朝の2時半に土地利用規制法案が採決され、与党などの賛成で可決・成立しました。審議するほどぼろが出る中で、乱暴に審議を打ち切り、緊急上程して採決するというやり方に怒りを込めて未明の本会議に臨みました。
終了後、宿舎に戻って仮眠し、8:30から国対の会議。10時から会期末処理のための各委員会が順次開かれ、外交防衛委員会、ODA特別委員会、倫理選挙特別委員会に出席しました。外防委前の理事会で請願の取り扱いの協議が行われました。
女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願について、私は採択を求めましたが、自民党が「すべて保留」したたため、沖縄の風の伊波議員は同請願の採択賛成を表明しましたが、他の会派も「全会一致が原則なのですべて保留やむなし」という発言が続きました。結果としてすべての請願が「保留」となり、残念です。
11:30から本会議。先立つ議員団会議に、お元気になられた市田副委員長が出席され、拍手で歓迎しました。本会議は、会期末処理のみで5分で終了。その後、議員団控室で正副議長のあいさつ回りを受けました。
12:15から議員団総会。志位委員長が挨拶に立ち、新型コロナウィルスから国民の命を守る論戦や市民と野党の共闘の前進など日本共産党国会議員団が果たした役割を強調、「この夏は『勝負の夏』だ」として、都議選、総選挙の先頭に立とうと呼びかけました。
19:30から内閣委員会が再開。田村議員が質問に立ち、厳しく追及しました。質疑後に採決が行われ、与党などの多数で可決したのは21時半過ぎ。本会議への緊急上程する議案は限定されており、通常、本会議の採決は翌日です。ところが本会議を再開して緊急上程し、今夜中に可決・成立させるという与党の提案通りに我が党や立憲の反対にもかかわらず、水落議運委員長が職権で決定しました。
外交防衛委員会で、一般質疑と、日英原子力協定改定議定書など三条約の質疑の二回の質問に立ちました。一般質疑で取り上げたのは、広島県の被爆建物である旧陸軍被服支廠の全棟保存の問題です。
四棟すべての保存を求める県民の声が広がる中、当初一棟のみ保存としていた広島県が、耐震化した上で全棟保存することに踏み出し、重要文化財の指定を求める方向を示したことを受け、国の支援を求めました。