンスに終わった感じです。
何かしら意味があったのでしょうか?」というもの。
朝からもやもやしていた怒りに任せて書いたとのことでした。
 発表された「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」は、「核兵器のない世界」を「究極の目的」として永久に先送りし、「核抑止力」を公然と宣言。「核抑止」とはいざというときには核兵器を使用し、広島・長崎のような非人道的惨禍を引き起こすことはためらわないという議論。 
 しかも核兵器禁止条約には一言もふれていません。サミットの首脳たちは原爆資料館でいったい何を見たのか、岸田総理は何を説明したのか。
 こんな「ビジョン」にヒロシマの名前を冠してほしくないというのが被爆地からの声です。地元紙のインタビューに、カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(91)は、「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判しています。
 サミットに先立ち、ICANの主催で開かれた「G7国会議員フォーラム」の広島会議にGW中に参加しました。会議の前にカナダやイタリアの国会議員、日本の超党派の国会議員で原爆資料館を訪れました。

 時間をオーバーして食い入るように展示を見つめていた、カナダ、イタリアの国会議員。その後の会議では、核兵器の使用がもたらす破格的な影響を認識し、あらゆる核兵器使用の威嚇を明確に非難し、核兵器禁止条約の重要性について認識すべきとする声明を採択しました。
 これこそ被爆地から示すべきビジョンです。

 午後の衆院財政金融委員会で軍事費財源確保法の採決を自公が強行し、可決。田村貴明衆院議員は討論で、「憲法違反の大軍拡を進める法案の採決は許されない」と反対しました。来週23日の本会議で採決が予定されていますが、参院に送付されても徹底審議を通じて廃案をめざします。

 午前中の本会議は採決二法案だけで10分で終了。その後、来週の論戦に向け、孤独孤立対策法案のレクや財源確保法についての打ち合わせなどなど。

 マスコミ報道はG7サミットに集中。7人の首脳がそろって原爆資料館を訪問したのは初めて。オバマ氏10分間と違い、40分間の訪問となりましたが、展示の中の原爆被害の実相を見たのかどうかは不明です。

 サミットに先立つ日米首脳会談では、「核抑止」に固執する姿勢を示し、バイデン氏は日米同盟における「核の傘」の存在を改めて強調しました。被爆地広島の心とは相いれないものです。

 

 5.10岩渕.jpg連休明け最初の本会議が開かれ、原発推進等五法案化審議入り。日本共産党から岩渕友議員が質問に立ちました。連休前から次々と参院に送られてきている悪法の一つ。岩渕議員は、岸田総理に対し、福島原発事故の反省も教訓も投げ捨てて原発回帰に進むことを厳しくただしました。

 衆院財務金融委員会では、軍拡財源確保法案について、塚田委員長が野党が求める被災地での地方公聴会の開催にも応じず、質疑を打ち切り採決を強行しようとしているは「国民不在の国会運営」だとして日本共産党と立憲民主党で委員長解任決議を提出しました。これにより今日の委員会は流会し、採決はなくなりました。

 午後は来週以降の質問に向けての準備など。夜は高校の東京同窓会。年二回行われてきましたが、コロナ禍のために三年ぶりのリアル開催。久しぶりに会う、同窓生の皆さんと楽しく交流。最後は恒例の応援団OBによるエール。団長役を務めました。ちゃんと声は出ました。(*^^)v

 4.28広島①.JPG京都を朝出て広島市へ。ICAN主催の「核兵器廃絶に向けたG7国会議員サミット」にともに被爆二世である笠井亮議員と参加しました。
 昨日、参院議員会館で開かれた東京セッションに続いての開催。海外からの国会議員の参加は、カナダのヘザー・マクフィァソンさんとイタリアのラウラ・ボルドリーニさん。昨日は米国位以外の国の議員からのビデオメッセージも寄せられました。日本からは与野党の国会議員が参加しました。
 午前中は平和資料館を見学した後、原爆慰霊碑に献花。午後に広大東千田キャンパス内でフォーラムを行いました。川野徳幸・広大平和センター長からの挨拶の後、6歳のときに広島の爆心地から2・3キロで被爆した田中さん(84)が英語で証言。
 IMG_4549.JPG田中さんは「心の傷、放射能のダメージは私と常に一緒にあった」と述べ、「核兵器は地球を破滅に導く。非人道的で、地球上に存在させてはいけない」と強調。各国の指導者に対し「地球という船の乗組員として、お互いに助け合い、外交を通じて平和を創造するときだ」と呼びかけました。
IMG_4575.JPG ICANからの報告に続いて、国会議員の意見交換となりました。その中で、笠井さんは「核兵器不拡散条約と核兵器禁止条約は車の両輪。これまでの合意を踏まえて前向きな姿勢を示すべきだ」と指摘。私は「核兵器の非人道性を一番よく知る日本こそ、核抑止論から決別し、役割を果たすべきだ」と訴えました。
 最後に、「来る広島サミットにおいて、G7首脳は被爆者と面会し、その話を聞き、核兵器の使用が人々と環境にもたらす破格的な影響を認識すべきである」「あらゆる核兵器使用の威嚇を明確に非難し、世界的な核軍縮を前進させるうえでの核兵器禁止条約の重要性について認識すべである」など盛り込んだ声明を採択しました。   

 強靭化.jpg今日のしんぶん赤旗に掲載された全国の自衛隊基地の「強靭化」計画の資料。27日の予算委員会の質問で使ったもの。小池書記局長が質問で明らかにした、報復攻撃を想定した「強靭化」計画の対象地区が全国にあり、どこでも戦場になる可能性があることを地図で分かりやすくしました。

 16時から本会議が開かれ、年度末が期限となる「日切れ法案」の採決が行われました。終了後、明日からの県議・政令市議選の第一声のために新潟市へ。金~日は、新潟⇒長野⇒愛知⇒京都と応援に回ります。来週は質問が続くので、その準備のための資料を鞄に詰めての移動。ずっしり重いけどがんばります。

 今日は午前中な内閣委員会の理事懇が開かれ、来週火曜日の一般質疑の日程を決めました。その後は選挙応援日程の調整や演説準備、来週の質問準備などなど。

IMG_3347.JPG 「建設アスベスト訴訟京都第二陣判決」報告、請願書名提出の院内集会に参加しました。23日の京都地裁判決は、全員救済には至らなかったものの建材メーカーの責任を認めて賠償を命じました。この間、建設アスベストの各地の訴訟で、最高裁をふくめ計18回の判決で建材メーカの責任を認めています。
 にもかかわらずメーカー側は無益な争いを続け早期の解決を一切拒否しています。その中で、すでに原告の多くが亡くなっています。全面解決のためには建材メーカーが参加する基金制度の創設が求められています。そのためには法改正が不可欠です。そのために共に奮闘する決意を述べました。
 朝8時からは「ミャンマー民主化議員連盟」の総会。在日ミャンマー人グループの皆さんも参加され、政府に「衆参国会決議の実現のため、日本政府がこれまで以上に具体的かつ実効性ある対応を実施」することなどの要請書を手渡して訴えられました。
 政府からミャンマーの最新の動向とこれまでの議連の要請についての対応状況について報告を受け質疑応答。ちょうど、今日の朝刊でミャンマーの国軍がスーチー氏率いるNUGの政党としての登録を抹消するという暴挙が報道されただけに、日本国政府の強い対応を求めました。
 
 今日、日本共産党として同性婚を法制化する民法改正案、「婚姻平等法案」を参議院に提出。仁比、倉林、伊藤議員が小林参院事務総長に手渡しました。実現のためにがんばります。
 
23.3.27 予算1.jpg 予算委員会の集中質疑で質問に立ちました。金曜の予算委質問の続きで、岸田政権の大軍拡の実態と報復攻撃の危険、平和の外交への転換について岸田総理をただしました。
 私は、外務省のHPで軍拡競争が「侵略や武力による威嚇の意図がなくても、他の国の不信感を高め、不必要な武力紛争を引き起こすことになりかねないのです」と述べていることを示し、敵基地攻撃能力保有の危険性を指摘。 岸田首相が「無制限の拡大ではない」と述べたのに対し「五年で軍事費を二倍にし、世界三位の軍事大国になる。無制限の軍拡に等しい」と批判しました。
 さらにウクライナへの侵略への責任は上げてロシアにあるとしたうえで、背景にNATOとロシアが軍事対軍事の対応に陥った「外交の失敗」があると指摘して岸田総理の認識を質しましたが、総理は「問題は、国連憲章違反の侵略を行ったロシア」と繰り返すばかり。侵略の事態となった「外交の失敗」について何の分析もせず、「今日のウクライナは明日の東アジア」とのべて大軍拡を進める岸田内閣を厳しく批判しました。
 午前中の本会議は岸田総理からウクライナ等訪問についての報告があり、各党が質疑。日本共産党から山添議員が質問に立ちました。
23.3.27予算2.jpg 今日は扇千景元参院議長の葬儀が正午から増上寺で行われました。9時すぎにご遺族が国会正門前に来られ、ご遺骨を抱いてご挨拶があり、私も並んでお見送りをしました。本会議では扇元議長に弔詞を捧げることを確認し、尾辻議長が朗読しました。
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