活動日誌

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「外交安保・核廃絶」の記事

 政府は朝の関係閣僚会議で、福島第一原発の汚染水について海洋放出する方針を決めました。朝の速報で流れて以来、怒りの声が広がっています。「漁業関係者の理解なしにやらない」と言いながら、問答無用で放出する姿勢。

 菅内閣による国民の声を聴かない強権政治の害悪がまたもや示されました。麻生副総理の会見での「あの水は飲んでも大丈夫」という発言にも怒りがわきます。強権の一方で無責任で、漁業者の無念にあまりにも無頓着な発言。一刻も早く、この政権倒したい。

 ミャンマーの国軍による市民の殺傷や弾圧のニュースに胸が痛みます。防衛省からこの間のミャンマー国軍との交流や支援、クーデーター後の対応について外務省からはいっそう事態が悪化しているもとでの継続中のODAの対応等についてレクを受けました。

 両省とも国軍の支援になるようなことは行わないとしつつも、実に中と半端。明確に支援を断ち切り、ミャンマー国民の立場に立つ姿勢を具体的に示すよう求めました。

 質問準備や原稿チェック、資料整理、うちあわせなどに費やした一日でした。

 

 

 

 21.4.12決算委.jpg決算委員会で質問しました。先週から省庁別審査が始まり、今日は外務省、防衛省、JICA。まずは女性差別撤廃条約と選択的夫婦別姓。茂木外相からは選択的夫婦別姓について、「国際社会では認める国が大半であり、若い人には賛成が多い。ジェンダー平等、女性のエンパワーメントは社会に活力をもたらす」と前向きの答弁。
 しかし、閣議決定された第五次男女共同参画基本計画では、これまであった「選択的夫婦別氏制度」や「国連女性差別撤廃委員会」という言葉が、与党審査をへて削られてしまいました。
 自民党内の一部の意見を優先して、選択的夫婦別姓を求めるこれまでの取り組みや国会論戦を否定し、国連の委員会の勧告を無視することは許されないと強調し、実現を求めました。
 続いて核兵器の問題。政府が英国の保有核兵器の増大を容認し、米国の核兵器の先制不使用宣言に反対したことは唯一の戦争被爆国として許されないと指摘し、さらに核搭載可能な米軍B52戦闘機と航空自衛隊の共同訓練についてただしました。
 米戦略軍の広報は、米国の「核の三本柱」である長距離爆撃機、大陸間弾道ミサイル及び潜水艦発射弾道ミサイルの訓練を昨年二月に行ったこと、その訓練の一部としてB52と自衛隊の共同訓練が行われたことを明らかにしています。
 米軍の核攻撃の訓練に日本の自衛隊が共同訓練として参加していることは重大です。このような訓練を中止し、核兵器禁止条約に参加することこそ被爆国政府のやるべきことだと迫りました。
写真 2021-04-09 16 09 21.jpg「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」として、ミャンマーのNLD国会議員らによる「連邦議会議員代表委員会(CRPH)」との共同声明を外務副大臣に渡し、国軍への一切の支援の中止など要請。
 「どのタイミングと手段が効果的か検討中」とする外務省に議連側から「すでにクーデターから二か月以上たち、日々事態は悪化している。いつまで検討なのか」の発言が次々出されました。
対応した鷲尾副大臣は「指摘は重く受け止める」と発言。直ちに決断を!
 10時からの本会議は採決だけで10分で終了。続いて議長の呼びかけによる会派代表者懇談会が開かれ、前回の参院選挙制度改定の際の自民党による非民主的なやり方に対し、自民党から「遺憾の意」が示されたのち、参院改革協議会を設置することを確認しました。
 月曜日の決算委員会に向け、選択的夫婦別姓についての国連女性差別撤廃委員会の勧告の取り扱い等について外務省からレクをうけたあと、文書で質問通告。
 IMG_2308.JPG外務省に求めていた「ミャンマーに対する実施中のODA案件」が今日、届きました。有償資金協力は31件、無償資金協力は18件、技術協力は22件もある。ミャンマー国軍を利する案件は直ちに中止/停止すべきです。
 10時からの本会議は承認人事と一法案の採決のみで10分で終了。その後、男女共同参画第五次計画について内閣府から、自衛隊の日米仏共同訓練、米軍のB52爆撃機との共同訓練について防衛省からそれぞれレクを受けました。
 人権外交.jpg朝の国対の後、午前中は議員会館で開かれた、「『人権外交』を推進する議員連盟」の設立総会に参加しました。
 総会では、設立趣意書・規約の確認に続き役員選出が行われ、会長に立憲民主党の中川正春衆院議員を選び、日本共産党から笠井亮さんが幹事となりました。
 設立趣意書では、北朝鮮の拉致問題、中国の香港民主化運動への弾圧、ミャンマーでの弾圧、ウイグル自治区などでの人権侵害や、そうした弾圧等による難民問題、日本国内での人権に対する体制整備など幅広く取り上げ、「人権外交」を基軸として議員外交を展開することもめざすとしています。
 
 「ミャンマーの現状と日本の課題」のテーマの勉強会も行われ、三氏から、ミャンマーの事態に対し各国政府に比べて日本の対応が不明確であること、日本のODAが国軍関係企業の利益につながっていること、ミャンマーの人権侵害と日本企業の関与と責任など報告があり、質疑応答しました。
 午後からは日印ACSAについて外務省レク。続いて党本部で幹部会。明日の全国決起集会で志位委員長が行う報告について提案があり議論しました。途中で国会に戻り参院野党国対委員長会談に出席して、当面の国会対応などについて協議しました。
 午前中の参院本会議で、35人学級法が成立。本会議での討論は与野党対決法案の場合がほとんどですが、昨日は野党三党が賛成討論に立つという異例の本会議になりました。
 それだけ、多くの皆さんの思いが待ち望み、さらに前進を願っているということ。吉良さんは、35人学級を求める署名が32年間で累計4億6千万人分となったことを紹介し、保護者、教職員の長年の運動の成果だと強調し、今後の課題も明確に指摘。とてもいい討論でした。
 NLD2.jpg午後から、超党派の「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」としてミャンマーのNLDの国会議員の皆さんとオンライン会議が議員会館で行われ、小池書記局長と共に参加しました。与野党から約25人が参加。在京の外国大使館からも参加がありました。
 NLDの皆さんは、それぞれ国軍から避難した場所からの参加。安全の確保のために会議についての外部への発進は19時まで控えるように呼びかけられ、緊張のなかでの会議となりました。
 NLD.jpgNLDの国会議員からは、国軍による国民弾圧の実態が生々しく報告され、「国軍を政府として認めないこと、国軍に利益になるような経済支援を行わないこと、国民に選ばれている私たちによる政府を認めること」との強く訴えられました。
 早急に共同声明をまとめて、日本政府にも申し入れること。今後もオンラインでの交流を続けることなど確認しました。力を尽くしたい。
 IMG_2278.JPG今日の外交防衛委員会で「思いやり予算」特別協定の質問に立ち、反対討論も行いました。日米地位協定上、日本に負担義務がないにもかかわらず、「思いやり」と称して、1978年に基地労働者の福利費などの負担に踏み切り、その対象を施設整備や光熱水料、訓練移転費等へと拡大させてきました。それを見直しもせず延長するもの。
 質疑の中で、安全保障上の日米の役割分担の下で「思いやり予算」が適切な内容、水準となるよう対応するとの答弁が繰り返されました。
 しかし、そもそも条約上日本に負担義務がないものであり、適切な内容、水準などありません。しかも在日米軍基地は安保条約の範囲をはるかに超えて世界的規模で米軍が自由に展開する基地となっています。このような負担をさらに続けることは容認できません。 
 IMG_3095.JPGさらに、提供施設整備では「国民の理解が得られない」としてボウリング場などの娯楽施設への日本の負担をやめたにも変わらず、辺野古基地建設に伴いキャンプシュワブでのボウリング場整備費を負担することをただしました。
 「提供施設整備ではなく米軍再編経費なので別制度」という屁理屈で負担するのもですが、国民の税金を米軍の娯楽施設に使うことは同じ。国民の理解は到底得られないと中止を求めました。
 都心上空の米軍ヘリによる低空飛行問題も取り上げました。いまだに「毎日」が動画も公開して報道した航空法の最低安全高度以下の飛行について、「米軍に事実関係を確認中」とする外務、防衛両大臣を野党各党が批判。「最低安全高度以下は論外だが、そもそも一国の首都の中心部の上空を他国の軍が訓練飛行するなど許されない」と強調し、日米地位協定の抜本改定とともに緊急に都心上空での訓練の中止を米側に求めるよう迫りました。
 
官邸前ハンスト.jpg 夜は首相官邸前で、今日、インドネシアとの2+2で護衛艦を輸出することを決めたことに抗議する緊急集会に参加し挨拶。
 官邸前では辺野古基地建設の埋立に遺骨の残る土砂を使うことに反対して宜野湾市出身の金武美加代さんハンストを継続中。先日の質問で中止を迫ったことをお話しし、激励しました。
 IMG_2273.JPG16:30から開かれた参院本会議で、来年度予算案の討論・採決が行われ、与党の賛成多数で可決・成立しました。まともなコロナ対策がない一方、軍事費は過去最高。残念です。
 今日、嬉しかったのは予算案の記名投票の際に、本会議場にできたスロープを使って、立憲の横沢議員やれいわの舩後議員が車いすで木札をもって登壇して初めて投票できたこと。
 2019年選挙で三人の車いすユーザーが当選し、参院のバリアフリー化が進んできました。スロープはその一環。これまでは参院の事務局職員が投票を代行していました。れいわの木村さんは今日は欠席でしたが、車いすのお二人が檀上で投票する際には拍手が起きました。
 予算関連で所得税法や地方税法の討論・採決も行われ、本会議は3時間かかり、19:30に終了。採決後に、菅総理、麻生財務相の挨拶回りをうけ(写真)、三週間ぶりに京都の自宅に帰りました。
 委員会四回、本会議一回の質問のあった怒涛の一週間でしたが、昨日の委員会質問が法案ミス問題で今日にスライドするという突発事態もありました。
 今日の質問はミャンマー問題を取り上げました。クーデーターを行った国軍による弾圧の中止とNLD政権の原状復帰を求め、日本政府には国軍による政権を認めない毅然とした態度をとり、最大の経済関係国にふさわしく、国際社会とともに行動するよう求めました。
 21.3.24 本会議.jpg思いやり予算の特別協定を延長する議定書の本会議質疑に立ちました。条約上日本に負担義務のない在日米軍の駐留経費を「思いやり」と称して負担してきたもの。
 米国の財政赤字という当初の理由は、日本が先進国で最大の赤字を抱えている今、崩れており、延長ではなく廃止を求めました。
 質問の中で、先日の予算委でも取り上げた英国が保有核兵器の上限を180から260にすると発表した問題をただしました。予算委では「事実関係を確認したうえで検討」という茂木外相の答弁だったので、「検討した容認することがありうるのか。被爆国として抗議すべき」と質問しました。
 何と答弁は、「英国は今回の増強の背景に安全保障環境の変化があるとの認識を示し、核抑止力の確保のため上限引き上げが必要となったと説明している」「英国は、核兵器のない世界という長期的目標にコミットし、核軍縮を含むNPT条約の完全な履行に強くコミットしている」と英国の言い分を繰り返し「我が国は核兵器国にいっそうの核軍縮を促す」というだけでした。
 議場内は「抗議もしないのか」「それでも被爆国政府か」「将来無くすと言ったら、今、いくら増やしてもいいのか」など声が上がりました。
 「橋渡し」といいながら、核保有国の言い分を代弁するひどい態度。政権交代を果たし、核兵器禁止条約に参加する政府をつくるしかない。思いを新たにしました。
 今日は8:15から国対の会議。午前は本会議。午後は、打ち合わせ、ミャンマー問題での外務省レクと質問通告、紙議員の予算委質問傍聴などなど続きました。
 IMG_2267.JPG今日は二回の質問でした。午前中はODA特別委員会の予算委嘱審査。温室効果ガス削減のために途上国でも2040年までに廃止が求められている石炭火力発電について、日本がODAでインドネシアのインドラマユ発電所、バングラデッシュのマタバリ2発電所を進めていることをただしました。
 午後は外交防衛委員会で、米軍岩国基地に配備された米軍機が倍増し、中四国で低空飛行訓練被害が激増していることをただしました。
 空母艦載機が移駐完了前の17年と比べ、日本三景の一つである宮島の騒音被害が倍増し、世界遺産の大聖院での修行にも支障がでています。島根県浜田市や江津市でも騒音により学習発表会が中断したり、保育園で子どもたちが泣き出すなど被害が広がっていることを示して傍若無人な訓練の中止を求めました。
 愛媛新聞.JPGさらに追及したのが四国での新たな米軍機訓練ルートによる被害の拡大です。
 その際に配布したりが、3/21,22付の愛媛新聞。県に寄せられた米軍機目撃情報347件を地図に落とすと、既存の訓練空路であるオレンジルートとは違う四国中西部に集中。右下の拡大地図では川や谷筋にそった十字状の飛行路が浮かび上がります。
 同紙が「新たな訓練ルートが設定されたのではないか」としていることを示し、「米軍にただし、勝手な訓練をやめさせよ」と迫ると防衛相は「安全確保のために米軍は訓練航路を定期的に見直している」と容認する答弁。怒、怒、怒です。
 「米軍の運用であっても、日本の上空で勝手なことはさせないのが主権国家としての当然の態度ではないか」と強調し、訓練中止と日米地位協定の抜本改定を求めました。
 終了後、明日の本会議の原稿を仕上げて夕方までに通告しました。
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