今日は日本共産党の102回目の誕生日。そんな日に許しがたいニュースが。アメリカ西部ワシントン州のシアトルで、広島の「原爆の子の像」をモデルに建てられた少女の銅像が、足の部分から切断され、なくなっているのが見つかり、警察は窃盗などの疑いで捜査しているとのこと。
広島育ちの被爆二世の私の入党の一番の動機は、核兵器のない世界をつくること。1990年に建立さたシアトルの「サダコ像」がモデルにしたのは広島の平和公園にある「原爆の子の像」。被爆して白血病によって12歳で亡くなった佐々木禎子さんをしのぶために同級生らがカンパを募って建立したものです。
「原爆の子の像」が建立された1958年5月5日は私の誕生日。私にとって特別の思いがあります。悲しい。銅が高騰していることで売買目的ではないかとされていますが。いかなる理由であれ許されません。
議員宿舎で本日〆切の原稿の執筆などなど。
日本原水爆被害者団体協議会の皆さんと田村委員長はじめ党国会議員団の懇談会。「『原爆被害への国家補償』を実現すること」「核兵器の禁止、廃絶を実現すこと」などの要請書をうけとり、参加された全国の被爆者の役員の皆さんから被爆体験や要望をお聞きしました。
私は懇談の中で、最近読んだ1963年の「原爆裁判(下田事件)」の判決について触れました。判決では被爆者である原告個人の損害賠償請求権は認めなかったものの、「アメリカ軍による広島・長崎への原爆投下は国際法に違反する」とした最初の判決として有名です。
さらに判決は、「被爆者個人は損害賠償請求権を持たない」が、「国家は自らの権限と責任において開始した戦争により、多くの人々を死に導き、障害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである。しかもその被害の甚大なことは、とうてい一般災害の比ではない。被告がこれに鑑み十分な救済策を執るべきことは、多言を要しないであろう。それは立法府および内閻の責務である。本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」と述べている。
この判決が、その後の被爆者援護施策や原水爆禁止運動の前進につながつた意義については何度も聞いてきましたが、判決そのものを読んだことがありませんでした。しかし、大評判のNHKの「虎に翼」のモデル三淵嘉子さんが判事として担当したしたことを知り、それについて書いた本を最近読みました。その本に掲載された判決文を初めて読んで驚きました。国は原告の訴えに対して反論していますが、その中でこう述べているのです。
広島・長崎での原爆投下で多数支障の結果を生じたことは「まことに痛恨事」としたうえで、原爆投下を直接の契機として日本国はそれ以上の抵抗をやめてポツダム宣言を受諾して無条件降伏し、第二次世界大戦が終結したとし、「このように原子爆弾の使用は日本の降伏を早め、戦争を継続することによって生ずる交戦国双方の人命殺傷を防止する結果をもたらした。かような事情を客観的にみれば、広島長崎両市に対する原子爆弾の投下が国際法違反であるかどうかは、何人も結論を下し難い」。
なんと、投下直後から米国政府が述べ、今も続く「原爆投下が戦争終結を早め、人々の命を救った」という原爆正当化論と同じことを日本政府が裁判の中で述べているのです。そこには、核兵器は人類と共存できない非人道的兵器であるという立場はありません。
今も続く、原爆の被害を過小評価し、米国の「核の傘」を容認して核兵器禁止条約に参加しない日本政府の姿勢の土台はこの時から変わっていないのではないかと憤りを感じたことをお話しし、「『原爆被害への国家補償』を実現すること」「核兵器の禁止、廃絶を実現すこと」にご一緒に全力を挙げることを誓いました。
午前中は志位議長のオンライン講義「自由に処分できる時間」と未来社会論を視聴しました。

熱海市の伊豆学習会館で開かれている民青同盟の第二回中央委員会であいさつ。「戦争する国つくり」についての国会論戦を中心にお話ししました。
東京に戻り、午後は非核の政府を求める会の第38回全国総会。 核兵器禁止条約が人類社会で「希望の光」を増しているとし、米国いいなりの「戦争国家作り」を終わりにして核の政府の実現を目指す議案を採択。私も発言しました。
午前中の本会議での入管法改定案の質疑で仁比議員が登壇。「むき出しの排外主義を世界に発信することに他ならないのではないか。こんな人権後進国であっていいはずがない」と熱く迫りました。
午後は参院改革協議会の選挙制度専門委員会。先週の各会派からの意見表明に基づき、自由討議。この間の議論を踏まえ、改革協議会にたいして提出する報告書をすることを確認しました。
京都に戻り、府委員会の事務所で堀川あきこ比例候補とともにZOOM企画「経済秘密保護法の危険な本質について」。今国会で次々と成立している戦争する国づくりにつながる法律や条約の危険な内容や国会審議の状況、共闘の展望と課題などについてお話しました。
https://www.youtube.com/watch?v=21cFYyH2cvg

午後からの内閣委員会でPFASについて食品安全委員会がまとめた食品健康影響評価書案について質問しました。同案は、国際がん研究機関が判断したPFOA。PFOSの「発がん性」について「評価できない」としています。
また、評価書案は許容一日摂取量指標値を示していますが、この量を毎日摂取した場合のによる血中濃度は、米国で健康への懸念が勧告されている濃度の十数倍にもなります。
国際的な最新の知見をまったく踏まえないもの。「これでは国民の健康を守れない。健康被害を未然に防ぐ予防原則の立場に転換すべき」と自見担当大臣や食品安全委員長に迫りました。
朝8時から「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」の勉強会に参加しました。来日したミャンマーのNUGの保健・教育大臣や少数民族代表が出席。国軍による一般市民への武力行使が続き、貧困と飢餓が広がる中で、国軍への批判が広がり、NUGの支配が広がっている生々しいお話や日本政府への要望を聞くことができました。
午前中は広島県警のカラ出張問題で警察庁からレク。夕方には「超党派 人道外交議員連盟」の設立総会に参加しました。

「戦争する国」への道――10日の参院本会議で経済秘密保護法案と陸海空の自衛隊の「統合作戦司令部」創設の法案の採択が行われ両案とも可決・成立しました。衆院外務委員会では日英伊で戦闘機の共同開発を行うための条約承認案が可決しました。日本共産党はいずれも反対。
私は本会議で経済秘密保護法案の反対討論に立ち、兵器の国際共同開発を進めるために、米国や財界から求められてきたものと指摘。身辺調査をうけ適正評価を認定された者だけが秘密を扱う体制を作り、科学技術の軍事動員を進め、プライバシー侵害で国民監視社会を作るとして反対しました。

終了後、議員会館前で開かれていた抗議の行動に参加し、成立した経済秘密保護法による人権侵害を監視し、特定秘密保護法とともに廃止する運動を始めようと呼びかけました。
続いて午後に開かれた参院政治改革特別委員会で各党の意見表明が行われ、日本共産党から私が行いました。
私は、自民党の裏金事件の全容を徹底解明するとともに、金権腐敗政治の根を絶つ根本的改革を実現するよう主張。自民党が真相解明に背を向け、甘い党内処分と「派閥解消」で幕引きをはかろうとしていることを厳しく批判。「証人喚問を行い、疑惑を徹底解明し、その責任を明らかにすることは国会の責務だ」と強調しました。

そのうえで、「抜け穴」をつくって企業・団体献金を温存した30年前の「政治改革」の失敗を指摘。「その認識を土台とした改革が今、求められている」として、日本共産党がすでに参院に提出している法案の中心点である、
▽裏金事件の温床にもなった企業・団体献金の全面禁止
▽ブラックボックスとなっている政策活動費の廃止
▽政治家の責任逃れを許さない仕組みの導入―を主張。
加えて、「政党の運営資金の大半を政党助成金に依存する『官営政党』になることはカネへの感覚をまひさせ、腐敗政治をつくり出す根源の一つになっている」として、「政党助成金は廃止すべきだ」と述べました。
また、自民、公明両党が合意した政治資金規正法改定に向けたとりまとめ案について、「肝心要の企業・団体献金の禁止には触れず、政策活動費も温存しつつ、その公開の中身も不明なものであり、およそ抜本的な政治改革には値しない」と指摘しました。
今週は経済秘密保護法の参考人質疑、対政府質疑と総理質疑、委員会と本会議での反対討論、さらにこの政治改革意見表明と続きました。フ~、と息をつきながら、来週の質疑の打ち合わせ。さらに明日の後援会総会参加の前泊で長野県佐久市へ。