午前中は参院本会議での代表質問、午後は衆院本会議で代表質問2日目で日本共産党の志位委員長が登壇しました。
志位委員長は質問時間半分以上を使って日本学術会議の任命拒否問題で追及しました法律違反であり、憲法で保障された学問の自由の侵害であることを様々な角度から具体的に質しましたが、菅総理はまともに答えることができず、同じ答弁の繰り返し。明日は参院で小池書記局長が質問にたちます。
参院の代表質問は立憲民主党と自民党。自民党の質問者がわざわざ「総理の内政、外交に渡る国家ビジョンと哲学を改めてご自身の言葉でもう少し国民に詳しく発信を」と求めたのに、総理は「自助、共助、公助、そして絆」という言葉の繰り返しと答弁原稿の棒読みだけ。語るべきビジョンと哲学も自らの言葉も持たないことが露呈しました。
広島国泰寺高校の先輩の被爆者の兒玉光雄さんが亡くなりました。旧制広島一中の校舎で被爆したただ一人の生存者でした。数年前の同窓会でお会いし、核廃絶の思いを聞かせていただきました。まるで核兵器禁止条約の発効を確かめるようにして亡くなりました。
全国で展示されている広島基町高校の生徒による原爆絵画の中には、兒玉さんの証言によるものが数点あります。この絵が核廃絶の遺志を受け継ぐことでしょう。私も後輩として受け継ぎます。合掌。
防衛省からイージス・アショア代替装備と敵基地攻撃能力保有問題でそれぞれレクを受けました。政府の検討状況について説明を聞き、憲法上の問題から予算にかかわる問題など質しました。臨時国会での論戦に生かします。
夕方には議員団会議。昨日の所信表明演説を受けての臨時国会でのたたかいについて議論し、各地だの党勢拡大の取り組みについても交流しました。
学術会議問題で午後から第8回ヒアリング。出席された大西元会長は、「推薦通り任命する義務はない」などとした18年の事務局文書の問題点を指摘し、事務局が会長らに相談せずに独自に作成するのはあり得ないことだと述べられました。
ところが事務局からは今日もこの文書の作成経緯について「確認中」とするばかりで資料提出がありません。さらに追及します。
ICAN川崎哲さんが昨日記者会見を開き、核兵器禁止条約の批准国が23日にも発効に必要な50か国を超える可能性があると述べられました。さあ、いよいよです。
一方、今朝のニュースで米国が、複数の条約批准国に、批准を取り下げるよう求める書簡を送っていたことが分かりました。書簡では「核禁止条約を批准する国家主権は尊重するが、それは戦略的な誤りであり、批准を取り下げるべきだと考える」と強調しているとのこと。
許せないことですが、それだけ彼らがこの条約を恐れている証拠。あらゆる妨害はねのけ発効させましょう。
朝から嬉しいニュース。ツバルが核兵器禁止条約を批准し 、発効に必要な50ヵ国にあと3ヵ国に迫りました。いよいよ日本政府の姿勢が問われます。
今朝のNHK『エール』は裕一がインパール作戦の前線に慰問に行き銃撃をうけるという朝ドラでは異例の凄惨なシーンで、今日は主題歌も無し。
太平洋戦争で最も無謀な作戦といわれたインパール作戦は中止となって撤退しました。ナレーションでは、兵士9万人のうち生き残ったは1万数千人としか語りませんでしたが、戦死者の大半は餓死と病死。撤退の道は「白骨街道」と呼ばれました。
この無謀な作戦に「お国のため」といわれて駆り立てられ、この戦争に学問も、文化も音楽もすべて動員され、その自由は奪われた。その痛苦の反省の上に憲法があり、学術会議もあることを改めてかみしめました。
午前中の国対で朝開かれた野党国対の報告を受けました。野党として、日本学術会議の任命拒否問題で、杉田官房副長官の出席のもとでの国会質疑を求めることで一致し、与党に要請しました。
午後から、京都市山科区の「平和を守る会」の総会で挨拶。日本平和委員会の地域組織として、草の根から平和の活動を続けておられます。
日本学術会議会員の任命拒否や敵基地攻撃能力保有や問題など、安倍政権の負の遺産を継承し、さらに暴走する菅内閣とのたたかいについて述べました。
続いて、府南部の宇治田原町議選勝利に向けた演説会。二期目をめざす山本ただし町議、妻の今西くみこ町議の後を継ぐ新人の今西としゆきさんの勝利を訴えました。
11/27告示で、26日からの臨時国会の本会議代表質問の真っただ中の選挙。コロナ禍の中、住民の命と暮らし守る町政・町議会の実現と菅政権による安倍政治継承にノー突き付け、政治の転換を進める選挙として、ご支援を訴えました。
すでに、27日付の「しんぶん赤旗」で報道済みですが、この写真が、普天間基地での有害物質を含む泡消火剤大量漏出の米軍報告書。防衛省が私の事務所に提出したもの。
事故の原因は格納庫近くで米兵がバーべーキューをしていて火災報知器が作動したが、操作方法がわからず、流出をふせぐためにドアを閉めようとしたものの10年間も故障していて閉まらなかったというもの。驚くべきずさんさです。
米軍は基地外に漏出した泡の除去作業は地元自治体まかせにし、一方、当初は国や県の立ち入り調査を認めず、認めて以降も事故地点の土壌採取など拒否しています。日米地位協定を抜本改定して地方自治体の立ち入り調査権を認めさせることは急務です。
今日は午前中の国対で朝の野党国対委員長連絡会議の報告を受け議論。野国連でも、杉田議員の女性を侮辱する発言は問題であり、自民党として対応するよう求めることで一致しました。その後の与野党国対で、23日からの臨時国会召集の方向だが、会期については提出法案がまだ確定しておらず流動的だと自民党からあったとのことです。